オススメ本 八百六十五冊目 叙述トリック短編集 | カモシダせぶんの、日々の文

カモシダせぶんの、日々の文

松竹芸能のピン芸人、カモシダせぶんです。本屋と図書館が好き。そんな僕の、ブログです。僕を、知ってる人がいたら嬉しい。好きな小説家は詠坂雄二。好きな歌手は後藤まりこ。好きなダンは、モロボシダン。

現役書店員芸人ウルトラトウフ カモシダせぶんの


木曜に、一冊、本の話を


今回は、似鳥鶏の短編ミステリ集


叙述トリック短編集



叙述トリックとは…説明が難しいですが


「前提となってる部分」(主に前半)がひっくり返ってきたり、変わってきたりすることがメインのトリック、「視点」が思ってたのと違ってたというのが多いですかね。


僕は脳内で登場人物や情景を映像化しながら読むんですが


叙述トリックは読んでて、脳内の映像が一気に変わっちゃうんですよ…だから本当にビックリしちゃう。



特に面白かったのが「閉じられた三人と二人」叙述はバラし方も大事だと思うんですが、本当にこれはバラしが鮮やか。かつ発想も凄い。どの短編も「あっ、そう言う事ー」と思いましたが、この話は普通に声に出して


あっ、あぁーっ、なるへそ、そう言う事ーー。


と言ってました。


僕はなるほどをなるへそと言ってしまうタイプです。


前置きと、あとがきもしっかり読者に向けてて、とてもクール。普段なら軽く読むところですが、ここも「しっかり読ませるぞ」という気合が見えます。


似鳥系さんは前に「レジ前の推理」を読んだ以来で


横の楽しい注釈で似鳥作品の味を久しぶりに思い出せましたー。


叙述トリックの漫才や、コントってあるかな…


東京ダイナマイトさんの漫才で、ガキの使い見てるって松田さんが言ってて、日テレでやってるとか最初は合ってるんだけど最後まで聴くと


「はじめてのお使い」の事だったってボケは叙述かな…(ハチミツさんの「あれガキの使いって言うんじゃねぇよ」のツッコミ凄く好きです)


違うかな…お笑いでの叙述はムズい。


8/29(日)

【お笑いU40日本代表】

会場 新宿fu+803

開演 12時半

チケット 1000円

(スーパーニュウニュウ大将、大嶋の一番弟子さん、ロイヤルミゾクティーさんのトークライブ、ピンでゲストで出ますー)


8/29(日)

【小猿ライブ】

会場 新宿バッシュ

開演    16時25分

チケット 1200円