ピアカウンセリング(サポート)の場としての当事者会 | ほっとすぺーすCOZY(コージー)

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小平市にて、ひきこもり、うつ病などの当事者・経験者の語り合いの会を開いています。
ひきこもり、うつ病、不安障害、適応障害の生きづらさを抱えた方が本当の思いを話せる、一人一人自分を大切に思える会でありたいと思います。
運営者も当事者の一人です。

昨年10月の終わりから12月まで、他市の連続講座でピアカウンセリング(サポート)について学んできました。


資料からの引用ですが、

ピアカウンセリングとは、「相手の話を批判や評価をせず共感を持って耳を傾け(傾聴し)、自分の経験や体験を伝え合い分かち合うことによって、問題を抱えている人が自分で問題を解決していけるように手助けすること」です。

ピア(peer)とは、対等・仲間を意味し、「人は誰でも機会さえ与えられれば、自分の問題を自分で解決することができる」という理念が基本にあります。


私は20代の頃に産業カウンセラーの養成講座も受講しましたが、そこで学んだ来談者中心療法とも共通した理念であると思います。

ただ、来談者中心療法が相談者とカウンセラーの関係で行われるものであるのに対して、ピアカウンセリングは、当事者同士が対等な仲間として互いに助け合うことに違いと意味があると思います。


私は、ひきこもり家族会のNPOにもスタッフ(ボランティア)として籍を置いていて、2015年から4年程、ひきこもり等の当事者の居場所(コミュニティカフェ)の運営を担いました。

そこでも、長期離職者という広義のひきこもり当事者として、ピアの立場で利用者の方と接してきました。

そのため、ピアカウンセリングやサポートの実地経験はあったのですが、今回講座を受けて、改めて理論から学ぶ経験を得ることができました。


ほっとすぺーすCOZYも状況により、自由な雑談形式の時間やグループミーティングの形式でテーマに沿ってお一人ずつ順番に発言して頂く時間とを融合しながら、ピアカウンセリングに少しでも近づけるような会にしていきたいと考えています。

私を含め、当事者・経験者である参加者の方々が、自分の問題を自分で考えていけることはひとつの自立の形だと思います。


…そのためにも私は、首相に負けないよう「聞く力」を益々高め、COZYの開催も三山ひろしのけん玉の如く安定して続けて参りたいと考えております☺️


講座には毎回自転車で通っていて、玉川上水の紅葉が綺麗でした🍁