02 介護認定の手続き | kamono-mizkaki

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認知症になった母と家族の葛藤日記

病院で認知症の疑いと言われてから、地域包括支援センターへ相談へ行きました。

同時に、一人で実家へおいておくのが心配となり本人の承諾を得て、WEBカメラをリビングへ設置しました。この時の母の様子です。もともと奇麗好きで、規則正しい生活をする人でしたが・・・

  • 一日の中のほどんど寝ている。
  • 夜中に起きている時もある。
  • 食事を決まった時間に取らない。空腹を感じない。
  • 味噌汁、電子ジャーの米が腐ったまま。
  • 携帯電話にたまに出るが、ほぼ出ない。
  • ドアホンを鳴らしても出ない、寝ている。
  • 部屋が散らかったまま。

要介護度が確定するまでの手順は以下の通り。

1. 地域包括支援センターの職員とケアマネジャー訪問・・・平日に自宅へ来て現状把握をする。

2. 要介護、要支援の審査面接。・・・平日に行政担当者、ケアマネジャーと母、家族の面談。

3. 審査面接から約1か月後、要介護度、要支援度が決定する。自宅へ郵送される。

地域包括支援センターの職員やケアマネジャーのおかげで要介護度が出ていなくても、サービスを先行して受けさせてもらう事ができました。ヘルパーさんが毎日30分程訪問し、買い物や食事の用意をしてくれる様になりました。便利なサービスはありますが病院も面接も平日で、サラリーマンにはきついです。我が家は共稼ぎなので交互に休みを取っている状態でした。

さて、ひとまず安心と思っていたのですが、また倒れました。WEBカメラで気づき、急いで自宅へ行きました。外傷などはない事から、栄養不足が原因と思われます。冷蔵庫に食事があるのに食べていなかった様です。なんで食べないのかを聞くと「あれは、お父さんのだから」と言ってました。亡くなっているのに。

レビー小体型認知症は「思ったより進行が早い」という印象でした。認知症は治療をしても、現状からは多少改善しますが、完全には回復しないようです。でも先生曰く、母の場合「投薬の効果は出やすいのではないか。」と聞き、希望を持って見守っていこうと考えていました。