写真は秋桜(こすもす)。
我が陋屋近くの茅花(つばな)の穂の揺れる国道沿いに、いつの間にかコスモスの列が続くようになりました。
長い長い距離に、空色と黄花のコスモスが整然と咲いています。
前作のパンジーを引き抜いて、ただ種を蒔けばコスモス畑に一変、とはまいらないですね。
草を抜き、畝を起こし、肥料をすきこんではじめて種蒔きとなるはずで、この労苦は大変なものであろうと思うのです。
単一では儚すぎるコスモスの群生はいい!
「今反対の声を上げなければ、孫子の代に【戦いの国】を残すことになる」
コスモスの群生に、秋霖もものかは、雨の中に拳を突き上げる若者たちの姿が重なるのです。
コスモスの花言葉は「少女の純真」「真心」だそうです。
古稀爺ボケ爺なれど、愚老この花言葉は大好きです。
我が家の孫娘、ミイちゃん、サーちゃん、リーちゃんはコスモスそのもの!
駄句5句と愚歌1首。
コスモスは秋茜そちこち花に乗せ
コスモスに露重くてや俯きぬ
秋桜咲きし花野は街道に
コスモスも畝起こせし人のあり
秋桜薄紅の花浴衣の香
コスモスを数える子らの指先に止まるや飛ぶや野の秋茜