写真は木瓜の花蕾。
今日はセンター入試。
私立中学高校入試。
日本全校で「科挙」の季節です。
孫の衆の総領ケタ君は、先日の1校目の高校入試にひどく、鷹揚な態度で受験されたらしい。
受付時間に滑り込み、平然と受験したらしい。
周囲は気をもんで、試験の出来をあれこれ尋ねたけれど、ケタ君「ああ」とか「うん」と答えるだけ。
これこそ「阿吽」の呼吸の対応ですな。
総領ケタ君はさすがにどこか見所がある。
個別の試験問題ができたかどうかなどの些事は問題ではない。
後悔なくことに臨めたかどうかが肝要。
「高校が我を選ぶなら、我は高校を選ばん」
ケタ君のこの気概が好きなのです。
今日は私立高校2校目。
ケタ君、持てる力を十分発揮し給え。
我老いたりといへど、君の思想を支持致すでござる。
さて、我が家では「藪椿」「雪椿」「寒椿」「侘助」が咲き始めました。
「藪椿」の咲き様はてんでんばらばら。
大社を護る「仁王」の如し。
阿形あり、吽形あり。
「木瓜」の花蕾も押し合わんばかりに付いております。
一つ一つの蕾がかけがえのない、花を咲かせるのはまもなくのことでありましょう。
十五の春もまた同じ。
一人一人がかけがえのない人生を切り開くはずです。
「天上天下唯我独尊」
若き諸君、君の前途は洋々たるものがある。
悔いなく頑張れ!
駄句5句と愚歌1首。
藪椿阿吽の形に咲きにけり
侘助に目白飛び交ふ冬日差し
科挙なるや十五の春に高校は
落ちる故椿は見ずに会場へ
木瓜の花春には個性光らせよ
春思ひ入試に向かふ花蕾一つ一つを好きに咲かせよ