『17歳の瞳に映る世界』(「Never Rarely Sometimes Always」101分 20年米英 監督エリザ・ヒットマン)

 ペンシルベニア州に住む17歳のオータム(シドニー・フラニガン)。友達はなく、話し相手は同じスーパーでアルバイトをしている従姉妹のスカイラー(タリア・ライダー)ただひとり。ある日、オータムは自分の妊娠を疑い検査を受けると陽性が判明。ペンシルバニア州での中絶手術は親の同意が必要なため、オータムは手術が可能なニューヨークにスカイラーとともにバスで向かうのだが。さて…。

 17歳の少女の複雑な心情を描くストーリー。少ない会話が逆に臨場感を演出しています。検査の時に見せるオータムのお腹にある複数のアザ、そして知る原題"Never Rarely Sometimes Always"→"一度もない、めったにない、ときどき、いつも"…の意味。このような現実はアメリカ、いや全世界で起きているのてしょうね。心にグサリときます。


ちなみに…主演のシドニー・フラニガン。誰かに似ていると鑑賞中ずっと思ってました。

そう、大谷翔平婦人の真美子さん…。