『アバウト・ア・ボーイ』(「About a Boy」100分 02年英 監督クリス・ワイツ ポール・ワイツ)
ロンドン。38歳のウィル(ヒュー・グラント)は独身一人暮らし。無職だが、音楽家だった亡き父の楽曲の印税が毎年多額に入り、金に不自由していない。女性関係も盛んだが、結婚願望も無いため、付き合いは長続きしない。いつも相手の女性に別れを告げるのを鬱陶しく思っていた。そんなウィル、ある日、付き合っていた女性の方から別れ話を切り出された。ふたつ返事でOKのウィル、これは、後腐れがなくていいと感じる。その彼女がシングルマザーだったことから、ウィルは自身をシングルファザーと偽り、シングルペアレントの会に参加する。そこで知り合ったフィオナ(トニ・コレット)をデートに誘うのだが、彼女、そしてその12歳の息子マーカス(ニコラス・ホルト)も問題を抱えていた。さて…。
独身、金持ちのイケメン。誰だって玉の輿になりたいですよね〜。でも、ウィル、うつ病の母といじめにあっている息子と接しているうちに、ちょっぴり家族っていいもんだと思い始める。ラスト、ウィルの熱唱、聞きごたえあり。
ちなみに…子役のニコラス・ホルト。『女王陛下のお気に入り』(18年)で、レイチェル・ワイズと再び共演していますが…これは、記憶がない。