『水を抱く女』(「Undine」90分 20年獨仏合作 監督クリスティアン・ペツォールト)


 ベルリン。ウンディーネ(パウラ・ベーア)は歴史研究者。フリーランスで住宅都市開発省の博物館のガイドをしている。ある日、恋人のヨハネス(ヤコブ・マッチェンツ)に、突然別れ話を告げられたウンディーネ、"私を捨てたら殺すわよ、わかってる?"とひとこと。しかし、ヨハネスは去っていった。そんな、ウンディーネも潜水作業員のクリストフ(フランソ・ロゴフスキ)という新しい恋人ができて、楽しい日々を送っていたのだが。さて…。

 複雑なストーリーと思いきや…ウンディーネとは四大精霊(地、水、風、火)のうちのひとり"水の精霊"で、"愛する男に裏切られたとき、その男を殺して水に戻る"という宿命を背負った女性…という神話をウィキペディアで知り納得。細かい描写が、全てつながる奥深い作品。


ちなみに…『アナ雪2』には、四大精霊が出てきましたよね。そして、エルサは第五の精霊になった……はず。