『夏物語』(「Conte d'ete」(「Tale of Summer 」) 114分 96年仏 監督エリック・ロメール)


 南フランスの避暑地。7月17日、ガスパール(メルブィル・プポー)はギターひとつ持ってやってきた。クレープ専門店でウエイトレスをしているマルゴ(アマンダ・ラングレ)と友達になる。ただ、ガスパールにはレナ(オーレリア・ノラン)という恋人がいて、彼女とここで落ち合う約束をしているのだという。しかし、一週間経ってもレナは現れなかった。さらに、ガスパールはマルゴにソレーヌ(グヴェナエル・シモン)を紹介されて…。さて…。

 『春のソナタ』(90年)、『冬物語』(92年)に続くエリック・ロメール四季物語の3作目。ストーリー展開より、南仏の美しい海岸と、ガスパールと女性の会話を楽しむ作品。そう、3人の女性は鉢合わせすることが無い。優柔不断なガスパール、最後にかかってきた電話で救われた?と思いましょう。


ちなみに…エリック・ロメール作品、あとひとつは『恋の秋』(98年)。鑑賞が楽しみです。