『ボーイズ・オン・ザ・サイド』(「Boys on the Side」117分 95年米 監督ハーバート・ロス)


 90年代ニューヨーク。場末のクラブで歌うシンガー、ジェーン(ウーピー・ゴールドバーグ)は突然の解雇を言い渡され、単身ロサンゼルス行きを決意。新聞広告で、西海岸行き同乗者募集の記事を発見し、依頼主のロビン(メアリー・ルイーズ・パーカー)と西海岸へ向かう。途中、ホリー(ドリュー・バリモア)も加わり3人となる。自由奔放な黒人女性のシンガー、真面目で一途な白人ビジネス・ウーマン、男が生き甲斐のセクシーガール…。3人の行き着く先は。さて…。

 陽気な3者3様の女性たちの楽しいロードムービーと思いきや、出てくるのはレズ、DV、麻薬、妊娠、殺人、エイズ…。意外な展開に。途中から登場の警官エイブ(マシュー・マコノヒー)の選択した行動が素晴らしい。そして、女の友情は固いのです。最後、ジェーンはどこへ向かうのでしょうか。


ちなみに…ドリュー・バリモア、20歳の時の作品。E.T.と触れ合っていたのは、7歳のとき…。