『ラスト・クリスマス』(「Last Christmas」103分 19年英米 監督ポール・フェイグ)


 ロンドン。クリスマスショップで働くケイト(エミリア・クラーク)はプロシンガーを目指しているが、いまいち身が入らずオーディションは落ちてばかり。母、姉ともしっくりいかず、仕事もトラブル続き。そんなある日、ケイトは店のショーウィンドウを眺める一人の青年トム(ヘンリー・ゴールディング)と出会う。常に"上を向け"というポジティブな彼に癒されていくケイトだったが、トムにも秘密があった。さて…。

 トムの正体がわかってから、ケイトのとった行動が素晴らしい。コメディタッチと思いきや、立派な人間物語。脚本、制作にも携わったエマ・トンプソン。母親役でもいい味出していますね。


ちなみに…エミリア・クラークは『世界一キライなあなたに』のヒロイン。この作品でも彼はワケアリでした。純粋なラブストーリーに出会うのはいつなのでしょうか…。