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『21グラム』(「21 Grams」03年米)
大学教授のポール(ショーン・ペン)は、心臓疾患で余命一ヶ月を宣告されている。延命の道は心臓移植しかない。妻、メアリーは体外受精でもいいから、ポールとの子供を授かろうと不妊治療中。クリスティーナ(ナオミ・ワッツ)は夫マイケルと二人の娘の幸せ一家。ジャック(ベニチオ・デル・トロ)は前科者だが、改心し、信仰を支えに必死に生きている男。妻マリアンヌと子供二人がいる。
さて、ここからストーリー。ジャックが交通事故を起こす。巻き込まれたのはクリスティーナの夫マイケルと2人の子供。即死だった。マイケルの心臓はポールに移植される。ひき逃げしたジャックは一晩考え、妻の引き留めを振り切って出頭。ポールの妻メアリーは、これで子作りに専念できると喜んだが、ポールは心臓の提供者の妻であるクリスティーナを探し出し、彼女に恋心を抱くようになる。ジャックは証拠不十分で無罪。怒り狂ったクリスティーナは、薬におぼれ、ジャックに殺意を抱く。ポールとクリスティーナは男女の仲になるが、ポールの心臓は拒絶反応の兆候があらわれ、医師にも再び余命宣告を受ける…。さて、この3人どうなる?時間軸が細かく交錯する構成。最後に全部がつながります。臓器移植について、深く考えさせられる作品です。
ちなみに…この映画を観て、思い出した作品があります。『半落ち』。そう、骨髄移植がテーマの作品。10年以上前に観ましたが、ラストが思い出せない…。