新年明けましておめでとうございます。
・・・と言いたいところですが、今年は年明け早々能登半島の大地震が発生し、今もなお危機的な状況が続いており、とても「おめでとう」などと言える状態ではありませんね。
私の住む島も、2000年に群発地震に見舞われ、その際の最大震度は6弱と発表されていますが、島に地震計がなかったため、実際には震度6強若しくは7あったと言われていますので、当然被害も多発し、夜もほどんど眠れず、水も電気もなく、本当に大変な思いをしました。
被災者の皆様におかれましては、未だ辛い日々をお過ごしのことと思いますが、一日も早い収束及び穏やかな日常への回帰を心よりお祈り申し上げます。
さて、そんなわけで2024年がスタートしましたが、新年早々巨大地震の脅威を目の当たりにして、当ブログの趣旨である「移住」に関しても「防災」に対してしっかり考える必要があると改めて思いました。
このブログを見てくださっている方の中には、もしかしたら同じように移住を考えられている方もいるかもしれませんが、「考えている」内は、まだ移住先が決まっていないわけで、言うなれば「どこにでも行ける状態」なわけですから、ある意味チャンスでもあります。なぜなら災害に対して強い街を選ぶことができるのですから。
便利な街、住みやすい街、レジャー溢れる街など、それぞれ住みたい街があると思います、ですが今回の大地震の教訓から、より安全な街という観点から、希望する移住先を再度見直してみてはいかがでしょうか。私も今一度考えてみます。
ただご注意いただきたいのが、「災害に強い街」「災害に弱い街」などと呼ばれる地域がありますが、例えば「災害に強い街」と言われていても、その街のすべての場所が災害に強いわけではありません。どの地域にあっても、海や川の近くや傾斜地の近くなどは必ずリスクがあります。「〇〇市は災害に強い」などという情報を鵜吞みにせず、〇〇市の中でもリスクが少ない地域を選ぶ必要があると思います。
私的に注意したいポイントとしてはざっと次の通りです。
<津 波>
まずは津波、津波については津波ハザードマップで確認します。
<洪 水>
次に洪水、こちらもほとんどの自治体で洪水ハザードマップが確認できると思います。
<土砂災害>
近年では熱海での土砂災害が記憶に新しいところですが、こちらも各自治体の土砂災害警戒区域図などで確認しましょう。
<揺れやすさ>
地盤の強さや地形等から算出した各地域ごとの揺れやすさを確認しましょう。
<火災・ビル倒壊リスク>
こちらは具体的な情報を探すことは難しいと思いますので、自分で確認します。「火災リスク」とは、火災が発生した際に家が密集していたり道が狭かったりすると、火の回りが早かったり、逃げにくかったり、消防車が駆け付けにくかったりします。次に「ビル倒壊リスク」ですが、これは読んで字のごとく、高層ビルの近くはビル自体が倒壊するリスクは低くても、高層階からのガラス飛散など非常に危険です。
ほかにもあるかもしれませんが、私の場合はこの6項目をチェックしています。
あとはそれこそ災害が起こってみなけらば分からないことも多いですが、そればかりは事前に知るすべはありませんので仕方ありません。臨機応変に対応しましょう。