施術を通して感じていたのは、
「その場では整っても、また元に戻る」――という現実でした。
筋肉をゆるめても、関節を整えても、
時間が経つと、また同じところに負担がかかる。
なぜだろう?
そう考え続けるうちに見えてきたのは、
「からだの使い方」そのものが変わっていない ということ。
つまり、動きのクセや感覚のズレが、
再び歪みや痛みを生み出していたのです。
■ 「動かし方」にアプローチするという視点
そこで私は、施術に“動き”を取り入れることを試みました。
ヨガやピラティス、リハビリ的な運動指導など、
体を動かす要素を組み合わせながら、お客様に「からだを使う感覚」を伝えてみたのです。
ところが――
いくら動きを教えても、ほとんどの方は
“得意な筋肉”ばかり使ってしまう。
動かし方を変えようとしても、
意識や感覚が追いつかず、結局は元のパターンに戻ってしまう。
私はここでようやく気づきました。
「ただ動かすだけではダメなんだ。動きを“再設計”しなければならない。」
■ 「整体×運動」ではなく
“触れて動かす”一貫した設計
ガムラン®整体メソッドの特徴は
「整体のあとに運動をする」ものではなく、
施術の“その中に"、触れながら、動きを伝えながら、
骨格・感覚・神経・筋肉を同時に整えていくアプローチです。
整える(リリース)× 安定させる(アクティベート)= 「動きを再設計する」
そうして少しづつ
「独自の新しい整体スタイル」ができていきました。
“手技×ちょいトレ”で、体のめぐりと自律神経に働きかける
からだ再設計メソッドの核になりました。
