私が子供の頃、いや高校生位になっても、こういう理屈が世間ではま

かり通っていました。
「いい大人が漫画を読むのは、世界で日本だけ」

はい、どう思われますか。この物言い、最初に「いい」が付くだけで、批

判しているのが分かりますよね。そうです、大人にもなって子供みたい

に漫画を読むなんて恥ずかしいことをしているのは、日本人くらいのも

のだ、こういう意味なんです。さしずめ私なんかは高校生にもなって漫

画を描いている愚か者ですよ。

でも、私は全くそれを恥かしいと思わなかった。むしろ、そんなことを言

う自称文化人たちを軽蔑していた。何しろ彼らは漫画なんて読まない

んですから、大人だし。読まないで、そんな事を言っているのは、日本

の、自分の国の漫画がどれほど素晴らしいかも知らない、ひいては自

国の文化を知らない文化人ってことなんです。

何故「いい」大人が漫画を読むのか?この日本では。
それは、「日本の漫画だけが大人の鑑賞に耐えうる」からに他なりませ

ん。世界の他の国では「漫画は子供のもの」という常識の範囲内にい

ました。でも、日本の漫画は進歩した、発展した、成長したのです。誰

が見ても感動する、笑い転げる、涙する作品の質を世界中で唯一実現

したのです。私に特別な才はないけれど、そんな私だって、読めば分

かるんです。それを自称文化人は読みもせず批判していた。

そんな彼らは今何を言っているのか?
「日本の漫画は世界に誇れる文化です」
知ってるってそんなことって感じでしょ?
今や世界の映画界が日本の漫画を映画化しようと狙っています。日本

のTVドラマの漫画原作の多さ。もう既にアメリカ、ヨーロッパ各地で日

本漫画は普通に人気です。「ドラゴンボール」はトルコで大人気なん

ですよ。

世界中の映画界はオリジナル脚本を創らず、小説に原作を求め続け

て来ました。それは原作を創る力、面白いお話を考える力を衰えさせ

ました。
でも、お話を考え、それを台詞に落とし、絵コンテまで一人でやってし

まう、そしてそれが当たり前のやつらが、私たちの国にはいたのです。

そしてそういうクリエイターはまだまだ育ち続けています。

ビバ!漫画。漫画偉大なり。











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