「『大新宿九館制覇』を達成した時、私はーー」という駄話(「アトロク」出演話を添えて) | 三角絞めでつかまえて2

「『大新宿九館制覇』を達成した時、私はーー」という駄話(「アトロク」出演話を添えて)

※今回の記事は心底くだらないので、時間を無駄にしたくない方は読まない方が良いです。

 

あなたは「大新宿九館制覇」をご存知か?「RRR」のラーマの口調を真似ながら) 時の権力者からの迫害から逃れるため“意識高い系シネフィル”の間で口伝によってのみ受け継がれてきたという伝説の荒行であり、同営業日、新宿に現存する“九つの映画館”すべてに足を運んで映画を連続鑑賞しながら、劇場内で売られている飲食物だけを口にすることで、悟りの境地に達して己の五体を劇場化するという恐るべき儀式ーー。

 

先日アップした「『2022年3月、最後の「バルト9」を実行しました』という覚え書き」という記事の中で「『ハシゴすること』自体が目的化しちゃってるのはよくないんじゃないかな」なんて文章を書きましたが、あれはウソだ(当ブログでよくあ「コマンドー」的展開)。本音を吐露すると、私が「バルト9」を”卒業”したのは、より困難な試練である「大新宿九館制覇」に向き合うため。上映時間のスケジュールを組むのが「バルト9」の時よりも厳しいので、以前から機会を伺いつつもなかなか実行できなかったんですけど、2023年1月28日(土)、時はきたッ!Σ(°д° ) クワッ 午前6時半に起床して、プロテイン&カレー缶を摂取してから新宿へと向かったのでした。

 

 

 

<1館目:新宿ピカデリーBAD CITY:8:00〜10:10>

 

6番スクリーン、観客は15人くらいでしたよ。

 

ドトールが共同開発したホットドッグとコカコーラ・ゼロを摂取しながら鑑賞しました。

 

小沢仁志さんは超頑張ってて超素晴らしかったけど、坂口拓氏が出演してたのは超気まずかったです (゚⊿゚) ガッカリ

 

 

<2館目:シネマート新宿フラッグ・デイ 父を想う日:10:10〜12:03>

 

2番スクリーン、観客は15人くらいだったような。


 

わずか4分の予告編の間に移動できるか、事前にシミュレートしていたのです「シネマート新宿」公式サイトより)

 

劇場に入ったのが時間ギリギリだったので、飲み物(綾鷹 特選茶)は映画鑑賞後に買いました。。

 

想像以上にハードな「ダメな父親の話」で、かなり食らっちゃいましたね… (ノω・、) グスン

 

 

<3館目:新宿武蔵野館ヒトラーのための虐殺会議:12:15〜14:20>

 

2番スクリーン、9割ぐらい埋まってました。

 

劇場で「戦メリースパン(フルーツミックス)」と贅沢ミルクティーを購入。

 

「ヴァンゼー会議」を描いた本作、現代に通じる部分も多々あり、精神的にキツかったです ('A`) ゲッソリ

 

 

<4館目:EJアニメシアター新宿戦場記者:14:30〜16:15>

 

観客は20人くらいだったような。

 

塩味のポップコーンとメロンソーダをお供に映画を堪能いたしました。

 

非常に頑張っているドキュメンタリーでしたが、とはいえ、物足りない部分もありましたよ (・ε・) ウーン

 

 

<5館目:新宿シネマカリテピンク・クラウド:16:45〜18:29>

 

客席は8〜9割は埋まってた印象。

 

劇場で買ったのはコラボ商品のハンドメイドクッキーとモンスター。クッキー、超美味ッ!

 

寓話として結構面白かったけど、ごめんなさい、「所詮、寓話だな」と感じるところも (´・ω・`) スミマセン

 

 

<6館目:テアトル新宿遊撃 映画監督 中島貞夫:18:40〜20:45>

 

観客は50人くらい。上映後、舞台挨拶があったのはオトクでうれしかったです。

 

ホットドッグとコラボドリンク「指名手配犯のマンダリンジンジャー」をいただきました。

 

「多十郎殉愛記」がまた観たくなりました。ただ、もう少し中島監督について知りたかったカナー (´∀`;) エヘヘ

 

 

<7館目:ケイズシネマ餓鬼が笑う:20:50〜22:40>

 

観客は10人ぐらい。時間がなくて、上映後のトークショーを最後まで観られなかったのは残念…。

 

劇場で販売されていたアロエ&白ぶどうを飲みながら観ましたよ。

 

昨年観た「夜を越える旅」を少し連想。面倒くさいと感じつつも結構ビックリしたし、面白かったです (o^-')b ヨカッタ!

 

 

<8館目:新宿バルト9金の国 水の国:23:15〜1:20>

 

7番スクリーン、深夜だから仕方ないのかもしれませんが、公開直後で観客2人とは…。

 

ホットドッグとチキンスティック(ジュラシックソルト)レジェンド&バタフライドリンクを購入。ロゴステッカーをもらいました。

 

幸せな「ウインダリア」って感じで好き。アタシ、難しい方の道を選んでみるッ!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!

 

 

<9館目:TOHOシネマズ新宿レジェンド&バタフライ:1:50〜4:50>

 

7番スクリーン、観客は30人ぐらい。深夜にしては入っていたような。入場者特典をいただきました。

 

最後だったので、ホットドッグにスナックじゃが、ちょびっとチキン、生ビールと奮発しましたよ。

 

序盤は信長コントみたいでそれなりに楽しかったけど、私は大友啓史監督作と合わないと思ったり (・∀・) ザンネン

 

 

 

以上、新宿に現存する九つの映画館のハシゴに成功いたしました。かなり消耗するだろうと覚悟してたんですが、実際にやってみたら、過去に「バルト9」を4度達成したことで“ハシゴ力”が上がっていたのか、それほど疲れることもなく。まだ暗い中、意気揚々と始発の電車に乗って帰宅しようと思ったんですが…あれ…溶けてね……俺?

 

 

なんとなく体が溶けていく範馬刃牙を貼っておきますね「範馬刃牙」第9巻より)

 

 

ドロドロになって溶けていった体は水のようになって、新宿の街に広がっていった…かと思いきや。ある一角でコンクリートのように固まっていき、巨大化していった。もしや…これは…映画館? 私は映画館になっているのか!? 確かここは…新宿で10番目の映画館となる「109シネマズプレミアム新宿」が建てられる予定の場所じゃないか。そうか、「大新宿九館制覇」とは「10番目の映画館を生み出すための呪術的儀式」であり、「109シネマズ」とは「9シネマズ」によって生み出される「10」番目の映画館という意味だったのだッ!

 

 

なお、九つの映画館を回った経路を線で結ぶと、特に意味はなかったぜ (・A・) ナカッタ!

 

 

頭部が1番スクリーンに、大胸筋と肩がスクリーンXへと、次々と劇場化していく己の肉体。妻子の顔が脳裏に浮かぶ。妻よ、娘よ、すまない。映画館になってしまった私は、君たちと別れなければならないようだ。しかし、本来はとても悲しいはずなのに、思考も劇場化が始まっているのか、どんな作品を上映しようか、飲食メニューはどうしようかといったことに精神を支配されていったのだったーー。ということで、私こと「109シネマズプレミアム新宿」は2023年4月14日にオープンいたします。みんな、足を運んでくれよな!(唐突なタメ口)

 

 

一応、貼っておきますね。

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…って、とてもくだらない文章を書いてしまいましたな、すみません… (ノω・、) ゴメンナサイ つーか、なぜ「映画館を9館ハシゴする」なんてことをやったのかというと、宇多丸師匠に振り向いてほしかったから。先日アップした「『2022年3月、最後の「バルト9」を実行しました』という覚え書き」という記事の中で「宇多丸師匠に映画を9本ハシゴしたことを伝えたら、あまりピンとこない顔をされた」的な文章を書きましたけど、私的に師匠がそんなリアクションをしたことについては仮説があって。RHYMESTERの名曲「ちょうどいい」「映画館でハシゴ何作可能? ( ▼⊿▼)」というラップは「映画館(をまたい)でハシゴ(するのは)何作可能?」という意味だったのではないか。もしかすると、宇多丸師匠的には「1つの映画館でしか観てないくせに、それでハシゴしたなんて言えるのかYO?( ▼⊿▼)と伝えたかったのではないか。

 

 

念のため、しっとりしたバージョンを貼っておきますね↓

 

 

 

確かに飲み屋で例えれば、お酒を何杯おかわりしようと、店内の座席を移動しようと、店自体を移らなければハシゴではないワケで。しかも私的には「1営業日に映画館で長編映画をハシゴできる本数は9本が限界」だと考えているんですが、新宿の映画館数がちょうど9館なのも符号する…。さらにさらにさらに、私は1月27日(金)に「アフター6ジャンクション(略称:アトロク)」に出演することになっていたんですけど、その翌日のスケジュールをチェックしてみたら、「私が未見の新作映画で9館のハシゴが可能になっていた」から、これはもう「運命なのね (´∀`)」と。

 

だから、本当は「アトロク」の放送の最後、「何か告知とかありますか?」と宇多丸師匠や山本匠晃アナ聞かれたら、「明日、新宿の映画館を9館ハシゴする荒行『大新宿九館制覇』に挑戦します!(`・ω・´) キリッ」と伝えようと決めていたんですよ。それによって「おおっ、やっと気づいたか! よーし、オレは明日トークショーに行く予定だったけど、それはサボっちゃって一緒にハシゴするか!( ▼∀▼)ノ(〃∇〃) ウフフ」といった展開になったらどうしようなんてドキドキしたりもしたんですが、しかし。私が出演するコーナーが始まってすぐのCM中ぐらい、対面に座っていた番組構成作家の古川耕さん「『バルト9』、読みましたよ ( ̄ー ̄) ニヤッ」と話しかけてきて。その瞬間、私は我に返ったのです。

 

 

一応、私が出演した回を貼っておきますね。

 

 

以前、「前売り特典特集」の打ち合わせをした際、保坂Dに「宇多丸さんを前売り特典の成分が高い人間にする儀式なんですね!川・∀・)」と高い理解を示されたことで、逆に私は素に戻ったことがあったんですが…。要は、他者を通じることで自分の主張や行動を客観視できることってあるじゃないですか。この時もまさにそれで、古川さんに魂胆を見透かされた感もあって、かなり恥ずかしくなってしまった結果、放送では「映画をハシゴします」程度のことしか言えなかった次第。もうね、今振り返ると大火傷する可能性が高かったので、マジで古川さんに感謝というか、余計なことを言わなくて本当に良かったです (`Д´;) アブナカッタ...

 

何はともあれ、そんなワケで、アホな素人が映画館を9館ハシゴしたからなんだって話なんですけれども。私的にはとても満足いたしました (´∀`) マンゾク なんとなく「やり切った感」があるので、たぶんもうここまで連続で映画を観ることはないと思います。まぁ、興味があったら、ぜひアナタも「大新宿九館制覇」にチャレンジしてみてくださいな。

 

 

最後に、当日のダイジェスト的なgifを貼っておきますね。

 

 

(本当に)おしまい。