2022年に観た新作映画ベスト10
ああん、もうすっかり1月6日になっちゃいましたが(汗)、みなさん、あけましておめでとうございます… (´・ω・`) シンミリ せっかく新年を迎えて、めでたいことこの上ない状況のハズなのに、昨年末があまり良い感じじゃなかったため、どうにもテンションが上がらない…ということで! 2014年の正月にYOU伊東くんがブログに貼っていたのを目撃→「くッそ……どうして思いつかなかったかな、これを (`Δ´;) ヌゥ」と嫉妬して以来、毎年貼っている「正月っぽいジャン=クロード・ヴァン・ダムの素晴らしい動画」を観ることで、気分を盛り上げてみますYO!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ!
みなさん、動画を観たらちゃんと「いいね」も押すのですよ…押すのですよ…。
さてさて、一応、ご報告しておきますと。2022年に「劇場で観た新作映画」はトータル365本(邦画156本/洋画209本)。「劇場で観た旧作映画」は17本で「複数回観た新作映画」を足すと、劇場に足を運んだ回数は391回。買ったパンフレットは合計360冊で購入費用は328340円(※Excelで計算していたんですが、間違っていたので修正しました:1/8)。で、今回は愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の「シネマランキング2022」対象作品46本と「課題作品にならなかったリスナー枠の映画」35本、「映画もパンフもよかったトップ5」の5本は、こちらですでに別のランキングに入れたため、それらを除外した279本の中から自分なりのベスト10 を選出いたしました。もうね、非常に恥ずかしいことに昨年はブログを全然書いてない→どの作品も感想の記事はないので(汗)、そこら辺は御容赦願えると助かります… (ノω・、) ゴメンナサイ あと、少しネタバレしている文章もあるので、まったく知りたくない人は気をつけて!
第10位 PLAN 75
9月1日に、パワハラ問題が解決したんだか何だか定かでないため通うのが気まずいアップリンク吉祥寺で鑑賞。「日本を舞台にした近未来ディストピア映画」な割には地味目な作品ですが、描かれる世界観は説得力があったし、画面もリアル&リッチに見えたし、役者さんたちの演技も素晴らしかったしと、ロングラン上映されていたのも納得のクオリティ。主演の倍賞千恵子さんに萌えまくりつつも(やっぱり特上寿司よね!)、すぐにでも実現されちゃいそうな話すぎて、恐ろしかったです… (´Д`;) イヤン
第9位 ブラック・フォン
7月25日に渋谷HUMAXシネマにて鑑賞。「どうせ、いまどきの“80年代懐かし系ジュブナイルホラー”なんでしょ?」と舐めていたら、まぁ確かにそういう感じではあるんですが(汗)、驚くほど私のハートにストライクな作品でした。なんとなく乙一先生の「SEVEN ROOMS」を連想したりもしてね。正直、終盤は「そのミスリードはどうよ」感もあるんですけど、「北斗の拳」のジャギ戦における「これはシンの分!ヽ( `Д´)┌┛)`д)・∴;」「これはユリアの分!( `Д´)つ)Д`)・:; ゲハッ」とかがお好きな人は要チェックですぞ。
第8位 私のはなし 部落のはなし
7月8日に広島の横川シネマで鑑賞。今年は「私は白鳥」とか「なれのはて」とか「私だけ聴こえる」とか「教育と愛国」とか、よくできた日本製ドキュメンタリーが多かった印象で、選ぶのにかなり迷ったんですが、やはりこれはベスト10に入れておきたいなぁと。恥ずかしながら、社会人になるまであまり部落差別について考えることがなかった私ですが、現代でも差別が続いていることがよくわかる良質なドキュメンタリー。205分ありますけど、長さはまったく感じなかったというか、勉強になっただけでなくちゃんと映画として面白いことにも感心しました。機会があったらぜひ観てみて!m9`Д´) ビシッ
第7位 スピリットウォーカー
4月15日にT・ジョイ SEIBU 大泉で鑑賞。ユン・ジェグン監督の作品は観たことないし、主演のユン・ゲサンもよく知らないものの、「韓国で大ヒットしたアクション映画なんだから、それなりに楽しめるだろうな」程度の期待値で観に行ったら、超面白くてビックリ!Σ(゚д゚;) マジカ! まぁ、荒唐無稽かつ強引な話ではあるんですが、私は勢いでハートを持っていかれましたねぇ…(しみじみ)。韓国映画が好きな人は絶対観てほしい1本。
9月24日に新宿ピカデリーで鑑賞。いわゆる「ハイロー」シリーズは、大体「ちゃんと動ける役者さん」「優秀なアクション監督」「予算」の三拍子が揃っている→格闘アクションのクオリティが高いワケですが、本作は今までで一番バランスが取れていた印象。そして、新たに登場した敵役の天下井と須嵜のキャラ&エピソードが最高で、多くの人がオチまで読めるほどベタな話ではあるし「お前、あんだけ非道いことやっといてペナルティなしかよ」と思いながらも、ラストは落涙いたしました… ( ;∀;) イイハナシダナ- 「不良ファンタジー映画」としての完成度は前作より上ではないでしょうか。
第5位 デュアル
12月19日に池袋の新文芸坐で鑑賞。率直に書くと、設定的にはジャン=クロード・ヴァン・ダム主演×リンゴ・ラム監督作「レプリカント」を少し思い出しつつも、チラシのビジュアルがパッとしなかったので、あまり観る気はなかったんですよ。ただ、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の12月12日の放送で映画ライターの村山章さんが「もっと真価を知って欲しい映画ベスト5」の1本としてオススメしていたので、「本当ですかぁ~?(苦笑)」と舐めた気持ちで観てみたら、「これ、笑っていいのかな…」と思わされる場面が連続する、良い意味で意地悪な映画でした (´∀`) ンモウ! 私的にはコーエン兄弟監督とかトッド・ソロンズ監督のブラックコメディを連想しましたよ。とにかくオチが悶絶するほど好き。
第4位 PIG ピッグ
11月1日に新宿シネマカリテで鑑賞。「豚をさらわれた男が元凄腕エージェントで~」といった「ニコラス・ケイジ版『ジョン・ウィック』」的な内容かと思いきや。アクション映画じゃないどころか(「人は誰もが生きているだけで”アクション”していると言えるのではないかな」的な話は置いとくとして)、むしろ「暴力に“心”で対抗する話」だったからかなり驚いたし、主人公のような人になりたいなぁとしんみりいたしました (´・ω・`) シンミリ あらためて思いましたが、ニコラス・ケイジは超イイ役者さんですな。
第3位 ヘルドッグス
9月24日に新宿バルト9で鑑賞。岡田准一さんのアクション系主演作をそれほど観ているワケではないんですけど、本作はズバ抜けて素晴らしかったッ!ヽ(`Д´)ノ ヤッター! アクション演出が見事な上に、これ見よがしに見せない&続けないところが上品だなぁと。岡田准一さんやら坂口健太郎さんやら一流の俳優さんたちが死ぬほどカッコよかったのはもちろんのこと、作品の世界観もリアリティとケレン味のバランスが絶妙で、私的には「ジョン・ウィック」に対抗できるシリーズになると勝手に確信しましたよ。原田眞人監督作の中でも一番好きです。できればもう1度劇場で観たかった!
第2位 ライダーズ・オブ・ジャスティス
1月31日に新宿シネマカリテで鑑賞。”北欧の至宝”マッツ・ミケルセン主演の痛快バイオレンスアクションかと思って観てみたら、私自身も少なからず抱えている問題である「有害な男らしさ」や「陰謀論にハマる心情」について考えさせられるコメディでしたよ。基本的には笑えるシーンが多いんですけど、「絶望した人でも他者と支え合うことで生きられるのかもしれない」なんて思わされたりもして、泣きながら観た次第 (ノДT) ウェェェェェ 本当に良い映画でしたな…(遠い目)。
第1位 かがみの孤城
12月26日にユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞。あと数日で2022年が終わろうという時、まさか今年ベスト級どころか、生涯ベスト級に心をワシ掴みにされました。原恵一監督作といえば私は「カラフル」が大好きなんですけど、それ以上に泣いたというか。もう開始直後の「たとえば夢見る時がある」の時点で涙腺がスパークして、あとはほぼずっと涙が垂れ流し状態。鑑賞後は体内の水分の2%を失って運動能力が低下したほどでしたよ(眉唾な文章)。
鑑賞中の私はクライベイビー・サクラのようだったというね(「餓狼伝」第8巻より)。
そりゃあ私は「不登校」とか「いじめ」とかを描かれると無条件にグッときちゃうところがあるし、ストーリー的に「なにこのファンタジー理屈」とか「すぐ気づくだろ」とか「スタンド能力かよ」とか「あいつだけ贔屓すんな」とか思うところがなくはない…。思うところがなくはないのだけれども! こういう「無理しなくていいんだよ (´∀`) イインダヨ」「あなたは悪くないよ (´∀`) ワルクナイヨ」的なメッセージをこの規模のアニメで伝えるのって超(スーパー)大事だと思うし、確実に誰かの救いになるのではないか。「いじめた側の事情」をあえて描かない姿勢も好感が持てるし(もちろんそういう作品も大事だけど、本作は「被害者がどうやって自分の心や命を守るかの話」なので不要ッ!)、「あの頃、一緒にTRPGをやってくれた友人たちが、私にとって“孤城の仲間”だったのかな…」なんて中学時代を思い出したりしてね、泣きまくりでしたYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン! 入場者プレゼントも最高だったし、私的にはできるだけ多くの人に観てほしいと心から思っているのです。みんな、観てッ!m9`Д´) ビシッ
一応、主題歌である優里さんの「メリーゴーランド」を貼っておきますね↓
ということで、昨年のベスト10はこんな感じでございます。2022年の映画も豊作でしたな〜。他のランキングに入れちゃったけど、「RRR アールアールアール」と「ロッキーVSドラゴ ROCKY IV」は生涯ベスト級の同率1位って感じだし、「決戦は日曜日」も観た直後は「今年ベスト!Σ(°д° ) クワッ」と強く思ったし(7月頃に上半期ベストを聞かれた時はこの作品か「ライダーズ・オブ・ジャスティス」を挙げてました)、「こころの通訳者たち」や「響け!情熱のムリダンガム」は関係者の志に胸を打たれまくりだったしと、好きな映画を挙げはじめると枚挙に暇がないほどですよ(苦笑)。なお、「映画野郎」という無料メルマガの方には「格闘アクションが良かった映画ベスト10」(自分の勝手なテーマ)を寄稿しているので、お暇な方はそちらもチェックしていただけるとうれしいです。何はともあれ、最後に365本分の中から「ランクから漏れた“実質ベスト10”作品」を貼っておきますね↓
ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス(2回)
トップガン マーヴェリック(2回)
犬王(2回)
NOPE ノープ(2回)
以上、「2022年に観た新作映画ベスト10」でした。そんなワケで、今年もよろしくお願いいたします (o^-')b ヨロシクネ!