牙狼〈GARO〉月虹ノ旅人(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

牙狼〈GARO〉月虹ノ旅人(ネタバレ)

牙狼〈GARO〉月虹ノ旅人



2019/日本 上映時間106分
監督・原作・脚本:雨宮慶太
エグゼクティブプロデューサー:二宮清隆
アクション監督:横山誠
アソシエイトプロデューサー:吉田健太郎
プロデューサー:比嘉一郎、鈴木隆浩
アシスタントプロデューサー:山岡健太
VFXスーパーバイザー:鹿角剛
音楽:栗山喜親、寺田志保
エンディング主題歌:JAM Project
出演:中山麻聖、石橋菜津美、水石亜飛夢、螢雪次朗、江田友莉亜、倉持由香、佐藤大志、川瀬陽太、つぶやきシロー、下條アトム、松田悟志、松山メアリ、藤田玲、渡辺裕之、小西遼生、京本政樹
声の出演:影山ヒロノブ、大関英里、大友龍三郎
パンフレット:★★★(1200円/帯で封印→ネタバレ全開の作りが好き…って、さすがにネタバレしないと作れない感はありますがー)
(あらすじ)
黄金騎士の家系に生まれ、人の心の闇にすむ魔獣ホラーを狩る日々を送る冴島雷牙(中山麻聖)は、黄金騎士であることへの使命と重圧、そしていつまでも父が戻らないことへの葛藤を心に抱えていた。一方、人の力になりたいと願うマユリ(石橋菜津美)は雷牙のもとで花を育ていた。そんなある日、2人の前に白き仮面の男・白孔(しろく)が現れ、雷牙を襲う。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


当ブログでは現在、「動物映画週間」を実施中ということで、昨日のウサギ映画に続いて、本日は2019年に観たオオカミ映画の感想を更新しておきますよ。雨宮慶太監督による特撮ヒーローシリーズ「牙狼〈GARO〉」に関しては、「ガロってなんがろ (・ε・)」なんて言うほど知らないワケではなく(以前も書いたボケ)。まぁ、すべてをチェックしているワケではありませんが(特にアニメ版は録画しただけで観てない…)、結構好きではあって。当ブログでも3回ほど劇場版の記事を書いております。

スピンオフ作品の前売り券をムダにした悲しい過去もありましたけど、劇場版はなるべく足を運ぼうと思っているし、「取引先の特撮オタクの人と観に行ければ…」と思ったりもしたので、今回は前売り券を2種類購入しましてね(微笑)。なるべく早く観に行きたかったものの、結局、仕事が忙しくなってしまい、10月4日から公開されていたにもかかわらず、観に行けたのは約1ヵ月後。都内上映最終日前日の11月14日(木)だったという、僕的に超ありがちなパターン。仕事後、渋谷のアトロクオフ会に行ってから、新宿でプレステ4を購入「宇多丸スペシャル」を食べて、新宿バルト9で鑑賞いたしました。「これからも頑張ってネ (´∀`) ヨカッタワー」と思ったり。


前売り特典は「ポストカード付ミニクリアファイル」。2種類ゲットいたしました。


4番スクリーン、21時40分と遅めの回ながらも劇場はほぼ満席だった記憶。



まず、あらすじを雑かつ適当に書いておきますよ。ある日、黄金騎士冴島雷牙がホラーを狩ってみれば、鎧が邪気に穢されちゃいまして。早速、鎧を浄化しよう…と思ったら、雷牙の前に謎の男・白孔が出現。白孔に術をかけられて“黒の列車”に乗ってしまったマユリを追いかけて乗車してみれば、列車内でいろいろと不思議かつ面倒くさい目に遭うんですけれども。やっとマユリを見つけて白孔と戦って…と思いきや、行方不明だった父・鋼牙が登場→なんと雷牙は鎧の中に囚われていて死んじゃう寸前だったのです!Σ(゚д゚;) ナンダッテー で、あーだこーだあって、白孔を「ゲート」にして因縁の敵・バルゴが復活→最強の鎧「王牙」を手に入れると「呀王牙」として大暴れするも、祖父・大河が登場しまして。1つの牙狼の鎧を3人で使い回しつつ、マユリが育てた花のおかげで見事退治!ヽ(`Д´)人(`Д´)人(`Д´)ノ ウォォォォッ! 「雷牙が大魔導輪ガジャリの力を借りた→その借りを鋼牙が返していた(だから不在だった)」とか「マユリのお腹に新しい生命が…」なんてことが明らかになって、映画は終わってたような気がします(うろ覚え)。


なんとなく「今からでもわかる牙狼〈GARO〉」の動画を貼っておきますね↓




そりゃあポスターは目にしていたから、本作が冴島家の話になるとは思ってましたけど、予告編は観てなかったので、ラスボスとしてバルゴが出てきた時はマジでビックリしたというか。しかも、演じた京本政樹さんったら、ワイヤーアクションを使いまくった長時間にわたる3対1のバトルまでこなしているから、「なにこの60代!Σ(°д°;) ヒィッ!」と冷や汗が流れましたよ。つーか、「牙狼〈GARO〉」シリーズは「俳優たちのアクション」も魅力だったりするワケですが、特にクライマックスで繰り広げられる「冴島家三代による鎧使い回し攻撃」はスゲー面白かっただけでなく(ちょっと「アイアンマン3」っぽい)、パンフの監督インタビューによると「鎧というアイテムに支配されてしまった者と、鎧の力に依存せず大事なのは魂だと思っている者の戦いを描いている」というのだから、よく出来ているなぁと心底感心いたしました。


京本政樹さん、昨年は「翔んで埼玉」でも良い仕事をされてましたな。


本作の終盤のアクションシーンを観た僕は、こんな郭海皇気分でしたよ(「刃牙道」より)。



あと、冴島雷牙が主人公のテレビシリーズで中途半端に残されていた謎である「父・鋼牙はどうして旅立つことになったのか?」が描かれたのはスッキリしたし、さらに初期テレビシリーズからの映像を散りばめた大団円ムードのエンドクレジットが超感動的でしてね…(しみじみ)。まぁ、長期シリーズ系ではお約束ですけど(例えば「さらば あぶない刑事」でもやってたし)、それは「お約束になるだけの破壊力」を有しているからであって、ちくしょう、まんまとシンミリさせられたし、上映後、劇場で拍手が起きたのもスゲー良くて(公開して1ヵ月以上経つのに!)。「愛されているシリーズなんだな」と思って、超ホッコリした次第。その他、冴島家の3人がスゲー良かったのは当然として、白孔役の松田悟志さんは存在感があって素敵でしたね〜。


エンドクレジットを観る僕は「花山薫に褒められる柴千春を見た子分」のようでしたよ(「グラップラー刃牙」より)。


松田悟志さん、カッコ良かった! 戦わなければ生き残れない!ヽ(`Д´)ノ



正直なところ、マユリ絡みの「花がどーしたこーした」的なエピソードは好みではなかったし、そもそも同じ「ヒーローモノ」としてMCUなどと比べちゃうと、「描きたい世界観に予算が追いついていない」感が強かったものの、ううむ、それを言っても詮無きこと。結局、取引先の人とは行かなかったので、前売り券を1枚ムダにしちゃいましたけど、もう1回観たいぐらいには好きな作品でした (・∀・) ヨカッタ! 来月、ソフトがリリースされるので、レンタルしようかしらん。本作終了後は、あまりの大団円ムードに「これで終わりなのかな…」と少しセンチになったけど、なんと15周年記念作品として4月から「GARO -VERSUS ROAD-」が放送されるということでね、録画して観ようと思います (´∀`) タノシミー




3月18日に発売される通常版Blu-ray。「魔導輪ザルバ付属」など、いろいろとバージョンがある様子。



最初のシリーズのBlu-rayボックス。こういうのが気軽に買える金持ちになりたいものです。



冴島雷牙が主役のテレビシリーズ。結構好きでしたよ。



本作のラスボス・バルゴが魔戒騎士から闇堕ちするまでを描いたスピンオフでございます。



昨年発売されたヒストリーブック。ちょっとほしい。