映画刀剣乱舞(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

映画刀剣乱舞(ネタバレ)

映画刀剣乱舞



2019/日本 上映時間101分
監督:耶雲哉治
原案:「刀剣乱舞 ONLINE」より(DMM GAMES/Nitroplus)
脚本:小林靖子
製作:大田圭二、小坂崇氣、中山晴喜、東條寛、二宮清隆
エグゼクティブプロデューサー:高橋亜希人
企画:古澤佳寛、東幸司
プロデュース:古澤佳寛
プロデューサー:伊達毅
ラインプロデューサー:小橋秀之
撮影:辻健司、向山英司
照明:古橋孝映
録音:池田雅樹
美術:畦原唱平、木岡菜津貴
装飾:岩間洋、西村徹
小道具:岩間洋、丸山瞳
特殊造形:百武朋
衣装デザイン:加藤友美
衣装:大森茂雄
ヘアメイク:清水美穂、唐澤知子
整音:湯脇房雄
効果:柴崎憲治
編集:武田晃
主題歌:西川貴教、布袋寅泰
音楽プロデューサー:杉田寿宏
VFXスーパーバイザー:荻島秀明
VFXプロデューサー:侭田日吉
アクション監督:雲雀大輔
操演:小林正巳
助監督:松浦健志
記録:村松愛香
制作担当:尾形龍一
出演:鈴木拡樹、荒牧慶彦、北村諒、和田雅成、岩永洋昭、定本楓馬、椎名鯛造、廣瀬智紀、八嶋智人、山本耕史、田中乃愛
パンフレット:★★★★(1000円/値段は高めながら、豪華仕様。ネタバレ前提のページがあるのがイイ!)
(あらすじ)
織田信長(山本耕史)を本能寺の変から逃し、歴史の流れを変えようと企む時間遡行軍の企みを阻止したはずの刀剣男士たちのもとに、「織田信長生存」の一報が届く。本来の歴史を取り戻すため、刀剣男士たちは再び過去へと出陣するが、信長生存の影には怪しい影がうごめき、時間遡行軍も立て続けに歴史に介入してくる。やがて三日月宗近(鈴木拡樹)は、敵の本当の狙いに気づくが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※本作については、結騎了さんの記事岡野勇さんのコラムを読むと良いです。
※本作はネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、未見で興味のある方は観てから読んで!


今年の1月18日の公開作を同月の28日に観たのに、5月26日に感想をアップするーー。映画の感想が溜まりすぎてこんなことになっている上に、本作については結騎了さんのブログが素晴らしすぎて、僕なんぞが感想を書いても仕方ない気がするんですが(汗)、ああん、超今さらながら更新しておきますよ。昨年、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」ミュージカル版が取り上げられていて少し気になっていたのと、公開直後にたまたま結騎了さんのツイートを見かけて、興味が湧きましてね。1月28日、「喜望峰の風に乗せて」を観てから、TOHOシネマズ日比谷でハシゴ鑑賞いたしました。「いい感じだ ( ´_ゝ`) エラソウ」と思ったり。


11番スクリーン、満席でした。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁する北辰館の倉沢守次を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。



本作をひと言で表現するなら、いわゆる「タイムコップ」モノでしてね(なんとなくフィルターが掛かっている気がする文章)。あらすじを適当かつ雑に書いておくと、審神者(さにわ)による「物の心を励起する技」によって人間体となった「刀の付喪神=刀剣男士」たちは、歴史修正主義者が歴史を改変しようと未来から送り込んでくる時間遡行軍を退治して回るという使命を帯びてましてね。審神者の代替わりが近づいて、本丸を守る結界が弱まりつつある中、時間遡行軍が「本能寺の変」に介入してきたので、三日月宗近らが戦闘の末に歴史を守った…と思いきや! なんと織田信長が生き延びちゃってたから、さぁ、大変!(゚д゚;) タイヘーン!


刀剣男士たちの頑張りも虚しく、信長ったら本能寺から脱出しちゃうのです。



とは言え、実は「織田信長は『本能寺の変』を生き延びて安土城に逃げ込んだものの、羽柴秀吉に反旗を翻されて自害していた」というのが“本当の歴史”だったので、ノー問題。ちょっとジタバタしたものの、三日月宗近に説得されて信長は自害 (´・ω・)ノ(ノω・、) シカタナイネー その後は、三日月宗近が「ここは俺がくいとめる!お前は先に行くニャー!ヽ(ΦДΦ)ノ ニャー!」と自己犠牲を試みるも仲間たちが助けてくれたり、時間遡行軍にいた敵・無銘が倶利伽羅江(映画オリジナルキャラ)だったことが明らかになったりしつつ、本丸に乗りこんで来た強い敵・大太刀をみんなで倒して、なんとなくめでたしめでたし。最後は新しい審神者(幼女)と刀剣男士たちがうふふあははってムードで終わってたような気がします(うろ覚え)。


「信長は安土城にて秀吉によって自害させられた」という新解釈。


終盤はこんな感じで敵と戦ってましたよ(適当すぎる文章)。



もうね、いろいろな方が褒めているように、小林靖子さんの脚本が良かった! ゲームや舞台、アニメなどで繰り広げられてきた「刀剣乱舞」の世界観をわかりやすく伝えるとともに、有名な「本能寺の変」を舞台にした歴史ミステリーとしての面白さも盛り込みつつ、各キャラクターを魅力的に描くという離れ業。いや〜、見事としか言いようがなかったです。ビジュアル的にも頑張っていて、本作の監督が「暗黒女子」の耶雲哉治さんだと知って、「なるほど!」と納得いたしました。で、さらに良かったのが役者さんですよ。ごめんなさい、刀剣男士役の方々はほとんど知らない人ばかりだったものの、とても魅力的でしてね…(しみじみ)。特に「見た目はイケメンながらも中身はジジイ」という三日月宗近を演じた鈴木拡樹さんが素晴らしくて、この人はもっと注目されていいと思った次第(って、僕が知らなかっただけなんですがー)。その他、「最後に出てきた新しい審神者が幼女→みんなで育てるようなムード」は大好物でした (´∀`=) カワイー


三日月宗近を演じた鈴木拡樹さん、カッコ良かったですな〜。


でも、一番好きなキャラは、岩永洋昭さん演じる日本号(右の人)だったりするというね (〃∇〃) ウフフ

 

一応、不満を少し書いておくと「時間遡行軍がよくわからなかった」とか「映画の端々から低予算感が感じられた」というのは置いとくとしても、アクションは少し残念だったかなぁ。各キャラともに戦闘スタイルが違うのは良かったんですが、アップが多めだからそれほど差異が感じられなかったし、もうちょっとケレン味がほしかった…というのは贅沢でしょうか。ただ、そんなのは些末な文句であり、基本的にはスゲー良い感じでしたヨ (・∀・) ヨカッタ! とにかくキャラと世界観が面白かったので、できれば30分の深夜ドラマとかで毎週放送してくれたら最高なんですが、無理ですかねー。とりあえず続編が公開されたら絶対観に行くと思います。おしまい。




6月9日にはソフトが発売されるのです。



デジタル盤のサントラ。CD盤もあります。



公式シナリオブック。その他、小説版ジュニア小説版コミック版などもあるそうな。



公式ガイドブック。公式フォトブックもある…って、スゴい人気だな… (`Δ´;) ヌゥ



耶雲哉治監督作。僕の感想はこんな感じ



開脚男士が活躍するタイムパトロール映画を貼っておきますね。