2018年4月に観たDVD等の覚え書き | 三角絞めでつかまえて2

2018年4月に観たDVD等の覚え書き

※今回の記事は、「ザスーラ」「6年愛」「家族はつらいよ」「家族はつらいよ2」のネタバレに触れているので、気をつけて!

ううむ、またまた月末になっちゃいましたが(汗)、毎月の恒例として「4月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓


<1本目>
ザスーラ




(あらすじ)
土曜日の昼下がり。パパ(ティム・ロビンス)が仕事で家を空けてしまい、6歳のダニー(ジョナ・ボボ)は、あまり仲が良くない10歳の兄ウォルター(ジョシュ・ハッチャーソン)に遊び相手になってもらおうとして、逆に怒らせる。地下室に閉じ込められたダニーは、”ザスーラ“という古いボード・ゲームを発見。リビングに戻ったダニーは早速ゲームを始めてみるが、宇宙船のコマが動き出して1枚のカードが飛び出すと、彼らの住んでいる家は宇宙に漂い始めた。緊急事態に戸惑った兄弟は、姉のリサ(クリステン・スチュワート)に助けを求めるが、二人の言うことに耳に貸さない彼女は、ゲームの力によりバスルームで凍りついてしまう。もはやゴールに辿り着いてゲームを終わらせるしか術がないと気づいた兄弟。宇宙船の攻撃を受けたり散々な旅を続ける中、あるカードの指令により、玄関から宇宙飛行士(ダックス・シェパード)がやってくる。やがてリサが解凍されて目を覚まし、4人でゲームを続けていくうちに、彼らは絆を深めていく。そして流れ星に願い事ができるカードを引き当てたウォルターは、かつて宇宙飛行士が同じ願い事のカードで消してしまった彼の弟を戻すように願う。すると戻ってきたその弟は、なんとダニーだった。宇宙飛行士はウォルターの15年後の姿だったのだ。彼らの姿は消え、まもなくゲームは終了。子供たちは無事地球へと戻り、ウォルターとダニーは、兄弟の絆の大切さを深く認識するのだった。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




70点


「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」を観る前に、オリジナルの「ジュマンジ」を“おさらい鑑賞”してみたら、前に観た時よりかなり面白くて。で、その“精神的続編”である本作もチェックしたくなって(ジョン・ファブロー監督作なのも気になるし)、amazonプライムビデオで観てみました。なかなかよく出来てたんじゃないかしらん (o^-')b イイネ! なんて言うんですかね、「ジュマンジ」ってボードゲームとしてはトラブルしか起こらないクソゲーだし、「さっさとサイコロ振ればいいじゃん (・ε・)」なんて野暮なツッコミを入れそうになるんですけど、そこら辺がクリアになっていたのがうれしかったし、「兄弟の仲直り話」としてもグッときたし、まぁ、普通に楽しかったって感じ。 クリステン・スチュワート演じる姉が宇宙飛行士を吊り橋効果で好きになる→実は弟だったので悲恋に終わるくだりとかは、「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」も参考にしたんじゃないかなぁ。



<2本目>
6年愛




(あらすじ)
6年つきあった大学生カップルに卒業が近づく。就職を控え将来に不安と希望が入り混じるなか、一方に思いがけないチャンスが。2人の恋の行方は?(以上、Netflixより)

予告編はこんな感じ↓




70点


三宅隆太監督の著作「これ、なんで劇場公開しなかったんですか?:スクリプトドクターが教える未公開映画の愉しみ方」が発売されてから、本で解説されている劇場未公開映画を毎月1本程度のペースで鑑賞してきたワケですが、本作が最後でしてね…(しみじみ)。正直なところ、まったく僕が観ないタイプの作品なので、乗り気ではなかったものの、Netflixで鑑賞いたしました。しんみりしましたよ… (´・ω・`) シンミリ 監督・脚本は「女教師」を撮ったハンナ・フィデルでして。ザッと書くと「6年間付き合ってきたカップルが、大学卒業を前にしてすれ違いが始まって、男が遠くの街で就職が決まった&浮気をしてしまったのもあって、別れることにしますた (´・ω・)(・ω・`し シカタナイネー」という「カップルあるある」的なお話を70分という短い時間で自然かつリアルに描いてましてね。「ブルーバレンタイン」ほど凶悪じゃないけど、過去の恋愛を思い出してなかなか胸が痛かったです。

とは言え、変な話なんですが、一番思い出したのは、僕の奥さんと前の彼氏が同棲していたころの話でして。奥さんは大学のアメフト部でマネージャーをしていたんですけど、1学年上の先輩と付き合っていて、将来は結婚するつもりで同棲していたそうなんですよ。でも、彼氏が就職するとともに、少しずつすれ違うようになって、最終的には別れたそうで。なんか、奥さんの恋愛話を聞くと、「彼女が主人公の映画」を観ているようで、結構好きでしてね。たまに奥さんと前の彼氏の青春時代を思い浮かべては、(僕のイメージの中の)ションボリする奥さんを抱きしめたくなるし、“前の彼氏との時間”がない状態で僕と会っても恋愛関係にならなかった気もして、人生の不思議さを噛み締めたりするというね。

まぁ、こんなことはどうでも良いですな。話は超地味なので、退屈に感じる人も少なくないかもしれませんが、あの「恋愛がうまくいかなくなる空気感」が絶妙なのでね、そういうのが好きな人は観ると良いザンス。僕もちょっとセンチな気持ちになった次第 (´・ω・`) シンミリ で、三宅監督の本作の分析が完璧すぎるので(つーか、2015年のベストに本作を選んでる)、気になる方は「これ、なんで劇場公開しなかったんですか?:スクリプトドクターが教える未公開映画の愉しみ方」を読んでみてくださいな。



<3本目>
家族はつらいよ




(あらすじ)
初秋。東京の郊外で暮らす三世代同居の平田一家の主・周造(橋爪功)は、モーレツサラリーマンだった時期を終えて今はすっかり隠居生活を送っている。今日も仲間とゴルフを楽しんだ後、美人女将・かよ(風吹ジュン)がいる小料理屋で散々女房の悪口を言って盛り上がり上機嫌で帰宅。長男・幸之助(西村雅彦)の嫁・史枝(夏川結衣)は酔っぱらっている周造に気を遣いながらも義父の苦言に笑顔で付き合う。妻の富子(吉行和子)もまたそんな夫を優しく迎え、寝室で脱ぎ捨てる服を拾い歩きながら着替えを手伝うのだった。周造はいつものように靴下を脱ぎ捨てながら、ふと寝室に飾られたバラの花瓶を見て「その花どうした」と尋ねる。なんでも誕生日に花をプレゼントする事は仲間の決まりで、今日は私の誕生日なのだと富子は言う。すっかり忘れていた周造だったが、たまには妻に誕生日プレゼントでもしてやろうかと欲しいものを聞いてみると、富子が机から持ち出してきたのはまさかの離婚届であった。突然の宣告を受け唖然と凍りつく周造。一方、富子はそんなことはお構いなしに冷静に部屋を出ていってしまう。こうして、平田家の“離婚騒動”は幕を開けた……。10月26日、秋晴れの日曜日。周造と富子、幸之助と史枝、長女・成子(中嶋朋子)と夫・泰蔵(林家正蔵)が集まっている。件の離婚問題について議論しようとしたとき、今日が家族会議だと聞かされていなかった次男の庄太(妻夫木聡)が恋人を紹介するため憲子(蒼井優)を連れてくる。なかなか本題に入れない一同だったが、ようやく憲子を交えた8人で家族会議が始まった。だが幸之助と成子が口論を始め、ついには史枝、庄太、泰蔵まで巻き込まれ、会議は思わぬ方向に進んでしまう。やがて長年抱え続けた富子の思いがけない本音が暴露されると、事態は更に思いも寄らぬ局面を迎えるのだった……。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




40点


詳細は省きますが、5月25日公開の「妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII」ペア前売り券を買ってしまいましてね。とは言え、1作目も2作目も未見だったので、とりあえず1作目をamazonプライムビデオで観てみました。まったく合わなかったです… (`Δ´;) ヌゥ 一応、あらすじを適当に書いておくと「定年退職したジジイが奥さんに離婚を提案される→家族が大騒ぎになった挙げ句、ジジイが倒れる→ジジイなりに反省して離婚を受け入れる→奥さんがやっぱりあなたと一緒にいるわ的なことを言い出してハッピーエンド」ってな調子でしたよ。

もちろん「わざと」なのはわかってるんですよ。本作の良心的存在である妻夫木聡さんとかにツッコミを入れさせてバランスをとったりしているし、妻に横柄な態度をとってしまう「頑固で不器用なオッサンたち」という役割を橋爪功さんや西村雅彦さんが演じてるのは十分承知なんですけど、それにしても不快。この2人の妻への一挙手一投足が信じられないほど偉そうで、コメディとしてあえてオーバーにやっているのは理解しつつも、まったく笑えなくて。「テメエの臭い靴下を奥さんに脱がしてもらうとか、何様なんだよカスが!( ゚д゚) コロスゾ」と、激怒しまくってたし、最後だって「あんな奴と別れちゃえばいいのに (・ε・)」とスゲー物足りなかったです。つーか、たぶん僕が「父親への憎悪が強いタイプ」ということが大きいと思うので、本作を好きな方は気にしないでくださいな。



<4本目>
家族はつらいよ2




(あらすじ)
周造(橋爪功)と富子(吉行和子)の熟年離婚の危機から数年後。気ままなドライブを楽しんでいる周造だったが、周造の車にへこみ傷が目立つようになり、家族は高齢者の危険運転を案じる。そして運転免許を返納させようとするが、頑固な父を誰が説得するか兄妹夫婦でなすりつけ合っているのを見透かした周造が激怒。平田家は再び不穏な空気に包まれる。周造の免許返納について家族会議を開くため兄妹夫婦たちが集められたところ、前日に周造が家に泊めていた高校時代の友人・丸田(小林稔侍)が息を引き取っており、てんやわんやの大騒ぎになる。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




10点


前述の理由で2作目も観たんですが、不快でした。いや、こういうホームコメディが好きな方もいるんでしょうけど、「海外旅行先から奥さんが電話してきているのに、携帯を放り出して聞かない」シーンとか、なぜ橋爪功さん演じるジジイはあんなに偉そうなのか。「だから別れれば良かったのに!ヽ(`Д´)ノ キィィィ!」と激怒ですよ。最後、「不遇な人生を送った友人を見送る」くだりだってさ、ちょっと“シェフの気まぐれ美談仕立て(涙と笑いを添えて…)”にして見せてましたが、成功者(と思っている奴)の見下すオーラがプンプン漂っていて、まったく乗れなかった。大体、「友人」だと思っているなら、妻夫木聡さん夫婦に手続きなどを押しつけないで、テメエが自分で友人を送る手配をしろよ、クズ。演じてる橋爪功さんはもちろん1ミリも悪くないんですけど、ジジイへの甘やかしが半端なくて、「クソが!( ゚д゚)、ペッ」と思いながらずっと観てたし、ちくしょう、「家族はつらいよIII」を2回観なくてはならないのが、心底イヤになってきたのでした。

僕の心境を表す動画を貼っておきますね↓





そんなワケで、4月に鑑賞した作品は合計4本。「ザスーラ」「6年愛」を観たのは良かったものの、「家族はつらいよ」「家族はつらいよ2」を観たのは失敗だったというか。よくよく考えてみると、「新作映画を観るための予習として好みじゃない作品を観て、大好きなアクションが観られなかった」なんて、別に評論家じゃないんだからさ、かなり時間の無駄に感じました。今後はもっと自分好みのジャンルの映画を掘ろうと思います。以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。