キングスマン ゴールデン・サークル(字幕版)(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

キングスマン ゴールデン・サークル(字幕版)(ネタバレ)

キングスマン ゴールデン・サークル(字幕版)



原題:Kingsman: The Golden Circle
2017/イギリス 上映時間140分
監督・製作・脚本:マシュー・ボーン
製作:デビッド・リード、アダム・ボーリング
製作総指揮:マーク・ミラー、デイブ・ギボンズ、スティーブン・マークス、クラウディア・ボーン、ピエール・ラグランジェ
原作:マーク・ミラー、デイブ・ギボンズ
脚本:ジェーン・ゴールドマン
撮影:ジョージ・リッチモンド
美術:ダーレン・ギルフォード
衣装:アリアンヌ・フィリップス
編集:エディ・ハミルトン
音楽:ヘンリー・ジャックマン、マシュー・マージソン
出演:コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、タロン・エガートン、マーク・ストロング、ハル・ベリー、エルトン・ジョン、チャニング・テイタム、ジェフ・ブリッジス、ソフィー・クックソン、ペドロ・パスカル、エドワード・ホルクロフト、ハンナ・アルストロム、ブルース・グリーンウッド、エミリー・ワトソン、マイケル・ガンボン
パンフレット:★★★★(720円/超良い出来なんだけど、ティルデ王女の紹介記事もほしかった…)
(あらすじ)
イギリスのスパイ機関キングスマンの拠点が、謎の組織ゴールデン・サークルの攻撃を受けて壊滅した。残されたのは、一流エージェントに成長したエグジーと教官兼メカ担当のマーリンのみ。2人は同盟関係にあるアメリカのスパイ機関ステイツマンに協力を求めるが、彼らは英国文化に強い影響を受けたキングスマンとは正反対の、コテコテにアメリカンなチームで……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※今回の記事は、「ローガン・ラッキー」のネタバレに少し触れているんですが、結知りたくない人は読んじゃダメ!

1作目は大好きだったものの、「アメリカが舞台でカウボーイが出てくる」なんて話を聞いても、微妙に盛り上がらなくて。とは言え、劇場で何度も予告編を観るうちに、それなりには楽しみになってきたので、公開から2周目の1月中旬、超忙しい仕事の合間を縫って、TOHOシネマズ新宿1ヵ月フリーパスを使って鑑賞いたしました。それなりに面白かったです (・∀・) スキヨ


3番スクリーン、土曜の深夜の割には結構混んでいたと思います。
3番スクリーン

数日後、ハードロックカフェでポピーバーガーを食べてみました。なかなか美味でしたぞ (o^-')b ウマイ!



お話を雑に書いておくと、舞台は前作の1年後。カンボジアの麻薬王ポピー(ジュリアン・ムーア)の手下になった“元キングスマン候補生”チャーリー(エドワード・ホルクロフト)が「片腕サイボーグ」と化して襲ってきたので、エグジー(タロン・エガートン)は「Let's Go Crazy」をBGMに何とか退けるも、彼の“機械の片腕”がキングスマンのアジトをハッキング→エグジーとマーリン(マーク・ストロング)以外は全滅しちゃいましてね。復讐するために、アメリカにある従兄弟的組織「ステイツマン」を頼ってみれば、死んだハズのハリー(コリン・ファース)がステイツマンの超技術「アルファ・ジェル」により生きてたから口がアングリですよ (▽∀▼) イキテマスタ


冒頭、チャーリーとのバトルシーンは、なかなか良い感じだったり。


キングスマンが壊滅したので、アメリカに行ってみれば、死んだハズのハリーが生きていたからビックリ。


それは、撃たれた直後に「アルファ・ジェル」で処置されたから。さすがに無理がある気がしないでもない (`Δ´;) ヌゥ


でも20年以上前、「魁!!男塾」では剣桃太郎によって真っ二つになった藤堂兵衛が…。
三角絞めでつかまえて-真っ二つになったハズが

アッサリ復活しているワケですから、今の時代、頭部を撃たれたぐらいじゃ死なないのかもしれません。
三角絞めでつかまえて-見事に復活!


ポピーが違法薬物に毒を混入→解毒剤の提供を持ちかけることでアメリカ大統領(ブルース・グリーンウッド)に違法薬物の合法化を迫ったり、アルファ・ジェルの後遺症でハリーが記憶障害になってたり、ステイツマンのスゴ腕エージェント・ウイスキー(ペドロ・パスカル)の「敵じゃないか疑惑」(もしくは「ハリーはおかしくなっている疑惑」)が持ち上がったりと、すったもんだがありました (▽∀▽) フルイ で、最終的にはポピーがいるアジトに乗り込んで、マーリンを地雷で失いながらも、何とか彼女の野望を挫くんですけれども。実は麻薬中毒者に妻を殺されていたウイスキーと1vs2で戦うことになって、ハリー&エグジーが見事勝利!ヽ(▽Д▽)人(▽Д▼)ノ ウォォォォォッ! 死にかけていた麻薬使用者たちは解毒剤で助かって、彼らを見捨てようとした大統領は逮捕されて、エグジーは恋人のティルデ王女(ハンナ・アルストロム)と結婚しましてね。最後は、再建されたキングスマンのお店にステイツマンのテキーラ(チャニング・テイタム)がスーツ姿で訪れて終わってたんじゃないかしらん。


なかなか考えさせられる主張をするポピーでしたが…。


ハリーとエグジーがアジトに乗り込んできて、薬物を過剰投与されて死亡!


だがしかし、ラスボスはステイツマンのウイスキーでして。


彼を倒して、解毒剤が無事届けられたというね。この場面、予告で観た時はドローンを使った攻撃かと思ってた。



僕が親しくさせていただいている映画仲間の評判がすこぶる悪かったので、失礼な文章になりますが(汗)、まったく期待していなかった分、「あら、面白いじゃん (・∀・)」って感じでスムースに楽しめました。つーか、本作を観る前にあらためて鑑賞したんですけど、1作目の出来がスゲー良くて。それと比較しちゃうと、本作は良くも悪くも“普通のB級アクション”になった感は否めないんじゃないかと(特に脚本は前作の方が段違いに良かったと思う)。

ただ、僕的には“普通のB級アクション”で十分というか。「機械の片腕に気付かずハッキングされるマヌケさ」とか「あっさり死んじゃうロキシー(ソフィー・クックソン)の扱い」とか「存在感が薄いステイツマンたち」とか「取って付けた感が全開のマーリンの死(同じ「Take Me Home, Country Roads」の歌唱シーンでも「ローガン・ラッキー」の方が全然良かった)」とか「いくら自白効果を強めていたとしても、ポピーがパスワードを話す前に死んじゃったらどうするつもりだったのよ?」とか「前作の『教会殺戮シーン』を超えるアクションはなかったなぁ…」とかとか、些末な不満はあるんですが、しかし。


ロキシーはそんなに好きなキャラじゃなかったけど、あの退場はちょっと… (´・ω・`) カワイソウ


チャニング・テイタムを始め、ステイツマンはあまり活躍しなかったですな。


あと、このロボット犬、そんなに怖く見えなかったなぁ。



それでも相変わらずアクションのクオリティは高かったし、「人肉バーガー」シーンはまぁまぁグロかったし、電磁式投げ縄は超カッコ良かったし、エルトン・ジョンが無駄に活躍していたのは愉快だったし、“前作限りのヒロイン”っぽかったティルデ王女とエグジーがちゃんと付き合って結婚にまで至ったのも好感が持てたし、違法薬物について考えさせられる内容だったのも面白かったし(映画評論家の町山智浩さんが好きそうな話だな〜と思ったら、パンフにコラムが載ってて笑った)、「これはこれで良し!m9・∀・) ビシッ」と思った次第。


エグジーがティルダ王女と付き合ってたのは、結構うれしかったです。


バトルシーンは全体的に良い出来でしたね〜。


コリン・ファース演じるハリーも相変わらず素敵でした (〃∇〃) ウフフ



でも、どうしても納得いかなかったのは、「アメリカ人がカウボーイ姿で戦うのって意外性ゼロじゃね?」ということ以上に、日本が舞台じゃなかったこと。マシュー・ヴォーン監督ったら、前作の公開時は「日本を舞台にした大きなシーンがある」なんて言ってたくせに、すっかり裏切られたというか、「あなたと腕を組んで祭壇に上がる夢を見ていた私を!川TДT)ノ キィィィッ!」気分。ふふ、あたしって本当にバカね…(遠い目)。ずっと、ずっと、「キングスマン」の2作目は、日本を舞台にして、忍者ベースの敵集団「ニンジャマン」と、「ニンジャマン」と、「ニンジャマン」と戦うって信じてたYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン!


ということで聞いてください、「忍者マン一平」より「あつまれ!ゆかいな忍者たち」↓(ラジオパーソナリティ風に)




「“キングス”や“ステイツ”の代わりに“ニンジャ”って違う気がするし、そもそも忍“者”と“マン”って意味が被ってるよね?(゚⊿゚) ネェネェ」なんてツッコミには耳を塞ぐとして。何はともあれ、そりゃあ微妙に感じるところもあったけど、アクションは素晴らしかったし、普通に楽しかったですヨ (・∀・) ヨカッタ! 確実に作られるであろう3作目こそ日本を舞台にして、忍者や侍やヤクザと戦ってほしいですな〜。




スゲーよく出来てた1作目。僕の感想はこんな感じ



デジタル盤のサントラ。輸入盤もあります。



ノベライズが出てました。竹書房、偉いぞ!(偉そうに)