ニード・フォー・スピード(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

ニード・フォー・スピード(ネタバレ)

ニード・フォー・スピード

ニード・フォー・スピード

原題:Need for Speed
2014/アメリカ 上映時間131分
監督・製作総指揮・編集:スコット・ワウ
製作:ジョン・ゲイティンズ、パトリック・オブライエン、マーク・スーリヤン
製作総指揮:スチュアート・ベッサー、マックス・ライトマン、フランク・ジボー、パトリック・ソダーランド、ティム・ムーア
原案:ジョン・ゲイティンズ
脚本・原案:ジョージ・ゲイティンズ
撮影:シェーン・ハールバット
美術:ジョン・ハットマン
衣装:エレン・マイロニック
編集:ポール・ルベル
音楽:ネイサン・ファースト
音楽監修:シーズン・ケント、ゲイブ・ヒルファー
出演:アーロン・ポール、ドミニク・クーパー、イモージェン・プーツ、マイケル・キートン、
ラモン・ロドリゲス、スコット・メスカディ、ラミ・マレック、ハリソン・ギルバートソン、ダコタ・ジョンソン、スティービー・レイ・ダリモア
パンフレット:★★★★(720円/パッと見た感じは薄いけど、車紹介ページとかもちゃんとあって、非常に良かった!)
(あらすじ)
凄腕のメカニックで天才的なドライビングテクニックを持つトビー(アーロン・ポール)は、親友を死に追いやり、無実の罪で自分を陥れたディーノ(ドミニク・クーパー)に復讐するため、チューンナップされたスーパーカーが公道を走るストリートレースに出場する。法もルールも存在せず、勝つためには手段を選ばないライバルたちやトビー逮捕に執念を燃やす警察に追われながらも、トビーはゴールを目指すが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※今回の記事は、この映画が好きな人は不快になる怖れがあるので、気をつけて!
※今回の記事は、「エクスペンダブルズ2」のネタバレにも触れているので、気をつけて!


何かの時に劇場で予告編を見たら、勢いのあるカーアクションの連発に心を奪われてしまって。ここ数年は「ワイルド・スピード」シリーズが大好物なこともあり、「これは観なければ!」と思いつつもタイミングが合わず、なかなか足を運べなかったんですが…。先週、やっとユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞してきました。カーアクションがスゴかったYO!ヽ(`Д´)ノ


観たのはシアター1UCとしまえんでは先週で公開終了というね…。
UCとしまえんのシアター1


もうね、カーアクションは超迫力がありました!ヽ(`Д´)ノ CGを一切使わずにほぼ実写で撮ったそうですけど、「よくぞここまで… (`Δ´;)」と感心したというか。とにかく運転シーンの臨場感がハンパじゃない上に、ちゃんとド派手なクラッシュも用意されていて、手に汗握りまくりなのです。スタントマン出身の監督スコット・ワウといえば、このブログではデビュー作の「ネイビーシールズ」を観ているワケですが、この人、アクションのセンスがスゲー良いとあらためて思いましたよ。


スーパーカーが宙を舞う! これ、CGじゃないってスゴいね。
車が宙に舞う!


残念ながら僕は車映画に詳しくないので、「ドライブインシアター『ブリット』が流れてますな ( ´_ゝ`)」程度しか気付かなかったんですけど…。非常に良く出来たパンフによると、過去のカーアクション映画へのオマージュがいろいろと込められているそうで。特にこの映画でも白眉の“マスタングが車道を飛ぶシーン(a.k.a.グラスホッパー)”は、有名なスタントマンであり、2013年に他界したお父さんフレッド・ワウがやったスタントシーンへのオマージュでして(この映画自体、この人に捧げられている)。そういう“想い”にもグッときた…って、モロに後付けですけどネ (ノ∀`) テヘ


このマスタングが50メートルも飛んだ“グラスホッパー”の場面は…。
グラスホッパー!


「ウィニング・シーズン/勝利の季節」に出てくるスタントへのオマージュなんだとか (iДi) イイハナシダナー




物語もストレートで良かった! 確かに“主人公トビーの弟分リトル・ピート(ハリソン・ギルバートソン)の事故死”に関しては“「エクスペンダブルズ2」のジミーの死”のようにミエミエでしたが…。演じたハリソン・ギルバートソンの“薄幸な少年”感(少しデイン・デハーンっぽい印象)、そして悪党ディーノ役のドミニク・クーパーの憎らしさが絶妙なハーモニーを醸し出して全然気にならないというか、むしろ「トビー、やっちまえ!ヽ(`Д´)ノ」と胸のエンジンに火が点く感じで、非常に美味しゅうございました (´∀`) ホクホク

一応、話を書いておくと、ディーノのせいで弟分を殺された挙げ句、窃盗犯に仕立てあげられて2年も服役したトビーは、仮出所と同時に禁断のストリートレース“デレオン”への参戦を決意。大富豪からマスタングを借りてニューヨークからサンフランシスコまで爆走すると、ディーノの妨害でマスタングは破壊されてしまうものの、元カノの手引きにより、ディーノがリトル・ピートを殺した車で“デレオン”に無事参戦しまして(「リトル・ピートの予言」という伏線アリ)。クライマックス、トビーはディーノがクラッシュして爆死しそうになるも「見捨てない」という男気を見せつつ、見事1位でゴール。警察に逮捕されるも無実&ディーノの有罪が証明されて、出所後にはヒロインが迎えに来てくれて、めでたしめでたしって感じでした。


“デレオン”では勝った人が車を総取りできるルールなんですが、ほとんど派手にクラッシュしてたような…。
禁断のストリートレース“デレオン”


な~んて書きながら、ベタ褒めなのに60点ということで、「何故…?」ザ・ハプニングス・フォーのように思った方もいらっしゃるとは思いますが、その理由を書くと、あまり車に興味がないから(今さら過ぎる文章)。いや、カーアクション自体はもちろん好きではありますけど、基本的には肉弾戦を愛してるので、ごめんなさい、少し物足りなかったんですよね…。スーパーカーの数々もやっぱり思い入れがゼロなので、「カッコイイデスネー (・ε・)」程度の感想に落ち着いちゃうし。よくよく考えれば、「ワイルド・スピード」シリーズだってロック様目当てで観に行ったんだよなぁ…って、本当に失礼な話なんですがー。


主人公たちの見た目も戦闘力低めというか。こういう等身大のムードも嫌いじゃないけど…。
ニード・フォー・スピードのメンバー

「ワイルド・スピード EURO MISSION」のメンバーのマッチョなムードの方が好みなのです (〃∇〃) ウフフ
ワイルドスピードのメンバー


さらに余計なことを書くと、最近の「ワイルド・スピード」は世界平和とかのために戦っているだけに、ある程度の無茶も仕方ない気がしますが、この映画みたいに大々的に公道でレースをするのって、僕のような一般市民からすればスゲー迷惑じゃないですか。“デレオン”中にスクールバスが巻き込まれてましたけど、「最低限、そういうのは調べとけよ」って、ごめんなさい、スゲー野暮なツッコミですな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ


この手のエロ場面(「ワイルド・スピード EURO MISSION」より)がなかったのも寂しい…という男性目線 川。`Д´。)ノ フケツ!
エロい場面


その他、「主人公に華がないような…」とか「あそこまでブイブイ走らせてたら『2台しか目撃されてない』なんてことないし、タイヤ痕も残ってると思うよ」とか「マイケル・キートンのDJサガラ感」とか「さすがに131分は長すぎる」とか思うところはあるんですが、ちょっと書き残しておきたいのがタイトルのこと。「ニード・フォー・スピード」は原題のままであり、そんなに言いにくくはないんですけど…。最近はずっとトム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のタイトルをスムースに言うための練習をしていたため、つい窓口で混乱して「『オール・ニード・ユー・スピード』をポイントで!」と言ってしまって… (ノω・、) クヤシイ 同時期にまぎらわしいタイトルを付けるのはマジやめてほしいというか、JAROに訴えてやる…って、心底どうでも良いでガース!(゚∀゚し ナニコレ


ちなみに「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のタイトルはこの歌を念頭に置いとくと間違えづらい…って、これもどうでも良いね。




ううむ、ワケのわからぬことをダラッと書いちゃいましたが、そんなワケで普通に楽しめましたヨ (・∀・) ヨカッタ! 僕はこんな調子ですけど、パンフで土屋圭市さんが絶賛していたように、車やカーアクション映画が好きならマジでオススメ。都内でもまだ一部劇場で上映されているので、気になる人は足を運んでみてはいかがでしょうか。




スコット・ワウ監督の前作。アクションはスゲー良かった印象。



サントラを貼っておきますね。



原作となった長寿ゲームシリーズの最新作…で合ってますか? (´∀`;) ジシンナシ