サプライズ(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

サプライズ(ネタバレ)

原題は「YOU'RE NEXT(次はお前だ!)」という、非常にビル・ゴールドバーグ感溢れるものだったのに、わざわざ「サプライズ」なんて邦題を付けちゃってね(苦笑)。いかにも「衝撃の展開が待ってる!?」的な宣伝をしてましたけど、ハッキリ言って、僕はあまり驚けなかったです ┐(´ー`)┌ マイッタネ 正直な感想を書いちゃうと、「なァんだ…ぜんぜんたいしたことないじゃん…」という心境。


一応、刃牙のお母さんの画像を貼っておきますね。
ぜんぜんたいしたことないじゃん


ただ、僕好みの映画ではあったし、一応はネタバレを知らない方が楽しめるのは間違いないので、このブログを書いている人間と好きな作品が合う感じの方は、こんなくだらない感想文は読まずに、さっさと劇場に足を運んだ方が良いです。つーか、都内の上映は本日12月13日(金)のレイトショーで終わってしまうので、新宿シネマカリテに急いでぇ!ヽ(´Д`;)ノ アァン








サプライズ

サプライズ

原題:YOU'RE NEXT
2011/アメリカ 上映時間94分
監督:アダム・ウィンガード
脚本・製作:サイモン・バレット
製作:キース・コルダー、ジェシカ・ウー、キム・シャーマン
撮影:アンドリュー・ドロー・パレルモ
美術:トーマス・S・ハモック
衣装:エマ・ポッター
キャスティング:ミッシェル・モリス・ガーツ
出演:シャーニ・ヴィンソン、ニコラス・トゥッチ、ウェンディ・グレン、AJ・ボーウェン、ジョー・スワンバーグ、タイ・ウェスト
パンフレット:★★★★(700円/映画秘宝でお馴染みの方々のコラムが4本収録)
(あらすじ)
両親の結婚35周年をみんなで祝福するため、息子のクリスピアン(AJ・ボーウェン)と恋人エリン(シャーニ・ヴィンソン)をはじめ、久しぶりに家族が顔を合わせる。だが、彼らの一家団らんの時間は、ヒツジやキツネやトラのマスクをかぶった集団が押し入ったことにより突如終わりを告げることになる。いきなりの襲撃に誰もがパニック状態に陥るが……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




85点


新宿シネマカリテで観てきたんですけど、超僕好みでしたYO! ヘ(゚∀゚*)ノ バンザ-イ! アッサリめに感想を残しておきますね。


シネマカリテレイトショーだと安く観られるのです。
シネマカリテ

展示は結構良い感じでして。
なかなか良い展示

このマネキンが不気味で最高! オサレなTシャツも飾ってありました。
ナイスなマネキン!

この看板の前でフラッシュを焚いて撮影すると…。
この看板は...

いろいろ出て来た! 凝ってて偉い!
なんか出て来た!

記事の切り抜きにも工夫が見られる感じ。武蔵野館系列のこういう姿勢は好きよ (^ε^) ウッフン
記事の切り抜きも


刃牙読者なら高確率で「一番最初に貼った朱沢江珠の画像は、彼女が強がっていたシーンだった」ということに気付いたと思うのですが、ごめんなさい、映画を観て本当は結構ビックリしました (ノ∀`) エヘヘ 「不審者が住居侵入してくる映画」を今どきは“ホーム・インベージョン・ムービー”なんて言うそうで。まぁ、そんな映画は腐るほど作られているワケですが、予想外の展開が起きる云々な宣伝を目にしていたので、鑑賞前、僕的には「『スクリーム』風味の『ファニーゲーム』っぽい感じで、でも実は家の住人たちが本物の怪物なのでは…? (;`∀´) ヘヘヘ」なんて、勝手なYOSOUをしていたんです。


この襲撃者のマスクがキャッチーで、これだけで高得点あげたい気持ち。
ずっこけ3人組


ところが! 映画中盤に差し掛かろうとするところで“外部からの襲撃”が始まると、登場人物が結構バタバタと死んでいくから、「あれ、違うのかな?」と。で、どうなるのかと興味深く観ていたら、次男クリスピアンの恋人のエリンが意外としっかりしてて…というレベル以上に、恐ろしくサバイバル術に長けているから、「あっ、これ、僕が大好きなヤツじゃん! (*゚∀゚)=3ムッハー!」と身を乗り出しまして。要は、原題の「YOU'RE NEXT(次はお前だ!)」は襲撃者だけでなく、彼女からの反撃のメッセージでもあったのです。もうね、そこから繰り広げられるエリンの活躍には、心がビンビン状態というか、痛いくらい固くなって汁が出てましたよ(不適切な表現)。


エリンったら、実はサバイバルの達人であり、格闘技術も身に付けているのでした (´∀`) アイシテル
素敵な主人公


ただね、何が素晴らしいって、彼女はセガール映画ほどに無敵じゃないんですよ。幼いころから狂った父親に技術を叩き込まれてきたという設定ではあるものの、たぶん実戦は初めてっぽくて。中盤、「襲撃者を雇ったのが三男とその彼女だった」のが明らかになって、屋敷の中で4対1の攻防が繰り広げられるんですが、普通に失敗したり怯えたりするところが超キュートなんです。僕が一番大好きだったのが、「恐怖を押し殺しながらカーテンの影に隠れて、スッと構えてから平拳をノドに叩き込む場面」で、さりげないシーンではあるんですが、“燃え”と“萌え”が融合して即死するかと思うほどグッときましたね。


こんな感じで平拳を叩き込んでましたな。画像はこちらのサイトから勝手にお借りしました。
平拳でノドを一撃!


その他、適度なゴア描写も良かったし(ワイヤーで首がパックリしたり、ミキサーで頭をゴリゴリしたりする)、大好きとしか言いようがない感じ。少し不満を書くなら、襲撃を受けた登場人物たちの行動がバカすぎるんですけど、エリンの活躍を際立たせるためと考えるなら、仕方ないカナー (・ε・) ユルス 一応、ラストの展開を書いておくと、「エリンは敵を全員倒したものの、恋人のクリスピアンもグルだったことが判明→泣く泣く殺害→その場面を目撃した警官に撃たれる→玄関に罠が仕掛けてあって、エリンは警官が中に入るのを必死に止めようとする→罠が発動して終了」って感じでした。


劇中で何度も流れるドワイト・トゥイリーの「Looking for the Magic」を貼っておきますね↓




アダム・ウィンガード監督と脚本のサイモン・バレット、「ABC・オブ・デス」の中の1本「Quack『アヒル』」を観た時は結構どうでも良かったんですが(失礼な文章)、この映画に関しては大好きとしか言いようがないのです (´∀`) ウフフ Blu-ray、スゲーほしいなぁと。最近はすっかり自分の娘マナ子(2歳)にもサバイバル技術を学ばせたいと妄想するようになりつつも、僕自身のサバイバル能力が低めなのでね(自然とか虫とか苦手だし…)、とりあえずさいとうたかを先生の「サバイバル」でも読み直すかと思っております (・∀・) オシマイ




アダム・ウィンガード監督が参加しているオムニバス。それなりには好き。



アダム・ウィンガード監督が参加しているオムニバス2。近々、続編が公開されるので観ておかねば。



ドワイト・トゥイリーのベスト盤を貼っておきますね。少しほしい。



エリン役のシャーニ・ヴィンソンがヒロインで出てるそうです。面白いのかなぁ… (・ω・;) ウーン



イヤな映画ですけど、良く出来てますよね。