パシフィック・リム(IMAX3D・字幕版、他)(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

パシフィック・リム(IMAX3D・字幕版、他)(ネタバレ)

パシフィック・リム(IMAX3D・字幕版、他)

三角絞めでつかまえて-パシフィック・リム

原題:Pacific Rim
2013/アメリカ 上映時間131分
監督・製作・脚本:ギレルモ・デル・トロ
製作:トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、メアリー・ペアレント
製作総指揮:カラム・グリーン
原案・脚本:トラビス・ビーチャム
撮影:ギレルモ・ナバロ
美術:アンドリュー・ネスコロムニー、キャロル・スピア
衣装:ケイト・ホーリー
編集:ピーター・アムンドソン、ジョン・ギルロイ
音楽:ラミン・ジャワディ
出演:チャーリー・ハナム、イドリス・エルバ、菊地凛子、チャーリー・デイ、ロブ・カジンスキー、マックス・マーティーニ、ロン・パールマン、クリフトン・コリンズ・Jr.、バーン・ゴーマン、ディエゴ・クラテンホフ、芦田愛菜
パンフレット:★★★★(700円/1P目の“開く仕様”が素敵だし、ロボットと怪獣の紹介もあって大好き!)
(あらすじ)
2013年8月11日、太平洋の深海の裂け目から超高層ビル並の巨体をもった怪物が突如出現し、サンフランシスコ湾を襲撃。「KAIJU」と名付けられたその怪物によって、わずか6日間で3つの都市が壊滅する。人類は存亡をかけて団結し、環太平洋沿岸(パシフィック・リム)諸国は英知を結集して人型巨大兵器「イェーガー」を開発。KAIJUとの戦いに乗り出す。それから10年が過ぎ、人類とKAIJUの戦いは続いていたが、かつてKAIJUにより兄を亡くし、失意のどん底にいたイェーガーのパイロット、ローリー(チャーリー・ハナム)は再び立ち上がることを決意。日本人研究者のマコ・モリ(菊地凛子)とコンビを組み、旧型イェーガーのジプシー・デンジャーを修復する。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




100点


ユナイテッド・シネマとしまえんでIMAX3D・字幕版と2D・吹替版を、新宿ピカデリーで3D・字幕版を観てきました。最高でしたYO!ヽ(TДT)ノ 100テン!


公開翌日の夜のとしまえん。1回目はIMAXで観たかったのです。
三角絞めでつかまえて-夜のとしまえんだッ!

2階ロビーはこんな感じ。見終わった後は、走って帰宅しました。
三角絞めでつかまえて-2階ロビーはこんな感じ

2回目を観た時、1階にサイン入りポスターがあるのに気付きまして。
三角絞めでつかまえて-1階にはサイン入りポスターが!

芦田愛菜ちゃんのサインもある! 僕より字が上手い… (;`Δ´) ヌゥ...
三角絞めでつかまえて-監督たちのサイン

新宿ピカデリーで観た時は、つい散財。最強ヒーローキャンペーンなんてのもやってました。
三角絞めでつかまえて-ポップコーンとホットドッグ


正直、僕もそれなりの期待はしてましたけど、まさかここまで素晴らしいとは!Σ(゚д゚;) 一応、特撮好きではあるので、「ウルトラマンA」っぽいとか、いろいろと「アレが元ネタかしらん (・∀・)」なんて思ったりしたけれども、そんな知識が一切なくても超楽しめるのは間違いなくて(元ネタが気になる人は「映画秘宝 2013年 10月号」を読むべし)。「人間が巨大ロボ=イェーガーに乗り込んで怪獣と戦う」場面を、ハイクオリティ&ド迫力な実写映像で見せてくれだけでありがたいのです (´∀`) ウフフ とりあえずこれから<僕がグッときたところ>を個条書きで適当に残しておくので、メインテーマを聴きながら読んでいただければ幸いです。


ファンの方が作った8bitアレンジバージョンを貼っておきますね↓ スゲェ!ヘ(゚∀゚*)ノ エライ!





<イェーガーにグッときた!ヽ(`Д´)ノ>

「トランスフォーマー」シリーズのチャカチャカした感じも嫌いではないけれども、基本的に巨大ロボは重量感溢れる動きが好みなので、この映画に出てくるイェーガーの重々しいバトルっぷりは大好物。もうね、主人公メカのジプシー・デンジャーの戦闘ったら、予告編で見せていた「エルボーロケット」描写が素敵なのはもちろんのこと(吹替版では思いっきり「ロケットパンチ!」と叫んでて爆笑)、「コンテナを握って殴るか!」(「あしたのジョー」オマージュ…というのは考えすぎダヨ!(o^-')b キヲツケテ!)とか「そこでタンカーを持って来るか!」とか「まさかブレストファイヤーが出るとは!」とか、次々と僕の予想の斜め上を行く攻撃を見せてくれるのです。その中でも一番グッと来たのは「チェーンソードで怪獣オオタチを切断する場面」で、興奮しすぎて危うく粥のごときものがあふれ出るところでしたよ (´Д`;) ハァハァ

主人公メカ、ジプシー・デンジャー。ローリーがソードを知らなかったのは新装備だったからだそうな。
三角絞めでつかまえて-ジプシー・デンジャー

このタンカーを引きずってくる場面、燃えすぎて体温が2度上がりました(大げさな表現)。
三角絞めでつかまえて-タンカーを武器に!

その他のイェーガーたちもカッコ良くてね…(しみじみ)。オーストラリアのストライカー・エウレカの「エア・ミサイル」や、中国のクリムゾン・タイフーンの「雷雲旋風拳」とか、ビジュアルだけでご飯がモリモリ進むというか。「原子力パワーで殴るだけ」という、ロシアのチェルノ・アルファの無骨なファイトスタイルも素敵すぎで、その戦いを永遠に観ていたいと思うほど。3体とも活躍する場面が少ないのがマジ残念というか、ロシアを舞台にしたスピンオフを作ってほしいと心から願うほどだったり。

最新最速最強のイェーガー、ストライカー・エウレカ。ただ、あまり活躍しないのです…。
三角絞めでつかまえて-ストライカー・エウレカ

三つ子が操縦する三本腕のイェーガー、クリムゾン・タイフーン。あまり活躍しないというね…。
三角絞めでつかまえて-クリムゾン・タイフーン

デカい拳でガツンガツン殴るロシアのチェルノ・アルファ。あまり活躍しないのが超残念なんですYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン
三角絞めでつかまえて-チェルノ・アルファ



<人間ドラマにグッときた!ヽ(`Д´)ノ>

とりあえず主人公ローリーのことは置いといて(苦笑)、マコ・モリとペントコスト(イドリス・エルバ)の物語には号泣しました… (ノДT) まず、僕がこのブログで自分の娘の仮名を「マナ子」にしているのは、芦田愛菜ちゃんが由来なんですが、途中の回想シーンで怪獣オニババに怯える彼女が我が娘とモロに被ってしまって。「ああん、可哀相!ヽ(TДT)ノ」とまったく他人事ではいられない心境になったのです。

このシーン、芦田愛菜ちゃんの迫真の演技もあって、可哀相で仕方なかったです… (ノω・、)
三角絞めでつかまえて-芦田愛菜ちゃん

そうなると、成長したマコを演じる菊地凛子さんも“僕の娘”ということで、「よくぞ、ここまで大きくなって… (ノДT)」と、彼女が出てくるだけで涙が溢れちゃう。非常に愛らしい&いじらしい演技を披露されていて、以前、「バベル」でノーパン女子高生を演じた時はそんなに興味を持ちませんでしたが(失礼な文章)、今回の映画で、「超素敵な女優さんじゃない!ヘ(゚∀゚*)ノ」と認識をあらためました。

菊地凛子さん、超頑張ってました。
三角絞めでつかまえて-菊池凛子さん

というワケで、そのマコを引き取ったペントコストは同じ“娘の父”として超ストライク。すっかり彼とドリフトしてたので、「被曝した体で男手1つで育てるなんて本当に大変だったろう(しかも恋人とかいなさそうだし、童貞の可能性すらある)」と、その苦労を想像するだけで涙が止まらないし、マコをイェーガーになんか乗せたくないのが当たり前じゃないですか。ハッキリ言って、可愛い子どもを戦場に送るなんて考えるだけで胸が痛くて仕方ないというか、マジで「陸軍」のお母さん気分であり、マコをパイロットに選ぼうとするローリーにイライラしつつも、「娘が嫁ぐ時って、こんな気持ちなのかなぁ… (iДi)」なんてセンチになったりもしてね。最後、ペントコストが任務&マコのために自爆する時、マコに「先生、愛してます (ノω・、し」と想いを伝えられるシーンは嗚咽を漏らすほど感動させられて、あらためて僕も自分の娘を大事にしようという強い気持ち、強い愛(なにこの文章)。この疑似親子エピソード、僕的には100点でした… (ノДT)

人類とマコのために生涯を捧げた“男の中の男”ペントコスト。マコにだけは優しいのも超泣ける!
三角絞めでつかまえて-ペントコスト(イドリス・エルバ)

だから、逆に主人公ローリーが「兄貴が死んだトラウマをあまり引きずらない」のは少しどうかと思ったりもしたんですが、まぁ、「マコを思いやることで乗り越えた」と考えれば、許せなくもない感じ(偉そうに)。ちなみに、ハーク(マックス・マルティーニ)とチャック(ロバート・カジンスキー)の“親子の確執&和解話”も嫌いじゃなかったけど、ラスト、任務遂行のためにペントコストがストライカー・エウレカを怪獣ごと自爆させる際、「せめてチャックだけでも脱出させてあげれば良いのにね (´・ω・)(・ω・`) ネー」とは思ったり。

主人公ローリー、意外とトラウマを引きずらなかった印象。
三角絞めでつかまえて-ローリー(チャーリー・ハナム)

チャックはイヤな奴だったけど、終盤は改心したんだから、脱出させてあげれば良かったのに…。
三角絞めでつかまえて-チャック・ハンセン(ロバート・カジンスキー)



<いろいろとグッときた!ヽ(`Д´)ノ>

それ以外にもグッと来たポイントはいろいろあって、ロシアのカイダノフスキー夫婦の佇まいは最高のひと言。チェルノ・アルファの無骨なムードにピッタリのカップルであり、ヘルメットのデザインも素晴らしかったし、奧さんの方が主導権を握ってて「ハンマーパワー!」とか技名を叫ぶあたりも良くて…。ジプシー・デンジャーが暴走しそうになった時の“落ち着いた避難”も見事だったし、結構アッサリ&無惨に死んだのが本当に残念でしたよ。

この2人は“僕たちが観たい理想の「ロシアの夫婦」”でしたな。ちなみに夫役はロバート・マイエ
三角絞めでつかまえて-ロシアの夫婦パイロット

このヘルメットもスコープドッグ風でカッコイイ! 片目が赤く光るのです。
三角絞めでつかまえて-ヘルメットもカッコイイ!

僕的には、このドラゴ夫妻が搭乗するのもアリだった気がします。
三角絞めでつかまえて-ドラゴ夫妻

その他、「愉快な博士たち(握手するシーンが好き)」とか「『モリサン、スコシオサエテ』などのカタコトの日本語」とか「萌え&健太ビデオ」とか「助かった主人公2人がキスをしそうでしない“寸止め感”」とか「怪獣に食われたハンニバル・チャウ(ロン・パールマン)がエンドクレジット中に腹をかっさばいて出て来た!」とか、好きなところだらけでしてね~。少なくともあと1回は観に行く予定でございます。

吹替版では、ロン・パールマンをケンドーコバヤシさんが演じてたんですが、非常に上手かったです。
三角絞めでつかまえて-ハンニバル・チャウ(ロン・パールマン)



<僕がグッときたところ>は以上です。昨年、僕が100点を付けた「エクスペンダブルズ2」町山智浩さんのワーストの1本だったように、どんな映画でも「合う」「合わない」ってのはあるというか。まぁ、創作物への感じ方なんて、「みんなちがって、みんないい」ライクに「世界に1つだけの花」なので(頭の悪い文章)、そんなに面白く感じない人もいるのかもしれません。ただ、“巨大ロボットに搭乗して怪獣と戦うハリウッドの超大作”なんてのは今までになかったワケで、それだけでもギレルモ・デル・トロ監督には感謝したいし、この映画の価値は非常に高いのではないでしょうか。正直なところ、僕は“怪獣にはあまり萌えないタイプ”なんですけど、イェーガーが期待以上にカッコ良かったのでね、「早く続編を作ってくれないかなぁ」と強く思っております (´∀`) タノシミー


次回作は「ギャラクシー・リム(環銀河地域)」なんてことにならないかしらん。
三角絞めでつかまえて-ギャラクシー・リム!


そんなワケで、僕的に「パシフィック・リム」は100点の映画 (´∀`) スキヨ 吹替版も超素晴らしいんですが、カタコトの日本語が堪能できる字幕版の方がオススメかなぁ。あと、興奮しすぎて3Dが効果的だったかどうかはよく覚えてないんですけど、涙を拭くのにメガネがスゲー邪魔なので、2Dの方が良いかもね。それと、いろいろと補完ができて楽しかったので(マコがスパイク・スピーゲルに憧れていて、“サスケ”のチャンピオンになる夢を抱いてたりする)、余裕がある人はノベライズも読むと良いですぞ (o^-')b オススメ!




サントラ、買っちゃったぜ! (`∀´) フハハハハハ



そこそこ愉快なノベライズ。僕はkindle版で読みました (´∀`) ウフフ



素敵すぎるビジュアルガイド。現在、凄まじい値段になってますな…。



僕的に100点のギレルモ・デル・トロ監督作。泣きすぎて目がもげました(ウソ)。



スチュアート・ゴードン監督作。アメリカ初の実写巨大ロボット映画なんだそうで。最後が妙に爽快。