妖魔伝 レザレクション(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

妖魔伝 レザレクション(ネタバレ)

妖魔伝 レザレクション

三角絞めでつかまえて-画皮2

原題:画皮2
2012/中国 上映時間131分
監督:ウー・アールシャン
製作:チェン・クォフー
脚本:ラン・ピン、ラン・ジャーナン
音楽:石田勝範
撮影:アーサー・ウォン
コンセプトデザイン:天野喜孝
出演:ジョウ・シュン 、ヴィッキー・チャオ、チェン・クン、ヤン・ミー、ウィリアム・フォン、ティエン・リャン、リュー・チャーフィー
パンフレット:なし
(あらすじ)
あの事件から500年後…キツネの妖魔、小唯(ジョウ・シュン)は人間を救った罪で妖界からの懲罰を受け、氷地獄へと封印されていたが、「彩雀」の妖魔、雀児(ヤン・ミー)によって救出される。小唯がもう一度美貌を保ち、妖魔として転生するには純真な者の心臓を手に入れなければならない。しかも、その心臓を持つ者が自らの意思で彼女に捧げなければならない。妖界からの逃亡の旅路で小唯は靖公主(ヴィッキー・チャオ)と出会う。美しき彼女はクマに襲われ顔に傷を負い、以来、黄金のマスクを着けていた。彼女の護衛である将軍、霍心(チェン・クン)は、公主を守れなかった責任を問われ西域へと流される。霍心への想いを断ち切れない靖公主は彼を追うが、その彼女に小唯は近づき、失われた美貌と霍心の愛を取り戻したい公主の心につけ入り、妖魔の力を取り戻そうと画策する。(以上、公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




72点


飯星景子さんの感想がタメになるので、読んでみて!
※今回の記事は、下ネタが書かれているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。


現在、シネマート六本木で実施中の「2013夏の中華大傑作映画まつり」にて、「TAICHI/太極 ゼロ」を観て、「TAICHI/太極 ヒーロー」を観て、最後に観たのが「妖魔伝 レザレクション」だったんですが…。一番グッときました (・∀・) イイ!


例によって、場面写真のパネルが貼ってありましたよ。
三角絞めでつかまえて-パネル展示


実はこの映画、昨年日本公開された「画皮 あやかしの恋」の続編でして。僕的に前作はかなり好きだったんですけど、一般的にヒットはしなかったっぽいので、こうやってタイトルを変えて“別の映画”として客を呼び込もうとするのもアリだとは思います。主要キャラを演じる役者さんは一緒でも、小唯以外の登場人物の設定は総入れ替えなだけに、この映画から観ても話は十分わかる気がするしね (・∀・) ユルス


前作はドニー・イェン兄貴が「コイツが妖魔なのにぃー!ヽ(TДT)ノ」と斬りかかるシーンが最高だったり (^ε^) ウッフン
三角絞めでつかまえて-妖魔め!


見終わった感想を書くと、僕的にはドニー兄貴が出てた分、前作の方が好きみたい (ノ∀`) エヘヘ ただ、唯一、今作が勝っているところをあげるのなら…。それは百合要素。「ホモが嫌いな女子なんていません!」という言葉の真偽は知りませんが(苦笑)、「レズが嫌いな男なんていない」のは確かではないでしょうか?(暴論) いや、僕が言う「レズ」なんて全然シリアスじゃないというか、決して残酷ではない美しい世界で「ウフフ 川´∀`)(´∀`し アハハ」と幸せムードを漂わせている幻想であって。それはもちろんあくまで嘆くなり我が夜のファンタジーというか、微笑み交わして語り合い落ち葉を踏んで歩いたような夢の世界の話ではあるのですけれども! それが悪いか!? 夢を見続けちゃ悪いってのかYO!!ヽ(TДT)ノ オオ~ッ!!


ということで、「ブラックエンジェルズ」の松田鏡二さんの怒りの叫びを貼っておきますね。
三角絞めでつかまえて-夢を見続けちゃ悪いのかよ!


まぁ、この映画のヴィッキー・チャオ演じる靖公主とジョウ・シュン演じる妖魔の小唯は、別に百合的な関係になるワケではないというか。「顔に傷があって霍心に愛されないから、あなたになりたい!川`Д´)ノ」「早く人間になりたい!ヽ(`Д´し」と2人の利害が一致→体の皮を交換するだけなんですが、演出的に妖しいムードをムンムン醸し出すので、観てるとなんだか心がドキドキするのです (〃∇〃) ウフフ ちょっと残念だったのが、両者ともに乳首はギリギリ見えないということでね、もちろん仕方ないことではあるし、「ギリギリのエロスもある」とは思いますが、僕の中では「ヴィッキーったら、『いい脚本ならヌードもOK!川o^-')b』って、大胆に語ってたじゃない!ヽ(TДT)ノ」と責める気持ちもなくはなかったーー。このことだけは書き残しておきましょう(知った風な口調で)。


靖公主と小唯ったら、こんな“接近しすぎるスキンシップ”をとりまくりでして。
三角絞めでつかまえて-靖公主と小唯

一緒にお風呂に入って、皮を交換する場面とか、超妖しいんです… (´Д`;) ハァハァ
三角絞めでつかまえて-ドキドキします

こんなシーンまで! ちくしょう、カメラよ、5センチ下を映せ!ヽ(`Д´)ノ
三角絞めでつかまえて-カメラよ、5センチ下を映せ!


つーか、ジョウ・シュンは「クラウド アトラス」に出たりと、近年、注目を集めている美女ですけど、僕的に推したいのはやっぱりヴィッキー・チャオ (^ε^) スキヨ 黄金の仮面を付けた姿が凛々しくて最高すぎであり、嫉妬に狂って霍心を足蹴にするくだりとか、なんて言うんでしょうか、もし霍心と立場を代われるのなら5万まで払えると強く思ったり(確実に読者を失う文章)。


黄金の仮面を付けたヴィッキー・チャオは、素敵としか言いようがありませんな。
三角絞めでつかまえて-黄金のマスクをつけたヴィッキー・チャオ

性格は全然違いますが、「ナポレオン -獅子の時代-」のポーラ・フーレスを思い出したり。
三角絞めでつかまえて-ポーラ・フーレス

この映画の白眉は靖公主が霍心をボコボコにする展開。この足蹴にするシーンを見た瞬間…。
三角絞めでつかまえて-野郎を足蹴に!

なんとなく「モナリザの手を見た時の吉良吉影」の気持ちが分かるような気がいたしました… (´Д`;) ハァハァ
三角絞めでつかまえて-勃起しちゃいましてね


あと、霍心役のチェン・クンはカッコ良かったし、彼が繰り広げるアクションシーンは、どれもなかなか良い感じでしたよ。弓使い設定もグッとくる感じで、終盤、蛮族のアジトに乗り込んで、目が見えない状態で弓で敵を倒しまくるのはやりすぎだと思いつつも、嫌いではなかったです (´∀`)


水も滴るイイ男…。僕もこんな風に生まれたかったものですよ。
三角絞めでつかまえて-水も滴るイイ男 チェン・クン

熊を倒したり、巨漢と戦ったりと、いろいろと頑張ってました。
三角絞めでつかまえて-戦闘描写も良し!


一応、備忘録として終盤の展開を書いておくと、靖公主と入れ替わって人間になった小唯は、ウハウハかと思いきや、蛮族の王子を復活させるために心臓を奪われそうになりましてね(妖魔の時に王子の心臓を奪った因果的な展開)。で、靖公主も自ら望んで妖魔になったものの、思ってたよりハードすぎて生ききれないという状況に。降魔師(ウィリアム・フォン)&妖魔の雀児のおかげですべてを知った霍心が、己の目を潰すことで誠意を示し、靖公主の心臓を小唯から取り戻すために軍隊を引き連れて蛮族のアジトに乗り込むと、いろいろあって蛮族は全滅。小唯の自己犠牲により、靖公主は顔の傷も治って完全復活&霍心の目も治ってラブラブ状態で馬で走り去りまして。最後は、クライマックスで降魔師を守って死んだ雀児が、スズメの姿で現れて、映画は終わってました。


この雀児が死ぬのは可哀想だったけど、むしろグズな降魔師にイライラしましたよ。
三角絞めでつかまえて-悲しい別れ

ラスボスのビジュアルはこんな感じ。「ザ・悪人」ってムードが良いですな。
三角絞めでつかまえて-悪い人


よくよく考えれば、妖魔化した靖公主は「心臓は食べてないものの、何の罪もない人間を殺してはいる」ので、ハッピーエンドで終わるのは微妙に思っちゃったりするし、大体、マスクの下がそんなに醜くなかったのも残念だったんですけど、好きなところが多いから許す!(・∀・) エラソウ 僕的に「2013夏の中華大傑作映画まつり」の中ではイチオシの作品なんですが、シネマート六本木での上映は今週の金曜日までなので気をつけて!




前作を貼っておきますよ。僕の感想はこんな感じ
三角絞めでつかまえて-画皮 あやかしの恋 DVD
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ウー・アールシャン監督のデビュー作であり、なんと安藤政信さんの主演作。しかもコメディなんだそうで。
三角絞めでつかまえて-ソード・ロワイヤル
ソード・ロワイヤル [DVD]


同タイトルの香港映画を貼っておきますね。コメディホラーだそうです。
三角絞めでつかまえて-妖魔伝
妖魔伝 [VHS]