G.I.ジョー バック2リベンジ(IMAX 3D・字幕版、他)(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

G.I.ジョー バック2リベンジ(IMAX 3D・字幕版、他)(ネタバレ)

G.I.ジョー バック2リベンジ(IMAX 3D・字幕版、他)

三角絞めでつかまえて-G.I.ジョー バック2リベンジ

原題:G.I. Joe: Retaliation
2013/アメリカ 上映時間111分
監督:ジョン・M・チュウ
製作:ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ、ブライアン・ゴールドナー
製作総指揮:スティーブン・ソマーズ、ハーバート・W・ゲインズ、エリク・ハウサム、ゲイリー・バーバー、ロジャー・バーンバウム、デビッド・エリソン、ダナ・ゴールドバーグ、ポール・シュウェイク
脚本:レット・リース、ポール・ワーニック
撮影:スティーブン・ウィンドン
美術:アンドリュー・メンジース
衣装:ルイーズ・ミンゲンバック
編集:ロジャー・バートン、ジム・メイ
音楽:ヘンリー・ジャックマン
出演:ドウェイン・ジョンソン、ブルース・ウィリス、チャニング・テイタム、エイドリアン・パリッキ、D・J・コトローナ、イ・ビョンホン、レイ・パーク、ジョナサン・プライス、RZA、レイ・スティーブンソン、エロディ・ユン、ファラン・タヒール、アーノルド・ボスルー、ウォルトン・ゴギンズ
パンフレット:★★★(700円/まぁ、悪くはなかったです)
(あらすじ)
パキスタンで極秘任務にあたっていた国際機密部隊「G.I.ジョー」は、米大統領の裏切りにより組織解体の危機にさらされる。「G.I.ジョー」の弱体化を受け、テロ組織「コブラ」が再び勢力を拡大。ロンドンをはじめとした大都市が陥落していく。孤立無援に追い込まれた「G.I.ジョー」は初代司令官ジョーをリーダーに迎え、世界の危機に立ち向かう。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※今回の記事は、映画とはあまり関係のない文章がダラダラと書かれているので、ちゃんとした感想が読みたい方は別の人のブログを読んで!

ユナイテッド・シネマとしまえんで「IMAX 3D・字幕版」を、シネマスクエアとうきゅうで「2D・字幕版」を観て来ました。「好きではあるんだけど… (ノω・、) フクザツ」って心境になりましたよ…。


公開日のユナイテッド・シネマとしまえん。ちなみにこの日は他に「グランド・マスター」「ポゼッション」を観ました。
三角絞めでつかまえて-ユナイテッドシネマとしまえん

ロビーには大きい立体型の看板がドーン!
三角絞めでつかまえて-大きい展示物

ついバナナキャラメルポップコーンを買ってしまったものの、僕にはちょっと甘すぎだったり…。
三角絞めでつかまえて-バナナキャラメルポップコーン

入場特典で缶バッチがもらえたのは超うれしかったッス!ヘ(゚∀゚*)ノ ワッショイ!
三角絞めでつかまえて-入場者特典は缶バッヂ

2回目の鑑賞はシネマスクエアとうきゅう
三角絞めでつかまえて-シネマスクエアとうきゅう

場内にはロック様の主演作「オーバードライブ」のポスターが! これは観に行かねば… (´Д`;) ハァハァ
三角絞めでつかまえて-ロック様の新作/オーバー・ドライブ


前作は劇場で観たんですが、正直、続編ありきな終わり方なのがイラッとして。ニンジャを演じたレイ・パークとイ・ビョンホンは大好きでしたけど、あまり良い印象のない映画だったんですよ(テレビで観る分には許せそうですがー)。だから、逆にドゥエイン・ジョンソン(a.k.a.ロック様とブルース・ウィリスが加わるという無茶なテコ入れッぷりはスゲー面白くて、今回の続編にはかなり期待してたんです。

ただ、公開前、この映画について深く考えれば考えるほど、「せっかく頑張ったのに、2作目で脇役に追いやられるなんて…」と、前作の主演であるチャニング・テイタムが可哀相になってきて。先月に入ってからの僕は「アタシ、テイタムの気持ち、全然分かってなかったんだ!ヽ(TДT)ノ」と久しぶりに「ももへの手紙」ライクに猛省。彼のサエない主演作をレンタルしたり、良さげな主演作の前売り券を買ったりしましてね。「ロック様の見せ場が多いのは当然としても、テイタムにもカッコ良い場面があるといいな (´∀`) タノシミー」とワクワクしていたら、序盤でアッサリ殺されるというね… (ノДT) アンマリダー


この左の元主人公、開始20分くらいで死んでました。
三角絞めでつかまえて-デューク(チャニング・テイタム)


映画冒頭、テイタムったら、ロック様を立てつつもリーダーとして登場するんですが、まず、前作でいろいろと大変だった恋人アナが「なかったこと」になってるっぽくて。なんとなくイヤ~な予感を抱えながら観てたら、テロ組織「コブラ」の襲撃を受けて即死亡ですよ…。あまり事前情報を入れてなかったので、開始早々、前作の「G.I.ジョー」のメンバーがほぼ一新されてるのにも驚きましたけど(あと「G.I.ジョー」という組織自体が国際混成部隊からアメリカの秘密部隊に格下げになってたのもビックリ)、あんなハイパー半端な扱いの末に殺すくらいなら(上手いこと書いたつもり)、最初からテイタムなんて出さずに全部やり直せよって。ポスターの前から三番目の位置に入れるんじゃねぇよって。その後は中盤の「惜しい人を亡くしました (o^-')b」話で触れられるだけで、会話にすら出て来なくなるし、ジョン・M・チュウ監督の前作への愛のなさには愕然といたしました。


今、思えば、ロック様との絡みが序盤に連発されてたのは、テイタムファンへのサービスだったんでしょうか…。
三角絞めでつかまえて-仲良し描写


つーか、この映画って、“前作を微妙に引き継ぎながらも、都合の悪い登場人物や設定だけは「なかったことにしてください (o^-')b」的な姿勢”なんですよね。例えば、大統領(ジョナサン・プライス)とザルタン(アーノルド・ヴォスルー)がスリ替わった設定は引き継ぎつつも、その他のハイテク要素はゼロになってたりするし。コブラコマンダーとデストロが投獄されたラストは活かしつつも、デストロは登場して即お払い箱&いつの間にやらコブラコマンダーが組織を完璧に掌握してたりするし…(確か前作ではコブラコマンダーを名乗ってから、すぐに捕まってた→組織を支配するヒマはないですよね?)。なんかね、その中途半端さにもイラッとさせられるというか。


なんとなく「樹海少年ZOO1」の一コマを貼っておきますね。
三角絞めでつかまえて-なかったことに…


脚本的にも相当おかしい。北朝鮮から亡命者を救い出す際、フリント(D・J・コトローナ)が北朝鮮の国旗をわざわざ「G.I.ジョー」の旗に替えるという無意味なオープニングとか、パキスタンからアメリカへのワープとか(いくら飛行機を見つけたからって…)、ストームシャドーの師匠殺しの真相の“後のせサクサク感”とか(「ザルタンが犯人」ってさぁ…)、疑問を挟めばキリがなくて。ジョー・コルトン(ブルース・ウィリス)がレディ・ジェイ(エイドリアン・パリッキ)の名前を何度も「ブレンダ」と呼ぶシーンも、最後に「父親は戦友だった」なんて話をしてフォローしてたけどさ、普通に失礼なジジイだと思いました(映画のベースになった玩具に元ネタがあったりするのかもしれませんが)。

とは言いつつも、なぜ2回も観に行っているのかと言えば、それでも好きだったから… (ノД`) 「無理が通れば道理が引っ込む」ということわざがあるように、他にグッとくるところがあれば、細かいことはどうでも良くなったりするワケで。ハッキリ言って、僕的には、大好きなロック様が演じるロードブロックが大暴れしてくれれば十分だったりするのです。実質上の主役として八面六臂の大活躍を見せてくれて、クライマックスはファイヤーフライ(レイ・スティーブンソン a.k.a.3代目パニッシャー)とのガン=カタ風味の“至近距離銃撃アクション”からの横三角絞めを経て、後ろを振り返らないまま爆殺!ヽ(`Д´)ノ COOL! コブラコマンダーには逃げられたものの、ジョーからパットン将軍の拳銃を引き継いで、殉職した仲間への想いを胸に空に向けて撃って終わるラストも貫禄があってね、「こりゃあ、『3』が楽しみですな…」としみじみしましたよ(その後、“劇中で使ってない映像を交えてのダイジェスト”が流れてエンドクレジット)。


僕的には、こんなロック様が観られれば十分なのです。
三角絞めでつかまえて-素敵なロック様


もちろん良かったのはロック様だけじゃなくて、スネークアイズ役のレイ・パークは、顔は見えずとも相変わらず最高でした。パンフレットで「一部はスタントマンが代わりに演じた」って言われても何が何やらですが、これからも頑張ってほしいと強く思いましたよ。相棒の女ニンジャ・ジンクス役のエロディ・ユンも悪くなかったです。それと、ストームシャドー役のイ・ビョンホンが超カッコ良くて。予告編の「銃弾を斬るシーン」がクライマックスの見せ場だったりしたのは残念でしたけど(ああいうシーンがバンバン出てくるのかと思ってた…)、自然に半裸を見せて「地獄へようこそ!ヘ(゚∀゚*)ノ」と言い放つシーンは100点でしたね。


スネークアイズを演じているのはレイ・パークだそうですが…。素人目で判別は不可能ですな。
スネークアイズ

この断崖でのバトル、敵ニンジャたちの散りっぷりが儚くて良かったです。
三角絞めでつかまえて-断崖での死闘!

味方の女ニンジャ・ジンクス役のエロディ・ユン。目隠しプレイバトルとか良い感じでした。
三角絞めでつかまえて-エロディ・ユン

「敵の首を折る→倒れる時、服を掴まれる」というスムースな流れにより、前作に続いて半裸を披露するストームシャドー。素敵すぎ!
三角絞めでつかまえて-半裸でようこそ!


さらに書くと、フリントのパルクールアクションや“カメラ付き弾丸”などの描写も好きだったし(序盤だけでしたが)、ファイヤーフライのバイク爆弾も好みだったし、ブラインドマスター役でRZAが出て来たのもうれしかったし、ジョーの家での武器の格納っぷりも愉快だったし、核ミサイル発射を巡る“ザルタンvs各国首脳の雑な駆け引き”や、秘密兵器ゼウスによるロンドン大破壊もバカバカしくて良かったし…。まぁ、基本的には楽しめたのです。


ホワイトハウスを占拠した途端、早速、自分たちの旗を掲げる「コブラ」も好ましかったですな~。
三角絞めでつかまえて-ホワイトハウス占拠


とは言え、なんて言うんだろう、何かが割り切れないこの気持ち。ユナイテッド・シネマとしまえんで見終わった時、すでに終電がないのは承知してたので、新宿の自宅まで走って帰ったんですが、「エクスペンダブルズ2」の時とは違って、なんか足取りが重くて、1時間以上かかっちゃったりしてね…。ロック様やニンジャとか好きな要素がギッシリなのに、テイタムの酷い扱いを思い出すと自然に笑えない自分がいる…みたいな? 例えるなら、彼氏と一緒にファミレスに行ったら、店員さんに対して信じられないほど横暴な態度をとるのを目撃しちゃってドン引きなんだけど、でも、やっぱり彼のことが大好きだから、「アレはたまたまだよ、彼ったらアタシにはいつも優しいんだから… 川;´Д`) ワスレヨウ」って、面倒くさい文章ですな ┐(´ー`)┌ シネヨ

そんなワケで、長々と書いちゃいましたけど、僕自身、2回観に行ってる割には、今も内心の折り合いがつかないままだったりするのです。IMAX3Dで観た方が間違いなくド迫力で面白いとは思いつつも、ちょっとセンシティブになっている僕的には、無闇にオススメできないというか。金曜ロードショーあたりでやった時に観るのがベストかもしれませんな… (´・ω・`) オシマイ




スティーヴン・ソマーズ監督による1作目。終盤のSWっぽい展開もあまり好きじゃないんだよなぁ。



サントラも貼っておきますね。デジタル盤もあります。



ジョン・M・チュウ監督作。一生観ない気がするなぁ。