メッセンジャー(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

メッセンジャー(ネタバレ)

メッセンジャー

三角絞めでつかまえて-メッセンジャー(洋画)

原題:THE MESSENGER
2009/アメリカ 上映時間112分
監督・脚本:オーレン・ムーヴァーマン
製作:マーク・ゴードン、ローレンス・イングリー、ザック・ミラー
製作総指揮:ベン・ゴルドハーシュ、クリストファー・マップ、マシュー・ストリート、デヴィッド・ウィーリー、グレン・M・スチュワート、ステファン・アウミューラー、クラウス・クラウセン、ショーン・レディック、ブライアン・ズーリフ
脚本:アレサンドロ・キャモン
撮影:ボビー・ブコウスキー
プロダクションデザイン:スティーヴン・ベアトリス
衣装デザイン:キャサリン・ジョージ
編集:アレックス・ホール
音楽:ネイサン・ラーソン
音楽監修:トレイシー・マクナイト
出演:ベン・フォスター、ウディ・ハレルソン、サマンサ・モートン、ジェナ・マローン、スティーヴ・ブシェミ、イーモン・ウォーカー、ヤヤ・ダコスタ、ポーシャ、リサ・ジョイス、ピーター・フランシス・ジェームズ、ブレンダン・セクストン三世、ヘイリー・ファイファー、ピーター・フリードマン、リンジー・ミシェル・ネイダー、メリット・ウェヴァー、ケヴィン・ヘイガン、マルセリーヌ・ヒューゴ、マイケル・チャーナス
パンフレット:★★★(400円/値段の割には意外と充実してました)
(あらすじ)
イラク戦争で負傷し帰国した米軍兵士ウィル・モンゴメリー軍曹(ベン・フォスター)。彼の新たな任務は、上官のトニー大尉(ウディ・ハレルソン)と共に兵士の訃報を遺族に伝えるメッセンジャーというもの。彼らは決して報道に遅れることなく、もっとも身近な親族に伝えなければならない。それだけに、遺族の激しい悲しみや怒りは、直接彼らへと向けられてしまう。過酷な任務にすっかり心をすり減らしてしまうウィル。そんなある日彼は、夫の訃報に直面しながらも気丈に振る舞い、自分たちを気遣う心配りさえ見せた女性オリヴィア(サマンサ・モートン)に特別な感情を抱いてしまう。遺族に深入りしないよう忠告するトニーの心配をよそに、オリヴィアと親しくなっていくウィルだったが…。(以上、allcinemaより)

予告編はこんな感じ↓




60点


僕が、僕がグズグズしてたばっかりに、感想を更新するのが遅れて、「メッセンジャー」の公開が今週金曜日で終わってしまう!ヽ(´Д`;)ノ アアン ということで、急ぎ足でアップいたします。なんとなく良さげな話であり、ウディ・ハレルソンも好きなので、つい新宿シネマカリテで観てきちゃいました。「未亡人に手を出すんじゃない!ヽ(`Д´)ノ」と強く、強く思ったり。


こんな展示がありましたよ。
三角絞めでつかまえて-展示

“メッセンジャー”には絶対ルールがあるそうです。キミはいくつ守れるかな?(o^-')b
三角絞めでつかまえて-絶対ルール


ごめんなさい、急いでるので超適当に書きますけど、主人公のウィルは、死んだ兵士の遺族にその死を告げるメッセンジャーの仕事を通じて、“戦地に行っている間に他の男と婚約した元カノ”を吹っ切ったり、自分のドジで仲間を爆死させたことを相棒のストーン大尉に話して少しだけスッキリしたりして、精神的になんとなく落ち着いて。最後は、夫の死を伝えた未亡人オリヴィアと仲良くなって、「引っ越すなら住所教えて! (`∀´) コンゴトモヨロシク」「手紙書くわ!(´∀`し アソビニキテネ」って感じで終わってました。


主人公のウィル(右)と上司兼相棒のストーン大尉(左)。メッセンジャーの仕事を苦悩しながらもこなしてました。
三角絞めでつかまえて-ウィル&ストーン


ウィル&ストーンのタッグが、いそいそと“兵士の死”を伝えに行ったら、「テメェはなんで生きてんだ!ヽ(`Д´)ノ シネ!」などと遺族がなじってきたりするシーンは、観ててなかなかゲンナリするんですけど…。むしろ号泣&悲嘆に暮れるシーンの方が超ションボリさせられる感じ。僕も警察官時代、人の死には何度も立ち会っているので、観ている間中、非常に、非常に、イヤ~な気持ちになりましたよ… ('A`) シニタイ


スティーヴ・ブシェミ演じる遺族がハードに責めてくるシーンは、非常にキツかったですな。
三角絞めでつかまえて-罵られることも多い


で、それ以上にムカついたのが、ウィルが“未亡人兼シングルマザー”のサマンサに即ちょっかいを出し始めるところ。もうね、「夫が死んだばかりなんねんで!ヽ(`Д´)ノ」(使い慣れていない関西弁風表現)という心境になって、ごめんなさい、かなり頭に来ました。百歩譲って、「陰ながら守りますヨ ( ´_ゝ`)」的な姿勢なら良いですよ。例えば「生活に苦しむ母子家庭を助けるため、地下バトルの世界に身を投じるーー」というジャン=クロード・ヴァン・ダムの「ライオンハート」みたいな? 例えば「悪の地上げ屋たちが母子家庭に嫌がらせをするのを体を張って守るーー」というヴァン・ダムの「ボディ・ターゲット」みたいな? そういう展開になるのならまだしも、この野郎は最初からやる気まんまん状態というか、やる気マンマン日曜日がエブリデイ(なにこの文章)。オリヴィア役のサマンサ・モートンの主婦具合が僕的にストライクだったのもあって、ウィルにはずっと腹を立ててましたね。


オリヴィアにちょっと優しくされたからって…。
三角絞めでつかまえて-優しい言葉を掛けられてビックリ

こんな感じで家を監視したりするのは、いくら心が弱ってるからといって、ダメだと思うのです。
三角絞めでつかまえて-ついストーカーに

それにしてもこのサマンサ・モートンのシングルマザー振りは好みでしたねぇ…(しみじみ)。
三角絞めでつかまえて-このサマンサ・モートンは超好み


とは言いつつも、好きなところも結構あって。ウィルは、未亡人にさえ手を出さなければ“イイ奴”というか。ストーン大尉と一緒に休暇を過ごして仲良くなるくだりは微笑ましかったし、元カノのケリー(ジェナ・マローン)の結婚式に乗り込みつつも祝福する場面は、面倒くささを感じながらも、ちょっとグッときちゃいました (ノ∀`) テヘ 終盤、スティーヴ・ブシェミ演じる遺族が非礼を謝罪に来るシーンは思わず泣いちゃったし、ラスト、オリヴィアと良いムードになって終わるのも、「傷を負っている者同士だし、仕方ないカナー (・ε・)」と思わなくもなかったような。そういえば冒頭のウィルとケリーのセックスシーンがエロかったのもありがたかったなぁ(読者を失う文章)。


酔ったウィルとストーン大尉が戦争ごっこを繰り広げる場面とか、バカバカしくて良かったですよ。
三角絞めでつかまえて-戦争ごっこ


だがしかし! 死んだ夫的には「さすがに早すぎるYO!ヽ(´Д`;)ノハヤイ!」って思うだろうし、僕はああいう“職務から逸脱して未亡人に手を出すような人”がやっぱり好きになれないので、点数は60点。ウディ・ハレルソンが実に魅力的なので、ファンは観といた方が良いけど、新宿シネマカリテでは現在、朝10時からの回しかやってない(しかも予告編ナシ)ので気をつけて!




同じ監督&キャストで作った刑事モノ。これは観ておきたいです。
三角絞めでつかまえて-ランパート
ランパート 汚れた刑事 [DVD]


一応、同名の邦画を貼っておきますね。テレビで観たような、観てないような…。
三角絞めでつかまえて-メッセンジャー
メッセンジャー [DVD]