ワナオトコ(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

ワナオトコ(ネタバレ)

ワナオトコ

三角絞めでつかまえて-ワナオトコ
ワナオトコ [DVD]

原題:The Collector
2009/アメリカ 上映時間89分
監督・脚本:マーカス・ダンスタン
脚本:パトリック・メルトン
出演:ジョシュ・スチュワート、マイケル・ライリー・バーク、アンドレア・ロス
(あらすじ)
金庫破りの前科がある内装業者のアーキン(ジョシュ・スチュワート)は、元妻が抱えた借金を返すため、再び罪を犯そうとする。仕事を請け負った宝石ブローカーの家に侵入すると、家の中で不審な足音を耳にする・・・。侵入者がもうひとりいることに気づいたアーキンだったが、時すでに遅し。いつの間にかドアは完全にロックされ、窓には板が打ちつけられていたのだ。「人間」を痛めつけ収集している‘ワナオトコ’が仕掛けた、華麗かつ残虐トラップの数々が襲いかかる中、アーキンは脱出できるのか―(以上、amazonより)

予告編はこんな感じ↓




65点


何月号かは忘れてしまったんですが、確か「映画秘宝」で「公開してほしい映画」みたいな感じで取り上げられてたような感じで、ちょっと気になってたんですよ。で、レンタル店で見つけたので、借りてみました。なかなか面白かったです。

何が面白いって「金庫破りvs殺人鬼」という設定ですよ。この映画の殺人鬼は家にトラップを仕掛けまくって人を殺すのが大好きなんですが(そして1人だけ生かしておいて、箱に詰めて飼う)、そんな奴がいるのを知らずに金庫破りのアーキンは家に入っちゃうワケで、この2人の対決振りが実にスリリングかつ愉快なんですね。この設定だけでも本当に評価してあげたいですな。

この殺人鬼はかなりズルい方なんですが(この“ズルい”というのは「こんな罠を短時間で仕掛けるのは無理だろう、常識的に考えて」とか「その人間ホイホイ的なトラップ、何で出来てるんだよ」という製作者に贔屓されてる感じのズルさ)、それが許せる人なら結構楽しめるんじゃないですかね。僕は心が狭いので基本的にはそういうことにイラッとしちゃうタイプなんですが(殺人鬼がいつの間にか先回りとかしてると、テレビに向かって「今のズルイ!」と叫ぶ感じ)、これに関してはたぶん殺人鬼のギミックが気に入ったりとか、主人公に好感を持ったりしてたせいなのか、「まぁ、いいや」とあまり気になりませんでした。

まぁ、クライマックスは、アーキンは唯一生き残った家の娘となんとか脱出しまして(他の家族は全員死亡)。警察も大量にやってきて、格闘中に殺人鬼の素顔を見た(観客には見えない)アーキンは「害虫駆除の業者が犯人」(冒頭に出てくる)みたいなことを警察に伝えてめでたしめでたし…。と思いきや、アーキンが乗った救急車がいきなり吹っ飛んでビックリ。殺人鬼が登場して、アーキンを拉致して終了。エンドロール後、四角い箱に押し込められたアーキンが「殺してやる!」的なことをわめいたりしてました。

というワケで、深く考えないで観る分には十分楽しいホラー映画だと思いますよ。犠牲者が実際にトラップで死んだりする描写は意外と少ないので、あまり期待しすぎると肩すかしを食らうかもしれませんが、ゴア描写自体はハードなので要注意。「映画秘宝 2010年 12月号」によると続編が作られるっぽいので(しかもアーキンが仲間を集めて殺人鬼と戦う話だとか!?)、僕的にはかなり期待しております~。




マーカス・ダンスタン監督が脚本を書いた作品。好きだけど「2」「3」はなぁ…。
三角絞めでつかまえて-フィースト
フィースト アンレイテッド・バージョン [DVD]


マーカス・ダンスタン監督は4作目から「ファイナル」まで脚本を担当したそうな。こういうの好きなのね~。
三角絞めでつかまえて-SAW4
ソウ4 【廉価版1,890円】 [DVD]