高校生が書いた文章の添削をしていたら、「それから3ケ月が過ぎて・・・」という文章がありました。

 

  「へぇ、今の高校生でも「3ケ月」というような書き方をするんだ。どこで覚えたんだろう。」

そんな感慨を覚えました。

 

 というのも、この「ケ」という表記は戦前まで使われていたもので、現代の教科書などには載っていない書き方だからなんです。この高校生は小説か何かで見て覚えたのでしょうか。あるいは「駒ヶ岳」「槍ヶ岳」のような固有名詞を見て覚えたのでしょうか。

 

 ともかく、現在の日本語表記ルールに照らせば、この「3ケ月」は誤った書き方ですので、「3か月」か「3箇月」と書きましょう。公用文や教科書のほか、一般的にも「3か月」と平仮名で書くことが多いようなので、そのように書くと覚えておいた方がよいと思います。「3箇月」と漢字で書くのは法律関係など難しい文章の方が多いようです。また、新聞社によっては「カ」「カ」と書くところもあるそうですから、100パーセント絶対に!とまでは言い切れない状態のようですね。

 

 ちなみに、この「ケ」は、「箇」のタケカンムリの一つを元にした符号のようなものとして使われていたそうです。ですから、「ケ」と書きますが読み方は「か」。「箇」の代わりだから「か」。納得ですよね。