「私の回りにたくさんの友だちができてうれしい。」という文章に出会って、「ん?」となりました。「回り」は「周り」とすべきではないのか?

 

 でも自信がなかったので調べてみました。すると、私が使っている辞典では次のような用例が載っていました。

 回り → 身の回り、胴回り

 周り → 池の周り、周りの人

 

 ということで、出会った文章には「周り」の方がよさそうだということで、私はそのように修正しました。

 

 でも、まだ少しモヤモヤしています。本当にこれでよいのか。どのような考え方で使い分けをしたらいいのか。

 

 そこで、もう少し詳しく調べてみました。

 すると、どうやら次のように理解するのがよいと思われました。ポイントは「動き」と関係があるかどうかのようです。つまり、「回り」は「回る」という動詞から派生した名詞(転成名詞)ですが、「周り」には「周る」という動詞がない、根っからの名詞というわけです。

 

 《回り》(回転、身辺)

    1 ぐるぐる回る意味 → 回りが遅い、回り舞台、回りくどい。

    2 行き渡る意味   → 酒が回る、火の回りが早い。

    3 そのものの外側の意味 → 身の回り、胴回り、ポケット回り

    4 順に回る意味   → 遠回り、回り道、年始回り、地方回り

 

 《周り》 (周囲、周辺)

    物を囲んでいる外側の意味 → 池の周り、家の周り、地球の周り、周りの人、

                        周りの期待が大きい、周りの目が気になる。

 

 ということで、今回私が修正したことは正しかったようですが、それでもまだ紛らわしいところがありますので、迷ったときはこのブログに戻って用例を確認しようと思いました。

 

 おまけに、調べているうちに面白い用例を見つけましたので、最後に紹介しておきます。

   「太陽の周りを回る」