花盛りの4月中旬、久しぶりに益子散策へ行って参りました。
栃木県南東部に位置する陶芸で有名な町。
花の季節ののどかさはなんとも魅力的で、里山の風景がとても美しい場所だと思います。
まずは、益子の森展望台から東西南北の町の様子や地形を眺めたあと、高舘山そして西明寺へ。
建立が737年だそうですから、かなり歴史あるお寺です…
坂東巡礼第20番、下野第13番の札所。
本堂。
私の目を引いたのは、大変見事な巨木の高野槙でした。
散った花びらが水面に舞う姿も、とてもうららかでした・・・
閻魔様がいらっしゃいます。しっかり覗いてみましょう!笑っています
閻魔様は、地蔵菩薩の化身だそうです・・・本堂裏の山中にはお地蔵様がいらっしゃいました。
ご本尊は、十一面観音菩薩。開扉は12年に一度の午年、前回は平成26年(2014年)だったそうです。
あと2年後ですね。2026年にまた午年が巡ってきますので、ぜひそのチャンスに参拝に来たいと思いました。
十一面観音菩薩は、10種類の現世での利益(十種勝利)と4種類の来世での果報(四種功徳)をもたらすそうです・・・
以下、Wikiより引用
十種勝利
- 離諸疾病(病気にかからない)
- 一切如來攝受(一切の如来に受け入れられる)
- 任運獲得金銀財寶諸穀麥等(金銀財宝や食物などに不自由しない)
- 一切怨敵不能沮壞(一切の怨敵から害を受けない)
- 國王王子在於王宮先言慰問(国王や王子が王宮で慰労してくれる)
- 不被毒藥蠱毒。寒熱等病皆不著身(毒薬や虫の毒に当たらず、悪寒や発熱等の病状がひどく出ない。)
- 一切刀杖所不能害(一切の凶器によって害を受けない)
- 水不能溺(溺死しない)
- 火不能燒(焼死しない)
- 不非命中夭(不慮の事故で死なない)
四種功德
- 臨命終時得見如來(臨終の際に如来とまみえる)
- 不生於惡趣(悪趣、すなわち地獄・餓鬼・畜生に生まれ変わらない)
- 不非命終(早死にしない)
- 從此世界得生極樂國土(今生のあとに極楽浄土に生まれ変わる)
かれこれ7年ほど前、ほかのお寺ではありますが・・・
あの時、私が十一面観音に出会って強烈に感じさせられたのは、「自分を尊ぶこと、愛すること」の大切さでした。
特に女性の皆さんは、社会ではもちろん、家庭内においても我慢がおおくなりますからねぇ。
そんな女性の味方になってくださるパワーを持っていると、私は感じています・・・
仏様に向き合うと、今のあなたにとっての大切な何かを鏡となって心の中に映し出してくれることでしょう・・・