少し前に・・・知り合いのある方が他界されました。

ちょうどお寺に写経に行く前夜に知らせを受けたので、

お世話になったお礼を込めて翌日はご供養の写経とさせていただきました。

 

昔の私だったら・・・とても感情が揺らぎ悲しくさみしく思っていたかもしれませんが、

年月と共にいつの間にやらそういう「死」に対する視点が180度変わってしまったので、

爽快な明るい気持ちで写経をさせていただきました。

 

数週間が経ち、

他界された〇〇さんが、どのような最期を迎えられたのか・・・を、

ある方を通じて耳にすることができました。

私は、「流石!やっぱり〇〇さんだ!お見事拍手!」と、思いました。

心からそう言える最期だったようです。

きっと、他界されたご本人もそう思っていらっしゃることでしょう・・・照れ

 

亡くなられた人のお気持ちは、この世に残る私たちの気持ちとうまくリンクしています。

ですから、いつまでも思いを馳せ、供養に明け暮れることを私はおススメしません。無理に忘れる必要はないですが、どんどん忘れていっていいのです。

 

世の中は・・・

死亡=死亡原因=今回の場合、つまり 「病死」 として捉えますが・・・

どんな死因であれ つまりは、「寿命」だから肉体を脱ぐだけのこと。

とはいえ他界するほうも残されるほうも、やはりみんな「よかった」と言えるような最期を迎えたいものですけど。

 

以前に、〇〇さんは体調が思わしくないようで、同じように治療を受けている別の患者さんに「この病気は治らないよ・・・」と言っていたことがありました。それを見かねた私は、嫌われ覚悟で〇〇さんに言いました。

「それでも「治る」って私は思っていますよ。そんなこと言わないでくださいねぇ」と。

 

あれから1年。

〇〇さんは、病気だったというより まさに寿命を全うした そんな最期であったと私には伝わってきたのでした。

 

あの時・・・昔の私だったら、言ったら傷つけるとか、患者でない私は言う立場にないとか・・・いろいろ考えて、自分の考えを押し込めてしまっていたでしょう。でも、私は私の理想の視点で未来の自分を選びました。他人のことですけど、自分の目に映る周囲の世界も自分の反映でしかないからです。だからより幸せなものに変えたかった。で、おせっかい発言をしたのです。ほかの人は病気で大変だったというかもしれませんが、今回私の耳に届いたお知らせは有難いことにそういうイメージが微塵も感じられなかったのです。

 

同じような病気で私は母を16年前に看取りました。

〇〇さんは、実は母と同い年・・・ある意味では、とても感慨深い部分もありました。

 

母の「死」からはじまって、

 

「魂」とは? 病気とは? 

 

病気にならない生き方とは?

 

この世とは?あの世とは?・・・

 

本当に長い時間をかけて私は問い続けてきました。

「答え」を誰かに聞きにいったこともありますが、それだけでは満足せず

何度も自分で問い続け、見えない世界を様々な角度から探求してきました。

 

そしてようやく見えてきた世界・・・そ・れ・は、 

 

決まりきった世界ではないということ。なのでした。

私たちは ``自分``で 選べるのです。

常に自分で決めるチャンスがある!ということ。

 

努力してよりよい死に方をしましょう~と言いたいのではありません・・・

その最期がどんな形であれ、すべて自分で選んでいますから。

 

今回、私にとって「死」はもはや悲しみではないということが明確に現れた結果なのだと思いました。こうした現実は、私が出した答えであり、私の結果でもあるということです。

 

つまり、これが パラレルワールド というわけです。

 

悲しみに暮れる世界もあるし、

「死」を「ありがとう」で満たせる明るい世界もあるのです。

世間の価値観に翻弄された結果をとるか、自分らしい道を選ぶか・・・

 

ですから、もし、うまくいかないことや辛い現実がやってくるようでしたら

まずは自分の思考や視点をとにかくかえてみることです。

どう変えていいのかわからなければ、問い続ければいいのです。

難しいと思ったら、自分の予想をはるかに超えて簡単な答えかもしれない?!と

思うことです。そんなことでその先のすべてが変えられます。

 

〇〇さんは、愛情深くとても器用で素敵方でした。

年老いても、病気で体調が思わしくなくても、ご自身の得意なことを全うされていて・・・

すごいなぁ~素晴らしいなぁ~と思ってきました。パワフルな方だったので、きっと病気という方法を用いて肉体を楽に脱ぐ方法を選ばれたのかもしれません・・・

そう見ていくと、病気もすごいんです・・・有難いことに見えてくる・・・

 

この記事を書いていると・・・

「そうだろう!ほっこり」と言って笑っている〇〇さんの元気なお姿が浮かんできました。

不思議とこのタイミングでこの記事を書いていて、ちょうど49日ごろになることを気付きました。

 

〇〇さ~ん、記事にしちゃったけど、いいよね~。許してね。(笑)

 

 ラブラブありがとうございました おねがい 心よりご冥福をお祈りいたしますラブラブ