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年始の岡山帰省中、
高校時代の友人と
ランチの約束。
私が転勤してからも
長期休暇の際には
お互いなんとなく連絡しあって
こうして年に数回会っている。
どんなお店にいくかは
お互いに候補を出し合って決める。
できればせっかく年始だし
少しリッチなところにしたいよね〜
ってことで、
今回はANAクラウンプラザの
1Fにあるウルバーノにて。
何気に私は行くのが初めて。
友達がテキパキと
予約をしてくれた。
ありがたい〜
デザートまでしっかり完食
ランチを楽しくいただいた後、
ちょうどシティミュージアムで
ヨシタケシンスケ展をやっていたので
寄っていこうよと行くことに。
まさかこんなところで
思いがけずに行けるなんて、
ラッキー
企画展は1月13日までで
もうすぐ会期が終わるというのに、
冬休み期間中だったせいか
入場規制になるくらい人が来てた!
シティミュージアムで
数々の美術展に行ったことあるけど
入場までに並んだのは初めて。
よっぽど人気なんだな〜
とはいえ、
友人とおしゃべりしながら待てば
それほど気にならないくらい。
会場ではそこかしこに
パネルが散りばめられていて。
小さい子供の目線の高さ。
掲げているメッセージが
またいいじゃないか。
思わずくすっと笑っちゃうような
わくわくするパネル。
「はじめに」の挨拶。
ヨシタケシンスケさんの
イラスト付き書き下ろし文で、
ユーモアあふれる優しい文章と絵が
温かく迎えてくれる。
それらしい受付があるけど
これは展示かもしれない…
ヨシタケシンスケさんは
『りんごかもしれない』で
絵本作家として2013年にデビュー。
絵本を出版する以前から
イラストレーター、
造形作家として
活躍してきた方。
本の表紙や挿絵などで
イラストを描かれているのは
知っていたものの、
造形作家でもあるということは
今回の展示で初めて知った。
一番下の写真は
大学時代の作品らしい。
黄色い付箋には
「昔からこんな形が好きだったんです」
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ヨシタケさんの
ユニークなアイディアは
どこから生まれてくるんだろう?
ヨシタケさんは思いついたことや
考えたことをスケッチする
習慣を長年続けられていて、
ミニ6穴サイズの手帳に書き溜めては
バインダーに保管しているという。
ずっと同じスタイルで
20年来続けていて、
スケッチファイルの数は
約80冊にも上るというから驚きだ。
今回の個展では
そのアイディアのストックが
壁一面にずらりと並べられ
なんとも圧巻な展示が拝めた。
紙いっぱいに描き込んだり
でっかく描いたりしない。
いつも紙の余白を残しつつ
ちょこちょこ描いている。
イラストの周りに
文字を入れているのも特徴。
膨大なスケッチは
それぞれが独立した
1コママンガのようだった。
どのスケッチも着眼点が面白い。
こうしてアイディアの
カケラが繋がっていき、
絵本が作られていくのだ…
そして各展示の下のジップロックの袋に
まるで証拠品かのように
入れられたのがメモの原本。
(こういう展示の仕方が斬新)
こうやってたくさん書き出して
構想を練っていくのか…
『りんごかもしれない』の
お題について
そして貴重な原画も…!
ここに載せ切れないくらい
本当にたくさんの
資料や原画があった。
完成されたものではなく
こういう過程が見れるのが面白い。
会場には他にも
ヨシタケさん自身が
影響を受けた作品や
思い入れのあるものが
飾られていたり、
会場のありとあらゆる
壁や床や柱に、
ヨシタケシンスケさんらしい
装飾がしてあったり…
来場者が遊べるような
ちょっとした仕掛けが
いろいろ作られていて、
大人も童心に帰って
きゃっきゃと面白がっちゃう。


会場の最後の【おわりに】は
ここでは全部載せない。
企画展へこれから足を運ぶ人の
楽しみを奪わないために…
ぜひ、直接訪れて
見てみてほしい。
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ミルクピッチャーが
アイディアがユーモラス
私が買ったのは
クリアファイルと
ポストカード
楽しい企画展だった
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