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職場の他の部署の人と

たまたま話すきっかけがあって、

なんと自分と同じ年だと判明。

そんなこともあるんだなぁ。

 

 

 

女二人嬉しくなって、

すっかり意気投合する。

その方に、今度は休みの日に

これ観に行きませんか?と

美術展へ誘ってもらう。

 

 

 

 



 

 

 

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休みの日に大濠公園近くで集合。



 

行こうと思っていたお店が

店休日だったので急遽予定を変更し、

Google Mapで探して、

このお店にしようと決定。

 

 

 

 

 
 
 
『みんなのイタリアン』
一瞬、チェーン店?と
勘違いしそうな名前だが
どうやらそうではないようだ。
 
 
 
ミートパイや「博多もつナポ」など
この店に来たならばまずは
これを食べるべし!というべき
看板メニューがあるようだけど、
そのときの自分の気分で
『贅沢パスタランチ』をチョイス。

 

 

 

 
 
 
この日は魚介たっぷりの
クリームパスタだった。
パスタがちょうど良い硬さで
クリームがまろやか。
 
 
 

写真に載ってないけどサラダ付き。

バゲットがふんわりと

甘みのある味で美味しかった!

旨い、また来たくなる店。

 

 

 

パスタをペロリと食べた後、

(なんと入店から退店まで

40分くらいしかかかってなかった)

食後のコーヒーが飲みたいなーと

思いながら歩いていたら、

路地裏に『MUME』という

焼き菓子と珈琲の小さな店を発見。

 

 

 

 
 
 
どうです?この見た目の可愛さ。
食後の珈琲だけのつもりが
ついつい見た目に惹き込まれ
最中まで注文してしまう。
 
 
 
餡子とあと塩バター?と
一番上にはドライイチジク。
最中のかわをぎゅっと閉じて

口に入れたら至福の味が。

 

 

 

私と友人が訪れた時

4席しかないカウンターが

ちょうど空いていたので

イートインできた。

 

 

 

こんなに素敵な風情の店だもの、

おそらくおやつの時間帯は

かなり混むんだろうけど

ランチタイムだったので

並ばなくて良かったのはラッキー。

 

 

 

お店の方の接客がすごく丁寧で

日本茶や抹茶、スコーンやクッキーなど

ほかのメニューも試したくなる。

食い意地の張っている私は

スコーンを一つだけお持ち帰り。

 

 

 

 
 
 
スコーンを包んでもらったら
「どうにかなる。」って。
なんか、元気出た。笑
 
 
 
 
 
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珈琲と最中で
甘いものをチャージして
ようやく向かった先は
福岡市美術館のある大濠公園。
 

 

 

 
 
 
公園の真ん中に
大きな大きな池がある。
都会のオアシスとも言えるような
喧騒を離れた場所。
 
 
 
ここを訪れるのは、
社会人になってまもないころ、
福岡で会社の研修を受けてた週末に
ぶらりと美術展を見に来た時以来。
(たぶん14年ぶりとか…?)
 
 
 
池の周りはぐるりと歩道が整備されていて

散歩やランニングをする人が

多く利用する場所でもある。

この日も小雨の中、
ランニングをしている人がちらほら。
 
 

 

 
 
 
 
足元に描かれた
カモのイラストに和む。

 

 

 

 
 
 
 
 
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ようやく福岡市美術館の入り口へ。

 

 

 

 
 
 
赤と黒の格子模様の階段が
なんだかモダンで目を惹く。

ここには屋外にいくつか

現代アートが飾られていて。

 

 

 

 
 
 
アンソニー・カロ
『驚きの平面』
 

 

 

 
 
 
草間彌生
『南瓜』
 

 

 

 
 
エミリオ・グレコ
『スケートをする女 No.2』

 

 

 
 
 
堀内正和
『三本の直方体 A』
私は結構これが
いいなと思って眺めてた。
 

 

 

 

 

 

木村克

『エーゲ海に捧ぐ』

まるで人魚姫のような

シルエットだ。

 

 

 

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屋外だけで見所があって

なかなか建物の中に入れない。笑

 

 

 

こういう現代アートや彫刻を

素通りする人がいるけど

私は1点ずつ眺めて

どうしても時間がかかってしまう。

 

 

 

ようやく、ようやく中へ。

 

 

 

 

 
 
 
『ADAPTATION-KYNE』展。
 

 

 

 
 
 
KYNE(キネ)は1988年生まれ、
福岡を拠点とするアーティスト。
 
 
 
大学時代は日本画を学び、
2006年頃から制作開始、
2010年頃から徐々に
人気を集めていった。
 
 
Casa Brutusの表紙で
この方のイラストを
目にしたことがあるひとは
結構多いんじゃないかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 

何か内に意思を秘めていそうな

キリッとした目元の美人画。

 

 

 

 

 

 

 

 

すっきりと、シンプルで

しなやかで、美しい。
 
 
 

そう、「可愛い」というよりも、

「美しい」という表現が似合う。

 

 

 

 

 

 
 
 
企画展の題名の
『ADAPTATION』とは
”生物が環境に適応するために
変化することをさす言葉“らしい。
 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
写真不可のエリアだたったけれど
普通の紙に鉛筆やマジック?で
ラフに描かれた下書きなども
たくさん展示されていて、
そういうのを見ると
自分も無性に絵を描きたくなる。
 
 
 
完成された絵ももちろん
素晴らしいのだけれど、
まだ完成する前の
線画を見るのが私は好き。

 

 

 

 

 

 

 
 
 
KYNEは子供の頃、
街中のあちこちで見かける
誰が描いたか分からない
グラフィティを見るのが
好きだったのだという。
 
 
 
作者の絵のどこかに
子供の頃に夢中になった原体験が

混ざり合っているのかもしれない。

 

 

 

 

 

 
 
 
KYNEの描く女性は
あまり感情を顔に出さず、
クールな表情のものが多い。
雑誌のモデルをイメージ
しているような印象を受ける。

 

 

 

 
 
 
でもごくごくたまに
口元が微かに
微笑んでいる絵もあるんだな。
ずっと眺めてて気づいた。
 

 

 

 
 
 
少し憂いを帯びてるような、
でもほんのわずかに
微笑んでいるような
そんな表情を私も描きたい。
 
 

 

 
 
 
 
 
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展示の最後にグッズコーナーへ。

ネオンの演出がいい感じ。

 

 

 

 

 

 
 
 
通りもんとコラボしてた。
ちょっと雰囲気変わる。

 

 

 

 
 
 
 
グッズの種類は決して多くないけど
一つ一つが欲しくなるデザインで
めちゃくちゃ買うのを迷うの巻。
 

 

 

 
 
 
ステッカーセットが欲しすぎた…
(でも使うの勿体無くて
絶対使えないと思って我慢)

 

 

 

 
 
 
リングノートや付箋も
単色づかいでおしゃれ。

 

 

 

 
 
 
でもやっぱポスターが欲しい!
家に飾りたい!と思って
左側のAを買うことに。
 
 
 

美術展に行くことはよくあるけど

大抵ポストカードで満足しているので

ポスターを買い込むなんて

私にしてはかなり大胆だ。

 

 

 

 
 
 
そしてクリアファイルも。
デザインがやっぱりいい。
 

 

 

 
 
 
ショッパーも可愛すぎた。
捨てずにとっておこう。

 

 

 

 
 
 
おわり
 
 
 
 
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