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九州国立博物館で開催中の

『長沢芦雪』展へ先週行ってきた。

 

 

 

 

 

 

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今回も始まりは

腹ごしらえから。

 

 

 

友人と天神集合だったので

さくっとラーメンでも食べようと

選んだ行き先は「大重食堂」。

 

 

 

 

 

 

西鉄の天神駅から徒歩圏内

雑居ビルの1Fに発見。

壁面が薄いグリーンをしていて

ラーメン屋ぽくないカラーリングなのが

私としては結構好みだ。

 

 

中はカウンター7席と、

奥に4人用のテーブル席。
コンパクトな店構えだけど

この店には一風変わった

仕掛けがあって…

 

 

 

 
 
 
カウンターは畳、
お水は固定のやかんから、
そしてラーメンのスープは
フラスコで出汁をとるという
なんとも斬新なスタイル!
 
 

 

 
 
 
こんなかんじで各席にやかんが置かれ、
手前に傾けて水を注ぐのだ。
うっかり傾けすぎると
ちょっとこぼしそうになるから
ドジっ子は要注意だ。笑
 

 

 

 
 
 
お箸やレンゲは
手前の引き出しから。

 

 

 

 
 
 
そしてカウンターの目の前のフラスコ。
上のところにカツオぶしとか
出汁をとるものがいれられ、
熱でフラスコが温まってどんどんと
変化していく様が眺められる。
 
 
 
 
 
 
なんともエンタメ感ある
ラーメン屋さんである。
そして肝心のラーメンはと言うと…
 

 

 

 
 
 
見よ、この透き通ったスープ!
お出汁にしっかり味が染みていて
するすると喉越しよく食べられる。
 
 
あっさりとした見た目で
食べ始める前は
物足りないかなと思ったけど

一杯食べ切るとちょうどいい満足感。

 
 
ラーメンって最初の一口は
抜群に美味しくても、
コッテリ系の味付けだと
食べ終わるときにはうんざりしちゃう
ことがたまにあるものだが、
最初から最後まで
美味しく堪能できるラーメンだった。
 
 
 

 

 

 

 
 
 
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さて、お腹も満たされたところで

太宰府に向かって出発だ。

 

 

 

 
 
 

西鉄の天神駅から

二日市で乗り換えて

電車で向かうこと30分。

太宰府駅へ到着。

 

 

 

 
 
 
西鉄の太宰府駅は
駅のホームや外観が
街の雰囲気に合わせて
凝っている。
 

 

 

 
 
 
太宰府駅から
太宰府天満宮までは
参道を通れば一直線
(めちゃくちゃ近い)。
 
 
 
訪れたこの日は気持ちの良い快晴で
5月並みに気温がぽかぽかと暖かく、
お散歩するのに最適な週末。
大いに観光客で賑わっていた。

 

 

 

 
 
 
突き当たりの鳥居を
左に曲がって…

 

 

 

 
 
 
池を横目に
橋を渡って…
 

 

 

 

 

 
 
 
朱色が豪華絢爛な
大きな門を入っていくと…

 

 

 

 
 
 
中央にあるのが
仮本殿である。
 
 
 
福岡の太宰府天満宮は
菅原道真公を祀った神社であり
その道真公が薨去してから
1125年となる2027年にむけて
御本殿を大改修中なのである。
 
 
 
公式サイトの写真が
ものすごく静謐で美しいので
リンクを貼っておく。
 
 
 

 

仮本殿の雰囲気すごくいいなぁとおもう。
 
 
 
屋根の上に自然の野山をまるごと
持ってきたような森を感じさせるデザイン。
周りの山々との景色にも調和している。
設計は藤本荘介氏で
直島でパビリオンを手がけていた方だ。
 

 

 

 
 
 
 
仮本殿でお参りをしたあと、
ようやく本来の目的地である
九州国立博物館へ。
 
 

 

 

 
 
 
 
太宰府天満宮から少し離れたところに
博物館へとつながる
エスカレーターの入り口がある。
芦雪の牛の絵の目元が
ポスターに採用されていて
じろりと観光客を品定めしているよう。
演出が面白い。
 
 

 

 

 
 
 
博物館は山の天辺!
(なぜそんなところへ作ったのか…)
 
 
長い長いエレベーターの
トンネルを抜けると…
 
 

 

 

 

 
 
 
まるで宇宙ステーションかのような
近未来的な九州国立博物館が
そこにどーんと構えているのでした。
鏡のようなガラスの壁面。
 

 

 

 
 
 
近くでは桜の花が綻び始めていて
春の訪れを告げている。
 

 

 

 
 
 
入り口へ向かう三角形の廊下。
斜めの柱がかっこいい。

 

 

 
 
 
入り口に龍のステッカー、
これは「芦雪」展開催中の
いまだけの装飾なのかな?

 

 

 

 
 
 
木をふんだんに使った
天井の曲線がすごい。

空港か?というくらい

広々と贅沢な空間デザイン。

国立ってすごいな〜って

思いながら天を仰ぐ。

 

 

 

 
 
 
そうそう
今日の目的はこの企画展だった。
 

 

 

 
 
 
長沢芦雪は18世紀後半に
京都で活躍をした画家で
円山応挙の弟子にあたる人物。
 
 
 
特に襖や屏風に描かれた
虎や龍の絵はダイナミックで
自由に生き生きとした
筆使いが魅力的な作風である。
 
 
かとおもえば
美人画を描くときは
とても繊細な筆を使って
髪の毛1本1本を本物のように
写実的に描いたり…。
 
 
 
縦横無尽な画家の才能が
紙の上の絵から浮かび上がって
みているだけで楽しい企画展だった。
 
 

 

 
 
 
▽公式サイトはこちら
 

 

 

 

ところで国立博物館って

真面目な印象だったけれど

宣伝用のポスターを見かけたら

なんともユーモア溢れるコピーで

思わず写真に撮ってしまった。

 

 

 

 

 
 
 
この広告考えた人、
採用されたとき嬉しかっただろうな。
こういう遊び心、大好きだ。笑
 
 

 

 

 
 
 
「芦雪」の企画展のあと
博物館の常設展も見たせいで
めいっぱい歩き疲れた…
(こっちは記事に書くのは断念)
 
 
 

 

 
 
 
建物を出てもとの場所に戻る頃には
すっかり日差しが夕方に…
人もだいぶまばらになった。
そのくらいの人口密度が
本当はちょうどいいなって。

 

 

 
 
 
今回は参道は通り過ぎるだけで
食べ歩きもしなかったけれど
またあらためて遊びにきたい場所だと思った、
太宰府天満宮。
 
 
 
 
 
 

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おまけ

 

 

 

▽帰り道にこんなのを見つけてしまった、

喬太郎師匠が福岡に!…行きたい!

 

 

 

 
 
 
 
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