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1月に行ってきた
旅行のキロク。
行き先は佐賀の嬉野温泉と
長崎の波佐見町。
佐賀は昔、武雄図書館に行ったり
バルーンフェスタを見に行ったり、
有田焼を見にいったりと
何度か旅行をしているけれど
嬉野温泉に降り立つのは初めて。
長崎の波佐見町も
佐賀の有田に行ったついでに
ちらっと寄ったことがあるけど
ちゃんと観光するのは今回が初めて。
まったくの初めての場所に
訪れる旅行は久しぶりかもしれない。
「初めて訪れる」というのは
もう、それだけでワクワクする
▽集合場所はJR嬉野温泉駅。
博多駅からだと、
JRの特急リレーかもめで約1時間、
武雄温泉で新幹線に乗り換え5分、
だいたい1時間半くらい。
▽駅の中に巨大なランタンアート作品
まずはご当地の名物を食べたいと
嬉野温泉中心部にある
湯豆腐のお店
「湯どうふ宗庵 よこ長」へ。
開店前に到着し、
しばしお店が開くのを待つ。
嬉野温泉という場所は、
日本三大「美肌の湯」の温泉地であり
お茶や湯豆腐が有名な地域。
なかでも「湯どうふ宗庵 よこ長」は
「温泉湯豆腐」発祥のお店
なんと「美味しんぼ」39巻でも
紹介されている(レジに飾ってる)
期待を膨らませて、
魚ちり湯どうふに小鉢のついた
「特選湯どうふ定食」を注文。
これは美味しそう…
お豆腐が濃厚で柔らかく、
なにもつけずに食べても美味しい。
鍋で温めているとそのうち
湯汁に豆腐の旨みが溶け出して
次第に白濁していくのが特徴。
あ〜あったまる〜
食べ終わってお店を出ると
外には順番待ちのお客さん。
ほっこりする優しい味が
寒い冬にはたまらないなぁ。
▽つづいて長崎の波佐見町へ
お腹を満たした後は
ちょっと県をまたいで長崎へ
嬉野温泉は佐賀と長崎の県境にあり
焼き物で有名な波佐見町は
車で15分くらいの距離なのだ。
焼き物好きとしては
行くっきゃない!と
まず最初に向かった先は
西の原(旧福幸製陶所)。
ここはもともと江戸時代から続く
福幸製陶所があった場所で、
いまはカフェや雑貨屋さんの
集合体になっている。
敷地に入っていくと
ゆるやかな坂に沿って
ショップが点在。
まるで小さな集落みたいで
歩いて回るのが楽しい。
▽南創庫
長崎の作家さんの焼き物を
取り揃えたおしゃれなお店。
▽HANAわくすい
衣食住に関する生活雑貨を
こだわりを持ってセレクトしたお店。
▽グロッサリーMORISUKE
輸入食品を扱うミニショップ。
建物の壁面に塗られた、
淡いグリーンブルーの色が
外国のショップみたいでとても素敵。
西の原を見て回った後
ほかにもいろいろ行ってみようと
波佐見町にある焼き物を扱う
お店をあちこちまわる。
▽OYANE(おーやね)
その名の通り「大きな屋根」が目印。
1Fはギャラリースペース、
地下は窯蔵になっていて
所狭しと焼き物が売られている。
建物入り口の地面は
よく見たら焼き物のかけらで
出来上がっている。
美しい白と藍色の配色。
▽HIROPPA(ヒロッパ)
波佐見焼といえば、
MARUHIROのマグカップを
思い浮かべる人も多いんじゃないだろうか。
(中川政七商店でも取り扱っている)
そのMARUHIROの直営店で
カフェと公園が併設された
多目的なショップが「HIROPPA」だ。
ショップの周りには
南国情緒あふれる木々が植えられ、
賑やかなグラフィティが目を惹く。
建物反対側の公園に向かうと
路上アートのようなグラフィックと
その前にカップ型の椅子がずらり。
フォトジェニックな場所に
記念写真を撮るのも楽しくなる。
ショップ前の公園には芝生が広がり
子供があそべる遊具もちらほら。
いたるところで遊び心がある。
▽駐車場のこんなところも
デザインが凝っていて面白い。
▽白山陶器 本店
おっと忘れちゃいけない、
波佐見といえば、
白山陶器の本店があるんだった!
ここははずせない!
シンプルでありながら
日常に溶け込む、
美しい暮らしの食器。
直営店があるのは
波佐見のここと東京の青山のみ。
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たくさん見て回ったけれど
そして記念になにか買う気満々だったけど
すでにMARUHIROも白山陶器も
自分でお気に入りのコップを持っているので
今回は購入はお見送り。
それでも見比べるだけで楽しい、
焼き物巡りの旅はいい
ドライブの帰りに
ふたたび西の原に寄って、
コーヒー休憩をしに
「イソザキコーヒー」へ。
こちらもなんとも
趣のある建物。
1Fがコーヒーの焙煎販売所、
2Fが喫茶ルーム。
ちょうど夕方の時間に2Fに誰もいなくて
一部屋丸ごとゆったり。
窓際の席に座って、
落ち着くカフェオレ一杯。
窓からは波佐見の街が見える。
夕暮れをゆっくりと眺めて
旅の「余白」を味わう。
こういう時間が贅沢だ。
さて、一日ドライブした後は
お宿についてでもと思ったけれど、
長くなってしまうので
それはまたつぎの記事で。
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▽好きなマグカップについて
あれこれ書いた記事。
MARUHIROも、白山陶器も
私のお気に入りの一つ。