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1月20日、博多阪急で
写真家のハービー山口さんの
トークイベントがあるというので
会社の先輩に誘われて行ってきた。
 

 

 

 

 
 
 
 

恥ずかしながら私は

ハービー・山口さんのことを

詳しく存じ上げていなくて

今回を機に初めて知った。

 

 

 

1950年、東京都生まれ。

大学卒業後から約10年間、

ロンドンで暮らし、

多くの著名人の写真を撮る。

 

 

 

国内に帰ってからも

福山雅治をはじめとする

ミュージシャンとコラボをしたり

ラジオ番組やエッセイなど

写真以外でも多彩な経歴を持つ。

 
 
 
▽公式サイト

 

 

 
 
 
カメラに興味を持ちはじめた
最初のころはニコンを。
ロンドン生活が始まってからは
海外で出会う若者たちが
ライカを使っているのを目にして
自分もライカを買ったのだという。
 
 
 
 
今回の博多阪急の写真展では
ロンドン時代に撮った代表的な作品から、
市井の人々の日常を写した最近の作品まで、
厳選された写真が集められていた。
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
モノクロの写真って
色が限られている分、
何を写したいかが
絞られていていいな。
 
 
 
カラー写真よりも一層
「瞬間を切り取った」感がある。
 
 
 
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写真もよかったけれど
トークイベントもよかった!
 
 
 
開始は14時だというのに、
会場がとっくに満席なので
待ち時間のうちから
マイクを手に話し始めるハービーさん。
 
 
 
 
 
トークイベントは始終撮影OK。
さすがというか集まっているお客さんたちは
みなさん愛用のカメラを持ってきていて
ハービーさんをパシャパシャ。
 
 
 
するとハービーさんは
皆さんの持っているカメラに興味津々で、
どんどん観客に話しかけていく。
それで一気に会場の雰囲気が打ち解けた。
 
 
 
このイベントの主催者側の方々も
トークに巻き込みながら盛り上げていく。
さすがラジオ番組で喋っているだけに
トークが澱みなく惹きつけられる。
 
 

 

 

 

 

ちょうど1月20日は

ハービーさんが74歳となる

誕生日だったようで、

サプライズケーキに

ハッピーパースデーソングで

イベントがなごやかに始まる。

 

 

 

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簡単な自己紹介から、

幼少期に体が弱かったこと、

そのせいで運動はできず、

代わりにカメラに興味を持ったこと。

 

 

 

今まではモノクロ写真だったが

最近カラーの写真を撮るようになり

最新刊はカラー写真集なのだとか。

仰々しく挑戦というよりも

今したいことを楽しんでいる感じがした。

 

 

 

人生には欠かせないものが

4つありますと語るハービーさん。

1つは運動、2つ目は睡眠、

3つ目は栄養、

あと一つはなんだと思いますか?

 

 

 

 

 
 
 
それは「笑顔」です。
ぼくは笑顔を映す写真家に
なりたいと思った、と。
 
 
 
若い頃に出会った一人の女性。
その人がとっさに自分に向けた
一瞬の眼差しが忘れられない。
その瞬間と同じような光景を
いつか撮りたいと思い続けて
写真を続けてきたのかも、という思い。
 
 
 
それから坂本龍一さんの出演する
コンサートに密着撮影したとき、
楽屋を出ていく坂本さんの姿を
見送りながら撮ったという写真。
 
 

 

 
 
 
 
若い頃影響を与えた作品は
植田正治の写真集だったこと。

その植田正治ご本人に

福山雅治氏の仕事の縁で

会えたということなんかも。

 

 

 

いくつもエピソードが飛び出し

それも惜しみなく話してくれるので

時間が経つのがあっという間だった。

あと4時間半しゃべれますよって

ユーモアたっぷりにおっしゃっていた。

 

 

 

 

 

 
 
トークイベントの後、
その場で本を購入した方には
もれなくサインをもらえるというので

思わず買ってしまった。

読むのが楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
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