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年末年始は福岡で、
悠々自適に一人年越しを満喫していたが
今日から3連休は岡山へ帰省。
少し遅れて、家族や友人に会える。



お正月は移動も混雑するし、
出かけられるところも限られる、
まわりも実家に帰るため
友人にも会いにくいし…ということで、
わざと休暇をはずして、
この三連休に帰省することにしたのだ。



初日の6日は
高校時代からの友人と一緒にランチへ。
向かったのは柳川にある
2階建ての「note」というカフェ。






シンプルでこじんまりとした外観が素敵。

11時からと13時からの予約制で、

私たちは13時の回でお食事することに。







中に入ると、

お正月らしいフラワーアレンジが

ぱっと華やかに目を楽しませてくれる。






カウンター席からの店内。

照明やかご、ドライフラワーなど

室内の装飾のひとつひとつがおしゃれで

温かみのある空間。





席に着くと、お水かお白湯、

どちらにします?と尋ねてもらえる。

外で身体が冷えてたので迷わず白湯を。

食事の前にほっこり一息。







「note」は野菜を中心としたカフェ。

みずみずしい葉もの、一口サイズの季節の根菜、

美味しいドレッシングがかけられ、

ワンプレートに盛り付けられている。




男性客なら一瞬でペロリと食べれる量だけど

ちょっとずつ時間をかけて食べる。

女同士、おしゃべりをしながら

のんびりとお腹を満たす。







メインサラダの後は、

ほこほこのご飯と優しい味の酸辣湯。

こういうの、自分でも作れるように

なれたらいいなぁと思うような味!



以上がランチメニューで、

プラス料金で、デザートとドリンクもオーダー。






この日のデザートは

いちじくのテリーヌ型のブラウニー。

添えてあるのは金柑。

そして香りの良いスパイスティー。


 

控えめなサイズ感だけど

しっとりと濃厚で食べ応えあり。

チョコレートの甘さに

スパイスティーの相性もばっちり。







この日たまたまかもしれないけれど、

お店は女性一人で切り盛りされていて

多少時間がかかるものの

丁寧な接客でかえって嬉しかった。




カフェ全体のセンスがよくて素敵な空間。

女友達といくのにぴったり。




ゆったりと食事をしたおかげで

降り出した雨がいつのまにか止み、

雨上がりの街をてくてく。

以前も一度訪れた、

「隠書泊」という古書店へ今回も行く。







いやぁ、前より増して

見つけにくい外観をしている。笑

一瞬閉まってるのかと思った。

開いていてラッキー!





 

一通り棚を眺めて、本の宝探し。

この日も文庫本を2冊ゲット。

一つは佐野洋子さんの『役にたたない日々』、

開高健の『モンゴル大紀行』。







年始に、というか昨日、

開高健の『オーパ!』を読んだばかり、

早くも次の本が見つかるとは!

本の方から現れてくる感じ、ゾクゾクする。




友人とたくさん喋りすぎて、

半日があっというまに過ぎてしまった。

「つぎはいつまた帰ってくるの?」と聞かれ、

なんだか切ない気持ちになった。

「またすぐ帰ってくるさ」って

気軽に言えたらいいのに。

「春くらいかなぁ」って現実の私が答える。




高校からの友人は、同じ大学を出て、

社会人になってから一度疎遠になったけど、

30歳を超えてからふたたび仲良くなった。

私にとって貴重な友人のひとり。



いつも会えるわけじゃないけど、

会える時はいつも笑顔で会いたい。




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夕方17時過ぎに実家に帰る。

博多駅で買ったお土産たち。







左上の龍の箱は「めんべい」という

明太子味のおせんべいの新年限定版。

このお土産がわたしは大好きで

しょっちゅう買ってしまう。




実家の夜ご飯は、

すき焼きに鰤のお刺身と豪勢だった。

父がいそいそと備前焼のグラスを用意するので

今夜はわたしもお酒を嗜む。







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