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先週末はまだ咲き始めた

ばかりだった街中の桜も、

お日様のよく当たる場所に

生えている木から順に

満開に差し掛かろうとしていた。

 

 

 

家から歩いて行ける範囲で

桜を見に行こうと思い

カメラを携えて、

昼過ぎから出かける。

今日は温かい曇り空。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に向かったのは、

幸町の下石井公園、

出石小学校跡地の桜並木。

上の方の枝がまだ咲ききってないかな。

 

 

 

 

 

去年桜を見に行ったのは

4/4の土曜日だった。
この時は快晴で空が青く、
桜の花をいっそう美しく
映えさせていた。
 
 
 


 

 

 

遠くから眺めたり、

近づいてみたり…。

どの花に焦点を当てようか、

レンズ越しに花を眺める。

 

 

 

 

 

曇り空がぼやっとしているせいか

少し物憂げな表情。

ちょっと考え事しているみたいね、

桜は何も言わないけれど。

 

 

 

 

 

 
 
 
 

 

ピンクっぽく見えたり、

白っぽく見えたり。

柔らかそうな花びらが、

ふるふると揺れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

散歩する人、写真を撮るカップル、

遊び、走り回る子供たち、

木陰でお弁当を食べるグループ。

思い思いの週末の過ごし方。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

向こうに見えるのは

西川アイプラザ。

こうして眺めれば、

桜がフレームのよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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街中でもう少し桜を見たいと思い

西川緑道公園沿いを北上する。

 

 

 

 

 

西川緑道公園というのは、

岡山市内のオアシスというか

ちょうどいい感じの

散歩and憩いのスポットである。

 

 

 

 

 

西川用水と枝川用水という

南北に流れる用水の両岸を

散歩ができるように整備された

緑豊かな歩道である。

 

 

 

 

 

幸町から野田屋町方面に

てくてく歩いていくと

ちょうど噴水を過ぎたあたりに

桜の木が植えられたエリアが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここの桜たちは、

いい塩梅に満開だった。

川の上でアーチを作るように

両側から枝を伸ばしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

斜めを見れば岡ビルの看板。

あのレトロな赤いロゴを見ると

大学生のときに珈琲を飲みに

よくこの辺に来てたのを思い出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

水面と桜って、

相性がいいとおもう。

どちらも光が当たって瑞々しい。

街中にも春は溢れている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カメラ片手に歩き回って

お腹がぐーぐー空いたので

前から気になっていた、

街角のカフェに立ち寄ってみる。

 

 

 

 

 

カフェ『STAND』

石関町にもテイクアウトオンリーの

同じ系列の店舗があるけど

こちらはイートインも可能なショップ。

 

 

 

 

 

キーマカレー美味しい‼︎

 

 

 


 

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その後、ふと突然思い立って

岡山シティミュージアムへ。

ちょうど『ムーミンコミックス展』が

3月20日から始まったところだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論から言うと、

期待を裏切らず面白かった。

 

 

 

 

私は、広島県立美術館にて

2014年開催の『トーベ・ヤンソン

生誕100周年記念MOOMIN!展』を

観に行ったことがあるのだけれど

そのときもムーミンの世界を堪能し

物販でグッズを買いまくり、

大満足で帰った記憶がある。

 

 

 

 

 

今回の企画展は、その名が

『…コミックス展』となっているだけあり

英国のイブニング・ニューズ紙で開始し

姉トーベと弟ラルスの二人で制作し続けた

ムーミンの漫画にスポットが当てられている。

 

 

 

 

キャラクターを設定する段階の

ドローイングやスケッチや

鉛筆でざっくりと書き込まれた

漫画のネームなどなど

貴重な資料がたくさん。

 

 

 

 

とくに、展示の後半にある、

ラルス・ヤンソンによる漫画は

日本初公開らしく、見応え十分!

翻訳が部分的にしかないが、

粗筋がわかるように解説がある。

 

 

 


 

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才能ある画家たちも、

鉛筆で何度も描いては消し、

描いては消しを繰り返して

作り上げているんだなぁ。

 

 

 

 

出来上がった絵と線は

一つ一つが丁寧で美しく

怪しげに不気味だったり、

なぜか官能的だったりする。

 

 

 

 

 

キャラクターの表情は

喜怒哀楽だけに止まらず

むすっとしたりのぼせたり

ほんとうにいきいきとして、

味のある作品たちだ。

 

 

 

 

 

 

 

 


思い返せば

ムーミン一家の物語が

自分にとって身近になったのは

中学3年生の時に遡る。




 

 

そのころ私は昼休みになると

友達と図書室に入り浸っていたのだが、

ムーミンコミックス(筑摩書房)に

突然はまり、全作品読破したのだった。


 

 

 

 

 

高校受験に向けて

漫画やゲームは極力我慢していたが

昼休みに読むムーミンは例外で

私にとって束の間の息抜きだった。

 

 

 

 

 

見た目はまるまるして

ユーモラスなのに

漫画の中身は結構シュールで

ピリッと風刺が効いてたりする。

 

 

 

 

 

シンプルでちょっとヘンテコ、

そのバランスが絶妙で、

だからこそこんなにも

長く愛される物語と

デザインなのだろう。

 

 

 

 

ムーミンコミックス展で

買ったグッズたち。

 

 

 

 

 

<限定ポストカード>

この色遣いがいい。

 

 

 

 

 

<限定Book Marker>

プラスチック製の栞。

安くてかわいい!

一つ多めに買って、

友達へのお土産に。

 

 

 

 

個人的に一番「これ欲しい!」と

思ったのは…

 

 

 

 

 

<限定シークレットミニキャンバス>

 

 

 

 

 

ミニチュアのキャンバス!

(イーゼル付き‼︎)

全13種類あるのだが、

中身が見えないように売られており

どれが出るかは運次第。

 

 

 

一番欲しいと思っていた

展覧会メインビジュアルの

黄色い背景のムーミンが出て、

やったーと喜ぶ、ふふふ。

 

 

 

 

 

隣の黒いキャンバスも

ムーミンパパの一コマで

私好みなデザイン。

どちらも当たりだったなぁ。

 

 

 

 

 

以前のムーミン展では

グッズの可愛さに目が眩み

散財しまくって反省したので

今回は欲しいものを絞ってGET。

 

 

 

 

 

シルクスクリーンアート(後ろ)と

リトルミイのぬいぐるみは、

過去のムーミン展から。

 

 

 

 

 

ミィのぬいぐるみは、

その当時の私にしては

大奮発して買ったのだった。

いまだに大事にしているので

買ってよかったグッズの一つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美術展で原画というものを

目にする時、いつも感動する。

ただ可愛いだけじゃない、

奇妙だけれど愛すべき世界。

 

 

 

 

 

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▽岡山シティミュージアムにて

前回行った美術展。

 

 

 

 

 

 

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