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秋のドライブ、
広島との県境、笠岡市へ。

 
 
この時期なので秋桜を見たいと
笠岡ベイファームへ行ったけれど
満開というよりはまばらな咲き具合。
それでも近くでみれば可愛い花よ。
 
 

 
 


(ただいま愛用のカメラを、
お子さんの運動会に臨む
上司に貸しているため
携帯カメラでの撮影です。笑)
 
 
 
秋桜は取り立てて好きな花では
ないのだけど、
道脇に咲いているのも
秋の風情に似合っていて、
そのなんとなく加減が悪くない。
 
 
 
天気が崩れるかと思っていた
週末が、晴れ晴れと秋の空。
なだらかな山の緑が濃くて、
くっきりと自然の輪郭。
 
 
 
 

 
コスモス畑のあとは
ほかに行くあてもなかったのだけど
見つけてしまったのは
『笠岡市立竹喬美術館』。
 
 
 

 
 
ここが本当に良かった。

 
 
小野竹喬(1889〜1979)は、
大正・昭和期の日本画家。
岡山県の笠岡出身で、
ラムネ製造業者の四男として生まれる。
長兄は日本画の小野竹桃。
 

 
 戦後も日本画壇の重鎮として活躍し、
1976年には文化勲章を受章。
14歳から89歳までの75年間で
数多くの作品を残している。


 
 
写真撮影可能な作品 《海》

代表作《仲秋の月》ポストカード


 
山と海、太陽に月、池や木々など、
おもに自然風景を題材にしている。
明るく澄んだ淡い色彩、
優しく柔らかい筆のタッチ。



見たままの景色を写すというより、
画家自身の心の目で
自然の美しさを捉えているような
まるで詩の世界のような作品たち。


 






笠岡市立竹喬美術館は
竹喬の作品を中心に約2800点収蔵。
絵はひとつひとつの作品が大きく、
たっぷりと見応えがある。



公式HPはこちら



ちょうど生誕130年ということで
あますことなく竹喬の作品を紹介する、
「小野竹喬のすべて」展の最中だった。
また、別の機会にも訪れたいな。



秋の休日にふさわしい、
心地よい午後だった。



 



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