頭痛、めまい、倦怠感。
梅雨時、天気が悪い日にはこれらの症状にお悩みの方も多くなります。
台風や前線が近づくと頭痛がする、ぜんそくの発作が起きるなど、
天気に影響されて不調が現れたり慢性病が悪化することを「天気痛」と呼びます。
日本では、推定1000万人以上が「天気痛」だといわれています。
人間には、もともと外界の変化を感じるしくみを持っています。
その敏感さは人によって異なります。
やはり、内耳などの感受性の高い人は「天気痛」になりやすいといえます。
漢方では、古くからこの「天気痛」に気が付いていました。
そしてこの「天気痛」は、「水」を整えることで改善することもわかっています。
「水」を整える漢方薬は「五苓散」です。
「五苓散」は、天気痛に関連するめまい、耳鳴り、吐き気、肩こり、乗り物酔いなどを改善します。
また、「五苓散」は、熱中症、二日酔いの気持ち悪さなども改善します。
漢方薬は、症状がひどくなる前の早め早めの服用が効果的です。
