月経前症候群(PMS)によく使われる漢方薬は、桂枝茯苓丸や桃核承気湯などです。
月経量が多く、冷えや倦怠感がある場合には「桂枝茯苓丸」です。
桂枝茯苓丸は、瘀血を改善し、血の巡りをよくします。
これにより経血量がへり、月経前に感じていた手足の冷えやだるさも改善され、体調も良くなってきます。
便秘やイライラがあるときには「桃核承気湯」です。
月経前はホルモンの影響で便通が悪くなりがちです。
桃核承気湯は、便秘でイライラしていて、吹き出物やむくみなども出てくるような場合に向いています。
桃核承気湯で、気・血の巡りをよくし、便秘も解消して、イライラも改善されます。