何が悪かったか、と、どうすれば良かったか、は違う | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

「あなた今どうして怒られてるか分かる?」


とかね。

親子間でも仕事場でも

聞かれる言葉ではないでしょうか。


これ、言い換えると

「お前が私を怒らせたんだぞ」

になります。


つまり

行動を改善させようとしているのでなく

腹を立てた自分の感情の責任を取れ

と脅迫しているのですよ。


罰を与えたい

罪悪感を持たせたい

が言葉の動機になっています。


「どうすれば良かったと思う?」

と考えさせることは

出てくる言葉によって

何を理解していないかが分かります。


例えば、

トイレから出てきて

手を洗わないで食べ物に触ってしまった子どもに

ガッと怒って

『なんで怒られてるか分かる?」

と言ったとしましょう。


本人は

手を洗わなかったことが悪かったのか

素手で食べ物に触ったのが悪かったのか

分からないことがあります。


素手で食べ物に触ってはいけないのか

といえば

パンや果物など

素手で食べるものもあります。


うっかり手を洗っていなかったことを

忘れていることもあります。


子どもは混乱します。

そして目の前で怒っている人に

何を答えれば正解なのかを考えます。


行動が改善されることはなく

ただ傷つき怯えが残ります。


この場合は

「トイレから出たらまず手を洗おうね」

「食べ物が見えて、

まず食べたくなっちゃった?」

で済む話です。


トイレから出たら手を洗う

が習慣になっていないのか

食べ物に気を取られてしまったのか

理由が分かれば

次にどうすれば良いかが分かります。


汚い手で食べ物に触った!

食べ物が無駄になる!

という怒りや悲しみは親のもので

子どもにぶつけても

新しいものができるわけではありません。


どっちにしたって捨てなければいけないのです。


ちょっとした言葉の選び方で

結果は全然違います。


自分の感情をどうにかさせたいなら

自分の感情を自分で背負っていません。


つまり

他の誰かの感情を背負っています。


これはトラウマなので

きちんと境界線を修復する必要がありますよ。


いつでもご相談くださいね。


カウンセリングご予約はこちら


アドバンスセミナー

チラチラ手が上がっていますよ

お申し込み受付中です