感性と理性と表現と演出と | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

最近フルートを毎日吹いています。

昔は基礎練やエチュード(練習曲)ばかり

ひたすらメトロノームをつけて

カチカチカチカチ練習していました。


でも今はもう

聴く人のために完成度を上げる必要より

自分の内側を探る時間になっています。


細かく言えば

左手の薬指の関節を曲げて

キーから離すのか

関節を伸ばしてキーから離すのか

私はどうしているのか

なんてことを吹きながら探っています。


と同時に今は曲を楽しむことにして

カラオケに合わせて吹いています。


引っ張り出してきたのは

オペラ「サムソンとデリラ」の

有名な歌曲をフルートにアレンジしたもの。


聖書に出てくる物語です。

怪力を誇るサムソンが

敵国の女性デリラに恋をします。


デリラはサムソンの弱点を聞き出そうと

あの手この手を使いますが

サムソンは口を割りません。


ウソを教えては

騙されたデリラが仕掛ける罠を

軽々と破ります。


デリラは泣いて

「あなたは私のことなんか愛していないのよ」

と訴え

とうとうサムソンは

髪を剃ると自分の力が失われることを

教えてしまいます。


デリラは嬉々としてサムソンの髪を剃り

力を失ったサムソンを捉えて目をえぐり

ひたすら重労働をさせます。


年月が経ち敵国の祭りで

見世物として連れ出されたサムソンは

柱に手をかけて祈りました。


時が経って髪がまた生えたサムソンには

怪力が戻っていました。

柱を倒し、立派な建物は崩れ去り

サムソンは多くの敵を道連れに

死んでいったのでした。



若い頃からこの物語を読んでは

なんで弱点を教えちゃうかな

バカだなぁ

と思っていましたが

自分で音をたどる中で

サムソンの想いを感じてしまいました。


命を差し出して

本当に愛していると伝えたのね…

どうなるかわかってて。


これは理論では理解できないことです。


情熱と感情は感性のもので

もちろん芸術は感性だけでなく

理論とテクニックもあるのですが

理論とテクニックに強い私は

あえて感性を解放しています。


そんなわけで今私の脳は感性に傾いていて

理論的に説明したり組み立てるのが

難しくなっております。

(この辺が不器用)


仕事は普通にこなせますけど。

ブログで文章を組み立てたりするのが

おっくうなんですよね笑


そして感性で内側から表現することと

相手がどう受け取るかを計算する演出も

私に取っては使い分けが難しくて。


この辺が未整理なんだなぁ

と自覚したところです。


結構ボリュームのあるお部屋が

片づいてないことに気づいちゃった。

まぁでも表現と演出を使い分けられるまで

変態を極める必要があるかどうかは

また別の話ですよね。


今で充分アーティストやクリエイター相手に

ガッツリ結果出してるしなぁ。


ここに手をつけるには

まず感性を充分起こして

下準備にもう少しかかる感じです。


いやでも感性を理論で説明できないしなぁ。


まぁいいや

しばし浸って遊びます。


あ、カウンセリングは

変わらずスパーンといきますので

ご心配なく。


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