0円で会社を買って
死ぬまで年収1000万円
個人でできる「事業買収」入門
実際に中身を読んでみますと
0円で会社を買うというのは
1円で株式会社を設立できると同じで
ルール上可能だけど、
実際はそうはいかないことがわかります。
私は事業買収に手を出したいのではなく
後継者不足で廃業が迫っている
中小企業の実態を知りたかったのです。
当社には企業様向けのプログラムもあります。
ただ、一口に企業と言っても
それこそ様々ですから
知りうる限りの問題を
視野に入れる必要があるのです。
この本では
中小企業の経営の実態
中小企業の社長の心理
サラリーマンの視野など
私がなかなか直接見ることができない世界を
垣間見ることができて勉強になります。
後継者不足の問題は
後継者がいないことが問題というより
なぜ後継者がいないのか
の方に問題が隠れていますね。
事業買収は甘くないよ。
結局、買収した後に会社を回す
経営手腕が問われるわけですが
この本のターゲットは経営者じゃないので
わかる人にしか見えない溝があります。
うかつに手を出すと溝に落ちます。
隠しているわけじゃなくて
ちゃんと書いてはあるけれど
経験していないと見落とす注意書きがあり
見落として溝に落ちるということです。
あ、世に出てる手軽に手を出せそうな
ハウツー本は、大抵見えない溝があります。
こういう本は著者の思考を読むものなのよ。
この奥村さんという方は
多分私と同じ思考の方向性なので
言葉の後ろ側の情報を拾いやすいです。
専門書は難しくて読みたくないのですが
初心者向けに難しい問題を説明してくれる
こういう本がありがたいです。
専門書は、データを読むのからスタート
初心者向けはデータが示す
大枠を理解するところからスタート
なので、私にちょうど良いのです。
もちろん私は、企業様に対しては
心理からしか提供できるものはありません。
しかし、後継者不足という問題には
多分に心理から来る問題も絡んでおり
表に現れている状態から
心理の問題を拾い集めて事例とするのは
ビジネスに心理を応用するための基本です。
同時に、後継者がいる場合でも
継承というのは難しく
いろいろな問題があります。
つまり、今いる経営者の心理的問題が
後継者を得られない原因だったり
後継者を得ても問題が起きる原因となります。
（もちろん地理的条件など
経営者の問題でない場合もあります。
それは当社の管轄外です）
そういうのに対応できるためには
勉強しなきゃいけないわけですよ。
新しいスキルを生み出す必要はなく
今あるスキルをどう転用するかですけど。
RCメソッドは何にでも応用が利きます。
ただ、応用するにもスキルがいります。
私の事業を継承してくれる人もほしいわね。
分業が必要そうですけどね。
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