時間にしかできない仕事がある | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

スピード重視の世の中。

私も、無駄は嫌いですが
時間をかけるしかないことも
たくさんあります。

時々クライアントさんに
「万紀子さん!
時限爆弾仕掛けたの?」
と言われます。

カウンセリングを受けて
しばらくしてから
どかーんと
悟りの境地に達することが
あるんですね。

カウンセリングのときに
ちょっとがんこだったり
時間がないときに
ちょっと先まで手を入れておいて
後は時間に任せる
ということをやります。

食べものを噛んでいる間は
どうしても栄養はまだ
体に取り込めません。
飲み込んで然るべき器官に
到達するまでは
栄養は取り込めないのです。

学びもそうです。
頭で理解してからも
腹まで落ちるのに時間がかかります。

心の傷もそうなのです。

傷ついたその瞬間は
炎症状態だったり
出血していたり
それをその瞬間に治すことは
実はできません。

カウンセリングでは
過去の傷を扱うのを得意としています。
骨折して変な風についちゃった骨を
まっすぐにするというような。

傷ついてすぐの場合は
変なつき方をしないように
化膿しないように
応急処置や手当てをします。

治るのは時間がかかります。
本人の自己治癒力によってしか
治せないのです。

痕が残らないように
後遺症が残らないように
カウンセリングができるのは
そういうことです。

痛い。
つらい。

でもそれは
時間が癒すのを待つしかなくて。
同時にそれは
人が成熟する時間でもあります。

人は待つことによって磨かれます。

即効性の行動力やパワーも魅力ですが
深みは時間がかかるもの。

どうしてそんな仕組みなのか
わからないんですけれどね。