体重計の針が振れている間に降りてしまう | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

ダイエットがうまくいかない状態。
それは
自分の現状を把握できない状態です。

以前、太っていることを気にしている方が
体重計の針が振れている間に体重計から降りてしまう
とおっしゃっていました。
自分の体重をはっきり見れないのです。

じゃあ何のために体重計に乗るんだろう
と疑問に思ったことは口にしませんでした。
今なら、それでも体重計に乗る心理もわかります。

さて、
どうして自分の体重を直視できないのか。

それは、外見、体重が自分の価値と癒着しているからです。
「太っている自分」は価値がないと思うので
体重を知ることが価値の低い自分を
直視してしまうことになるのです。

でも現実は、自分の状態を直視しなければ
欠点を直すことができませんよね。

最近、あるクライアントさんが
ご自分の存在そのものを肯定することができました。
「私なんて生きている価値がない」
と、ずっと思っていらっしゃいました。
その根を掘り出して捨てて、次のカウンセリングのとき。

日常で感じた変化を教えていただくのですが
「以前は、私の脚は太い、としか思っていなかったけど
鏡を見て、ここをもう少し締めたら
ラインがキレイになるな、と思って
歩き方を工夫するようにしてるんです」
と、ご自分の体の認識の仕方が変わったことを
教えてくださいました。

太い太い、ああ見たくない
と思っていたところから
もう少しここを締めればもっとキレイなラインになるね
に変化したのです。

(しかも、そのクライアントさんは
実際よりずっと太っていると思い込んでいました)

実は、自分の体型を変えたり
習慣を変えたりするために
自己肯定感が高いことが欠かせません。

一見関係なさそうというかむしろ
体型が美しくなれば自己肯定感がUPしそうですよね。
しかし実際は逆なのです。
心から自分には価値があると認めて
自分を大事に扱うようになると
美しくなっていくのです。

そのため、私はカウンセリングで
命の価値を行動や見た目の価値と分けて
徹底的に存在そのものを尊ぶように働きかけます。

それができると、改善していきます。

ダイエットしたいけれど
失敗、リバウンドを繰り返している方は
キレイになって自己肯定しようとするのでなく
まず自己肯定すると
キレイになるための努力がしやすくなります。

あ、思い込もうと思ってもできませんから。
ちゃんと腹まで落とさないと。
そこはプロに頼ってくださいね。