職に貴賎はない | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

職に貴賎はない
という言葉は、
職業の種類に尊いも卑しいもない
という意味で使われます。

どんな仕事もなくてはならず
尊いものだ、と。

しかし今回は
職業で人の貴賎は決まらない
という意味で使おうと思います。

食肉用家畜をいじめ殺すファームもあれば
これから殺す1匹1匹を尊ぶ屠殺場の職人さんもいます。

人の命を救うために全力を尽くすお医者さんもいれば
救える命も見殺しにするお医者さんもいます。

お金をもらえることがすべて仕事とするなら
ない方が良い職業もありますが
どんな仕事をしているか
ということは、その人の人格を
評価するのに関係ありません。

DVをする人が見つからない職業は
ありません。

教師、医者、弁護士、キリスト教の牧師も。

だからと言って
実際に被害にあったことのない人が
目の前の人をいちいち疑うことは勧めません。

そういう気持ちでいると
そういう人を呼んでしまいますよ。

でも
ご主人が「立派な」職業で
お前が悪い、お前が悪い
と暴力を受けている方がいるなら

職業は関係ありませんから!

どんな職業についていようと
暴力を振るう側が悪いのです。

このブログにこられる検索ワードには
けっこうDV、モラハラが入っています。
そしてそれに「キリスト教」「牧師」
という言葉もくっついていますよ。

私が牧師の奥さんなので
牧師の奥さんがDVを受けているとしたら
それは大変だろうと容易に想像できます。

牧師の妻ということは
ほとんどの場合クリスチャンですよ。
神様に命救われて恩を感じているけれど
夫は、神様を礼拝する教会の方々を
牧しているわけです。
その夫である牧師がDVを。
そんなことを公にすれば
命の恩人の神様の名に傷がつきます。
そしてね。
牧師は神が選んで立てたのだから
重んじて従うべきと教えられます。
(私もそこは反対しません)
教会員も、そうして牧師を立てます。
(そうじゃないところもあって
それはそれで問題)

ついでに、牧師の奥さんて
給料は払われないことが多いけれど
教会のためにたくさん働きます。
(私はそうでもないですテヘペロ)

つまり
教会外につながりを持つこと自体が難しいのです。

なにこの絶望的な状況。

むしろDVが発覚しにくいですね。
はぁ泣けます。

キリスト教の教職者夫人は
お金なんて考える前に相談ください。
神様との関係をまず回復しましょう。
神様に愛されていない、
そう考えてしまうとしたらそれは重い病です。

なんで神様との関係が先なの?
と思われるでしょうね。
それについてはまたそのうち。
キリスト教ではない方々も読んでおられるブログですから、
内輪な価値観はあまり出しません。

ちょっとキリスト教の内部事情を
さらす内容になってしまいましたが

立派な牧師もたくさんいますよ。
そこは強調しておきます。

そんなわけで
どんな職業だろうとDVをする奴はいます。
このブログを読んでくださる方が
もし、DVを受けていると相談されることがあったら
その言葉をまず信じてあげてくださいね。





1月8~11日は札幌にて
カウンセリングとボディメイクを
いたします。