男性が悪気なく女性を傷つけていること | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

前回
という記事で、
女性が男性に対して関わるときに
北風と太陽の話しを出しました。

この話しの作者は男性なのですよ。
だから、男性目線で話しを作っています。
残念ながら、女性に関わるときには参考にできません。

男性は、境界線がはっきりしていて
境界線を守ってあげるのが
男性にとって心地よい関わり方です。

女性は、境界線が曖昧で
積極的に寄ってきてもらうことが
心地よいのです。
境界線を尊重する男性に淋しさを感じてしまいます。

まぁ…そこに罠があってですね。
関わってもらうことが嬉しいので
束縛系男子がちょっとステキに見えちゃって
DVのループにはまりやすかったりするので
ご注意ください。

男性は、愛する女性に
積極的に寄って行きましょう。
近づいて、あれこれそばにいるのが
女性は嬉しいのです。

でもね。
男性が愛情表現でちょっとからかうのが
女性にとっては大NG。
特に体の特徴についてからかうのはダメ、絶対。

男性にとってはそんなつもりないのですが
女性は減点された、と感じて傷つきます。

ちょっと太ったね
腹肉ぽよん
二の腕タプ
ひんぬー
などなどはダメ、NG。
触り心地が良いなんて思って
かわいいからちょっとからかったつもりが
大きく女性を傷つけていたりしますよ。

男性は基本的に
女性に変化を望まないので、
つきあった、あるいは結婚した時の状態で
「それでいい」という前提があります。
多少ぽちゃでも
それでいいと思って結婚したのだから、
という気持ちが後ろにあっての
からかいなのです。

しかし女性にとっては、それは否定に感じます。

あ、すみません私は例外。平気です。
常々、私は女性じゃないので
と言っている部分はここなのです。
私は境界線がはっきりしていて
事実は事実として受け止めるので男性的なのです。

ガサツさや気の強さは男性の特徴ではありません。
私男っぽいからさ!
という女性のほとんどは、むしろ女性らしい。
境界線にすぐ踏み込んでくるから。

それました。

そういうわけで、
女性にはむしろそばに寄って行って
あれこれ関わることが
愛だと感じてもらえることなのです。
からかうのはダメだけど。

男性にとっては、されたら嫌なことが
女性にとっては嬉しく
女性にとっては、されたら淋しいことが
男性にとってはホッとするのです。

こんがらがってしまいますね。

これは文化の違いです。

例えば日本では
子どもの頭を撫でるのは
スキンシップであり、良いことですね。

しかし、タイやインドネシアなどでは
頭に触ることはとても失礼なこととされています。

旅行先でかわいいね、と思って
子どもの頭をなでたのに
親が怒り出したとき

日本では良い意味なんだから良いだろう!
と、日本の文化を押し通しますか?
タイの人が頭を触られるのを嫌がるのは
わがままでしょうか。甘えでしょうか。

相手の文化を知らずに失礼をしたら
まずは
知らずにごめんなさい、
と謝らないでしょうか。

男女の間でも
これくらい文化が違います。

日本人がタイで人の頭に触るような失礼を
男性が女性に対して、女性が男性に対して
知らずにしていることが結構ありますよ
とお伝えしてきました。

ええ?
そんなことで?

と思うようなことで
傷つけていたり
信頼を失っていたりします。

文化の違いなのです。

逆に言えば
相手は傷つけようと思っていないことも
多いのです。

わかってはいても。
タイの人が、日本人が頭に触るのは悪気がない
とわかっていたとしても
やはり頭に触られたら嫌でしょうね。

お互いの文化を知り、尊重する。
男女間でそれができれば
世界平和の第一歩です。

男と女のテーマは関心が高いようですね。
アクセス数が今までの10倍でキープしています。

男女は少し休んで
次回から、死について
少し書いていきたいと思います。