電車の乗り方 | 猫神教徒の日常

猫神教徒の日常

猫を愛しております。深く深く愛しております。
猫のために働いておりますが
日々ニンゲンってやつは、と
いろんな事例と取り組んでおります。真摯に。
なんつってなんでも見方によっては
とっても面白い。面白い日常を脈絡なく綴ります。

齢六十を過ぎて

今まで通った事のない

下り方面の電車に乗り

通勤している

空いてるだろう

と思っていたら

下り方面には

高校がたくさんあるのだった。

今時の高校生

というのは

大きなリュックが

主流なのね。

私の行ってた高校は

都会の女子校で

皮の学生鞄と

それに入らなければ

学校指定の補助バッグ

更にそれに入らなかったら

風呂敷に包んで来い

という昭和どころか

明治大正ではないのか

という学校だった。

大して頭も良くないのに

規律ばかり厳しくて

これに関しては

別で特集したいほどである。

今日はそんな事ではなく。

行きはデカい荷物の

学生さんたちが

わんさか乗っているけれど

帰りの上り電車は

ガラガラで座って帰れる。




もうすぐ1ヶ月

新しい職場にも

だいーぶ慣れてきて

通勤にも慣れた。

帰りの電車は座れるので

25分ほど座っている。

慣れてくると

眠くなる。

昨日はとうとう

うとうとしてしまい

危うく乗り越ししそうになった。

乗り越し

という言葉がコワイ。

筒井康隆先生の

乗越駅の刑罰

という傑作短編があり

かなりホラーな展開で。。。

筒井康隆のホラー短編は

後味の悪い不快感が

根太く残る傑作ばかりではあるのだけど

中でも日常にありそうな

こういう場面を描かせたら

並ぶものはないのではないか。

置いといて。

は、と目が覚めて

自宅の駅で降りた。

はて、今日は

息子が家にいて

夕飯を作らなければ

ならぬ日だな

と頭にあったので

駅前のスーパーに寄った。

まだ眠くて

あたまの芯の方が

重い感じであった。

買い物かごを下げて

気づいたら

ぼーっとしたまま

店内をぐるーっと

回っていた。

むむむ。

寝ぼけておるのか。

たかだか20分ほどウトウト

しただけだったのだけど

各駅で覚醒し

寝てはいかんと思っていて

睡魔と戦っていたので

熟睡したわけでもなく

ただやたらに眠たかった。

息子にLINEをして

ごはんは何が良いのか

聞いてみたけれど

なにかな

とひと言ありそのまんま

私もただやたらに

ぐるぐると

大して広くもない

スーパーを徘徊し続けるも

食欲を睡眠欲に持って行かれて

何も思いつかず

牛乳は物価高騰で

買うのをやめたし

卵も同じく1日1個

お弁当に入れるのが

せいいっぱい。。

え、あ

たまごコーナーに

1パック198円の札を見つけた

が、棚は空っぽだった。

普段このスーパーでは

卵は248円が底値である。

それを考えたらあーた

198円は破格じゃあないのっ

と確かここを通るのは

もう3回目で

最初っからここに来てたら

まだあったかも。。。

とどこにぶつけていいのか

わからない憤りを。。。

いや、そんな事より

今日の夕飯だ。

4巡目に差し掛かった頃

ようやく冷蔵庫に

サルサソースが残っている

事を思い出し

なんとかタコライス作成の

目処をつける事ができた。

ここに至るまで30分。

電車を降りてから

30分も朦朧とスーパーを

徘徊しておったのだ。

アタシの30分

返してぇ〜〜〜


誰のせいでも

ないんだけど、ね。

帰りの電車で

寝ないように

何かしようかなぁ、ね。